ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

あの丘の向こうには…*日々のつれづれ*

2016年10月01日 | Weblog

物心ついた時からずっと、繰り返し繰り返し、見続けている夢があります。


わたしは、遥かな丘を、見上げている。

わたしは、遥かな丘の、下の方にいる。

わたしは、その丘の向こうへと、行きたい。

強く強く、願っている。

わたしは、その丘のむこうから、やってきたから。


でも、あまりに遥かで、壮大で、美しくて、

ただ、ただ、丘を見上げているばかり。

そこで、夢は終わるのです。



昨日、ちょうど夢の丘のようなところを、歩いてきました。

懐かしく、恋しく。



わたしが憧れる、わたしが帰りたい丘の、その向こうには、なにがあるのでしょう。

わたしは、どうして、その向こうの世界から、こちらへやって来たのでしょう。


少女の頃から、ずっと考えていますが、今も、わかりません。


だからなのかもしれません。

わたしは、何やら不思議な感じのする所に惹かれます。


それは入り口。

不思議の世界への。


絵本や物語も、不思議の世界で満ちていますね。

主人公たちは、いとも簡単に、向こうの世界へと行ってしまう。

そして、かならず、帰ってくる。


いいな、いいな。



わたしも、いつか、あの丘の向こうへと、行くことができるでしょうか。


あの空を、高く、高く。