こんにちは！ 姫路レザー有限会社スタッフです。
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今日は革にオイルを塗りこむマシンをご紹介します。
ロールコーター
ロールコーター
先日アルコベーシックを引き取りに、仕上げの中でも最終の仕上げに協力して頂いている会社へ行きました。
出来上がったアルコベーシックをいつものように確認し、帰ろうかとしていた時でした。
何やら奥で大きな音がしていたので、「あれ何ですか？」と、つい聞いてしまいました。
すると「あれはオイルを入れる機械ですよ。」と仕上げ会社の社長さんが教えてくれました。
「見て行く？」「ハイ！是非！」と、見てきました。
機械の名前はロールコーター、オイルの塗りこみ機です。
二人がかりで、革を１枚１枚手作業により仕事をされていました。
一人は機械の向こう側から革を入れて、もう一人は出てきた革を引き上げ干して行かれます。
向こう側の革を入れて行く仕事をされている方ですが、
１枚１枚ムラにならないようにとか、皺にならないようになど、大変気を使ってされていたように思います。
そこで、もしかして・・・と思い、「アルコモイストもこのマシンを使うのですか？」と聞いてみました。
すると、「当たり前やろ、御社のモイストもこのマシンでたっぷり入れらしてもらってる。」と笑顔でお話しされました。
ついでに「どの革も全部このマシンを使うのですか？」と尋ねてみると、「そんなことはない。基本タンニン系だけや。クロム系には使わない。」と仰いました。
どうやらオイルを塗りこむのは、タンニン系のエイジングが楽しめる素材だけのようです。
なので極端にクロムを抜いて多量のタンニンで再鞣しをした、弊社のアルコタンニンレザーにも使われるんですね。
詳しい事までわからない私にとっては初めての事ばかりで新鮮でした。
アルコモイストもこのマシンで１枚１枚手作業で作って頂いています。
革素材は本当に手作業によるハンドメイドなんですね！
今日は革にオイルを塗りこむロールコーターをご紹介しました。
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