深愛

思い出が光にかわる…

告白~接近~

2017-05-19 22:39:07 | 深愛

前にも利用したカラオケ店。
朝8時まで、フリータイムで居られる。

翌日の仕事は8時45分から。
彼は研修会で9時から。

8時まで居ても
勤務先近くだから充分間に合う。



1時30分頃入店。

L字型の椅子に
頭がつくかつかないかの距離で横になり、
2時には就寝。


途中、何度か目が覚める。
すぐ近くで寝息が聞こえる。

こんなに近くにいるのに。
2人きりなのに。

彼に触れたい…



6時頃、
私は起き上がり、
彼が目覚めるのを待っていた。


しばらくすると彼も目覚めた。

「頭どう?まだ痛い?」
「痛い…」
「大丈夫?」
「んーーーん・・・だい・・じょう・・・ぶ・・・」

大丈夫じゃないな。


「薬飲む」
「飲まない」

頭痛薬飲むとアレルギーが出ると言っていた。 



弱っている彼。
なんとかしてあげたい。

ふっと起き上がって、

また横になる時、私の膝に触れた…

 

えっ?! なに???

そんな私の表情に気づいていたのかいないのか・・・


 

頭痛を少しでも和らげられるならと、

紙のフキンを冷やし、 
うつむきになっている彼のおでこに当てた。

「ありがとーございます・・・」


それがきっかけとなる。

距離が近づき、
気が付くと いつの間にか彼は
私の膝でうつぶせに。

「寒い、、、」
「熱があるのかな?」
「ううん」

膝の上で頭痛にもがく彼。
発熱したかを確かめるべく、
おでこや首回りに触れる私。

膝の上でもがく彼に
前かがみになり、
耳元で「痛い?」と聞く私。

「いたい・・・・」


そのうち私の腰に手を回し
「うーん・・・」
ともがく。


だめだ、
かわいすぎる。

たまらなく愛おしい。

好きって言っちゃう?
でも弱っているところに
それ以上の重みはかせられない。



終了8時の電話のベルが鳴るその時まで、
ただただ、
私の膝でもがく彼の
髪や背中をそっと撫で続けていた。



8時、
店を出て仕事に向かう。

「大丈夫?痛い?」
「痛いけど大丈夫です」


外は出勤する人並み。
たぶん知ってる人もいるだろう。

でも気にならない。
噂になっても構わない。


職場まで
自転車をひく彼と出勤した。

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