貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

誘拐事件

2006-06-27 23:37:06 | 想い出話
未明にとびこんできた東京の「誘拐事件」。
今回の事件に関するコメントは控えますが、ふと昔の映画「天国と地獄」を思い出しました。
昭和38年公開ですから、私が観たのはリバイバル(確か神戸時代)上映のでしょう。
その後テレビでも放映されたかな?

犯人からの指示で、身代金を持って乗り込んだ「特急こだま」にどうやって連絡を取り、
どんな方法で誘拐犯に引き渡すのか?
ビジネス特急ともいわれた「こだま」の一等展望車(クロ151)には電話がついていた、
窓が開かない151系電車でもたった1ヵ所だけ開くところ(洗面所だったか)があり、
その10センチほどの隙間から身代金を入れたカバンを投げ落とす、

というのがタネあかし。

丘の上のエアコンのある豪邸に住む三船敏郎と、西日の当たる安アパートに住む山崎努、
二人の対比(今でいう格差)がなんともいえない「やりきれなさ」を残す映画でした。

 ※特急こだまは、昭和33年(1958)11月運転開始。
  東京~大阪を6時間50分で結ぶ初の電車特急でした。
  それまでの電車のイメージを塗り替えた斬新なスタイルは、
  その後の「特急電車」全盛時代を予感させました。
  残念ながら(もちろん)乗ったことはありません。
  大阪駅で見たことはありますが、高嶺の花…

ちなみに、「高根の花」が正しいと習ったはずですが、変換すると上のように「高嶺…」
「根」は根雪が残るほどの高い山の例えから、だったと憶えていますが…