ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

静かで、賑やかな *日々のつれづれ*

2015年07月03日 | Weblog

わたしの家にはテレビがない、という話題になると、

以前は、

「え?そしたら何をしているんですか?」

という感じの反応が多かったのですが、

この頃は、

「ウチもそうしたいんですけど、なかなかできないんですよね~。」

という反応が増えてきました。



とても興味深く感じています。








わたしは、今のところ、パソコンもなく、インターネットの利用もなく、過ごしています。

スマートフォンはありますが、電話やメール、このblogへの投稿以外は使いません。





テレビやネットに触れないのは、それが嫌いというわけではなく、

他にやりたいことがありすぎるのです。

そして、わたしに楽しみをもたらしてくれるものが、既にたくさんあるのです。

これ以上は要らない、という感じ。

今のところ。






「でも、お子さんはテレビを見たがりませんか?」

とも、よく尋ねられます。



息子は、祖父母の家に時々滞在しますが、その時にはテレビをうんと楽しんでいるようです。

自宅では、息子もやはり、やりたいことがたくさんあって、能動的に過ごしています。


「テレビはたまにでいい」

と、息子は言います。

今のところ。








「何も音がないんですか?
音楽は聴きますか?」

この質問もよくいただきます。




以前は聴くことがありました。

ごく静かな音楽が好きでした。


いまは、プレーヤーなどもなく、静かに過ごしています。





でも、本当は、とても豊かな音楽に包まれて暮らしているのです。


それはそれは、賑やか。





鳥のうた

木の葉のうた

風のうた

虫のうた

雨のうた





そして、よ~く耳を澄ませば、

木々のうたも、

星のうたも、

月のうたも、聴こえるような気がします。






大自然の音楽は、同じことは決してないので、飽きることがありません。

音源がいのちそのものですから、どのくらい聴いていても疲れません。

その上、わたしのいのちが共鳴し、よりよいほうへ導かれていくような気がします。





また、これらのものは、最高の絵画でもあり、一度きりの映画でもあります。

森の色も、空の色も、日の光りも、同じことはありません。

そこへ、とても神妙に、二度とない音が添えられます。





美しいものは世界中にあるけど、わたしには、いまあるもので十分。

そう感じています。








年々、ますます野生化していくようなわたしですが・・・

生きている、という揺るぎない感覚、そして、

世界にただ一人のわたしを生きる、という冒険心に、

満ちています。













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