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「杉原千畝記念館」 すごい話で、ホント感動しました!

2010年06月11日 | 感動

 いつもありがとうございます。toshi です。

 昨日の午後、杉原千畝さんの記念館に行ってきました。

 写真は、そこで写した杉原千畝さんの胸像ですが、携帯カメラだったことと逆光で画面が良く分からないまま写したので、見にくい写真となりました。本当は、背景に記念館を入れたかったのですが、まったく写ってませんね。(笑)

 杉原千畝さんのことはご存じの方も多いと思いますが、私は残念ながら新聞報道程度の表面的なことしか知りませんでした。勿論、記念館の存在は知ってはいましたが、訪ねたのは昨日が初めてでした。車で30分程で行けちゃうのに・・・。

 ところが、今回はちょっと縁があって、急きょあっさりと行ってきました。(笑) やはり30分ちょっとで行けましたね。ほんとに近いんですよ、この記念館・・・。

 杉原千畝さんのことは、この記念館のホームページですごく分かり易く紹介されていますので、是非訪問してくださいね。

  http://www.town.yaotsu.lg.jp/sugiharatiune/index.html

 この記念館を一通り見て一番感動したこと・・・。

 それは、杉原さんの名が今日のように日本中、いや世界中に知れ渡るようになったのは、本国の許可が出ないまま日本通過のビザをユダヤ難民に発給し続けた外交官、杉原千畝さんを命の恩人と慕う多くのユダヤ人の働きかけがあったから・・・ということでした。

 しかもそれは、ビザ発給が行われた直後とか数年後に…というものではないんですね。

 杉原さんの行為が人道的に素晴らしいと世界中から賞賛されるようになった、つまり、杉原さんの存在が知られるようになったのは、ビザ発給の、何と28年後のことだったんです。

 その間、命を助けられたユダヤ人の多くの人たちが、「命のビザ」 を発給した日本の外交官を探し続けたことになります。これって、凄い話ですよね。28年間ですからね。

 私は、この28年間も探し続けた命の恩人を思うその気持ちの大きさ、深さに、ものすごい感動を覚えました。この気持ちは並みじゃない・・・。

 

 ビザ発給当時の杉原さんは40歳。

 探し続けたユダヤ人代表者が杉原さんを訪ねてきた時が68歳。

 本国の許可がないまま続けたビザの発給は、当然違反業務外交官としての将来を考えたら、とてもできないこと・・・。杉原千畝さんは、そのことを知りながら、6,000人とも言われる多くのユダヤ難民の命を救うためにビザを発給したのでした。

 この自分を捨てた人道的な行為が、28年経ってやっと知られることになったんです。杉原さんが悩んだ末行った行為に対して、28年間もそのことに対する感謝の気持ちを忘れず、見つかるまでずっと探し続けた人たちがいたお陰で、杉原さんの尊い行為が報われたんですね。

 この時の杉原さんの気持ち、そして苦楽を共にされて来られた奥様の気持ち、これらは私ではとても想像できません。

 

 この事実を知って改めて思ったことは、やはり私達は、何もかも自分の力によって今日の生活があると思いがちですが、どっこいそんなことはないということですね。

 杉原さんのお話にあるように、やっぱり、周りから応援してくださる人がいて、今の自分があるんだなぁ。今の自分は、多くの人たちのお陰なんだなぁ~って。そんなことを改めて思いました。

 

 杉原さんが信条にしていたということで紹介されていたのが以下の3行でした。厳しかった父親から受け継がれた?もののようでしたが、展示物から書き写してきましたのでご紹介させていただきます。

 自治三訣

    人のお世話にならぬよう

    人のお世話をするよう

    そして報いを求めぬよう

 

 最後の一行など、まさに杉原さんの生き方そのものですよね。

 6,000人もの人の命を救いながら、それが報われたのは28年間もの長い間探し続けたユダヤ人の働きがあったお陰ですからね。

 この人道的な行為が知れ渡ったのは、ご自分がお話されたからではないですもんね。

 ご自分からは、決して報いは求められなかったんですよ・・・。

 う~ん・・・。

 

 これを書きながら思い出しました。

 そういえば、この事が報じられた新聞の記事、覚えていますね。

 「へぇ~、そんな偉い人がこの近くにいたんだ・・・」 と、そんなことを思ったこと、記憶にあります。確か私が18か19の頃ですね。

 ということは、私が生まれる10年も前のことだったんですね。

 う~ん、やっぱりこの話は、あまりにもすご過ぎます・・・。

 

 またまた長くなりました。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。(tos hi)

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