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ズラータの日記 ズラータ・フィリポヴィッチ 1993年4月19日



1993年4月19日 月曜日

ミミーさま

わたし、ずいぶん大きくなったのよ、ミミー。だから着るものがなくなっちゃった。どれもみんな小さすぎてきつくて、短すぎるの。
ブラーツオにたのんで、マルティナの服でわたしに着られるものがないか見てみることにしました。ケーカが手紙で、どれでもほしいのを持っていくように言ってくれたのです。
きょう、ブラーツオのところへ行ってきました。マルティナとマテアの部屋に入ると、部屋はからっぽでした。2人の写真と2人が置いていったものが少しあるだけ。窓ガラスは割れていて、床にはほこりが積もっています。マルティナもマテアももうここにはいません。部屋は悲しそうに見え、わたしも悲しくなりました。
部屋を眺めているうちに、自分がどうしてそこに来たのかを思い出しました。マルティナの持ち物のなかから黒のパッチワークのスカートと白いテニスシューズ、ウォーキングシューズ、それからもっと女の子らしい靴を見つけました。
ケーカが手紙に書いていたことを思い出しました。「あなたの毎日の生活を明るくできるようなものはなんでも持っていきなさい、ズラータ。そしてできればそれを楽しんでちょうだい。あしたはかならず来るのですから」
わたしの生活を明るくできるのは平和、それに2人が戻ってくること、そして失ったものをすべて取りもどすことです。じゃあね!




















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