まずは、ナツメさん。
「入浴されましたし、お変わりありませんでした。・・・ありがとうございました!」
続いて、タカオ君。そう、連絡帳に記載していても、スタッフの口から直接伝えて、家族の所にお送りするのだ。最後、ミホちゃん下車。
「ありがとうございました。」
これで送迎車は所長さんと私だけ。私は助手席に乗り込み、ツリーハウスにむけて走り出した。
「ふー、終わったわ。ありがとう、やっぱりタマキさんに来てもらって助かったわ。」
ブロロロロ・・・再び郊外へ。青々とした稲の揺れる田んぼ道。キキー!
「はい、お疲れさまでした。車を置いてくるから、先に入っててください。」
わかりました!言われた通り車を降り、施設の中へ。
「ただいま戻りました!」
「おかえりなさい!」
そこに残っていたのはサガワさんだけ。
「えっと、他の人達は・・・」
「ムラタさんは三時半で上がりで。他の人はまだ送迎中です。」
そうか、じゃあ、何か手伝わなきゃ。
「はい、お疲れさまでした。」
所長、帰還。
「ありがとう、綺麗になってる・・・あ、タマキさん、洗濯物干してもらえますか?二階に物干しがありますから。」
休憩の時に見た、あれだな。わかりました!洗濯機の中には、タオルがたくさん入ってる。私はそれを取り出し、二階へ上がった。
「ただいまー!」
サカキさんとアライさん。その五分後、サカタニさんとヨシナガさん帰還。これで全部干せたし・・・私も一階へ。四時五十分、これで今日の仕事がすべて終了。
「すみません、お先失礼します。」
帰って行くサカタニさん以外の六人で、
「お疲れさまでした。」
「お菓子ありますから、皆さんどうぞ。」
お菓子の袋をいっぱい持ってきた所長さん。サガワさんが入れてくれたコーヒーでティータイムが始まった。
まずは、ヨシナガさん。
「まあまあ、今日は六人の日だから。」
「楽でしたよね。・・・でも、タマキさん!」
アライさんの言葉を受けたサカキさんが、
「やっぱり来てもらって良かった!さすが支援学校の講師さん!」
と、褒め言葉をかけると、アライさんが
「即戦力ですね!」
と、褒めちぎる。
いえいえ。そこまで言われると、かえって心苦しいなぁ。
「ありがとうございます。」
照れながらも、お礼はちゃんと言う。
「でも、講師の話が来たらまた行っちゃうのよね?」
「はい、申し訳ないですけど、そうさせていただきます。」
「何か、残念な気がするわ。」
「ねえ、タマキさん、うちの正職員にならない?」
え?
満面の笑み、本気口調の所長さんの言葉に、私は驚かざるを得なかった。私を、正社員に?
「それではまた明日、失礼します!」
帰って行く職員さん達。私も失礼しようと思ったその時、
「タマキさん!」
所長さんに呼びとめられた。
「申し訳ないんだけど、先月分の利用者さんの請求書を大急ぎで作らないといけないのよ。お手伝いお願いできない?」
「入浴されましたし、お変わりありませんでした。・・・ありがとうございました!」
続いて、タカオ君。そう、連絡帳に記載していても、スタッフの口から直接伝えて、家族の所にお送りするのだ。最後、ミホちゃん下車。
「ありがとうございました。」
これで送迎車は所長さんと私だけ。私は助手席に乗り込み、ツリーハウスにむけて走り出した。
「ふー、終わったわ。ありがとう、やっぱりタマキさんに来てもらって助かったわ。」
ブロロロロ・・・再び郊外へ。青々とした稲の揺れる田んぼ道。キキー!
「はい、お疲れさまでした。車を置いてくるから、先に入っててください。」
わかりました!言われた通り車を降り、施設の中へ。
「ただいま戻りました!」
「おかえりなさい!」
そこに残っていたのはサガワさんだけ。
「えっと、他の人達は・・・」
「ムラタさんは三時半で上がりで。他の人はまだ送迎中です。」
そうか、じゃあ、何か手伝わなきゃ。
「はい、お疲れさまでした。」
所長、帰還。
「ありがとう、綺麗になってる・・・あ、タマキさん、洗濯物干してもらえますか?二階に物干しがありますから。」
休憩の時に見た、あれだな。わかりました!洗濯機の中には、タオルがたくさん入ってる。私はそれを取り出し、二階へ上がった。
「ただいまー!」
サカキさんとアライさん。その五分後、サカタニさんとヨシナガさん帰還。これで全部干せたし・・・私も一階へ。四時五十分、これで今日の仕事がすべて終了。
「すみません、お先失礼します。」
帰って行くサカタニさん以外の六人で、
「お疲れさまでした。」
「お菓子ありますから、皆さんどうぞ。」
お菓子の袋をいっぱい持ってきた所長さん。サガワさんが入れてくれたコーヒーでティータイムが始まった。
まずは、ヨシナガさん。
「まあまあ、今日は六人の日だから。」
「楽でしたよね。・・・でも、タマキさん!」
アライさんの言葉を受けたサカキさんが、
「やっぱり来てもらって良かった!さすが支援学校の講師さん!」
と、褒め言葉をかけると、アライさんが
「即戦力ですね!」
と、褒めちぎる。
いえいえ。そこまで言われると、かえって心苦しいなぁ。
「ありがとうございます。」
照れながらも、お礼はちゃんと言う。
「でも、講師の話が来たらまた行っちゃうのよね?」
「はい、申し訳ないですけど、そうさせていただきます。」
「何か、残念な気がするわ。」
「ねえ、タマキさん、うちの正職員にならない?」
え?
満面の笑み、本気口調の所長さんの言葉に、私は驚かざるを得なかった。私を、正社員に?
「それではまた明日、失礼します!」
帰って行く職員さん達。私も失礼しようと思ったその時、
「タマキさん!」
所長さんに呼びとめられた。
「申し訳ないんだけど、先月分の利用者さんの請求書を大急ぎで作らないといけないのよ。お手伝いお願いできない?」