7/4の子育て支援講演会が無事に終わりました!!
多数のご参加ありがとうございました!
学び多い内容のお話でした!
【テーマ】
「個性的なこども達とのつきあい方について」
講師 家島 厚先生
問題行動への対応として、指導・注意・怒るという方法は何の意味もなく、
こどもの気持ちがますます不安定になり問題行動への強化になる。
怒りやパニック・泣きの対応は、何故・・そうなるのかの原因を把握し、
その原因を作らない配慮が必要であり、
そうなった時には「そうだね・・悔しいね、悲しいよね・・」と
気持ちを理解し寄り添う方法で関わると
信頼関係も深まり、問題行動が減っていく。
また、その関わりの積み重ねをしていくことで、
否定されない関わりから安定した気持ちになる。
そうすると、自己否定感も生まれない。
他者に対しての怒りも落ち着いてくる。
また、子どもに選択肢を与えて決定してもらうことで、納得し自己責任感が育つ。
例・・「これとこれ・どっちにする?」・・・・「これ!」・・・
選択したことで、自分で決めた事とそれをやろうとする意欲が生まれる。
ただ・・そこで出来ない状況になっても
「よくここまで出来たよね・すごいすごい!!」と褒めることが重要である。
出来た!という達成感を持たせる。次の意欲が必然的に出る。
発達障がいの枠組みの中に、アスペルガー症候群があったが、
自閉症スペクトラム(広汎性発達障がいとも言われる)の中に入り
アスペ・・の診断名はなくなる。
言語の遅れの原因にはTV・DVD・ゲームの影響が大きい。
また、乳幼児期における幼児番組のキラキラした映像と色使い、場面の切り替えの早さ等は
脳への刺激に悪影響を及ぼし、言語の遅れに拍車をかける。
他者と視線が合わない要因にもなる。
映像等をなくして関わりを増やしていくことで、他者への関心に目を向けていく。
テレビやビデオの真似をすることよりも、
人からの模倣を覚えることで、より現実的な関わりが深まる。
(手遊び・歌・スキンシップなど)視線も合うようになる。
例・・家でし○じろうのビデオを見ているとパジャマに着替えられるが
園でビデオを見られない状況では、パジャマに着替えることが出来ない・・など
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障がいあるなし関係なく!!
褒められて・・育つ・・怒られると・・さらに嫌になる・・人間の感情と意欲の関係は
とてもシンプルであると思いました。
日々、無意識に出す言葉の中で、困った行動を起こした子どもに対しての何気なく放つ言葉で
「ほんとに・・まったく・・もう!だからダメって言ったでしょ!」
と言われて耳を傾ける子はいません・・
「そうか・・それがやりたかったんだね~」とひとまず認めてもらえると、
相手の言葉に耳を傾ける気持ちになります。
そんなやりとりができる保育をこれからもしていきたいと思いました。