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雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

金戒光明寺

2007年12月31日 | 京都散策
金戒光明寺の特別拝観
前回訪れてから約一ヶ月後
拝観終了のぎりぎり前

お寺の方に教えていただいた
燃えるような庭が見たくって再び訪れました

拝観開始と同時に庭へ
ちょっとフライングしすぎたようで
庭にはまだ日差しが差し込んでいませんでした

    

待つこと15分
ようやく日差しが庭園の奥まで入り込んできました

    

そろそろ撮影開始

    

白砂と紅葉
背後の常緑樹

        

主役は全て整い
共演を始める

いざ
撮影のとき

    

この庭園の魅力は、紅葉と常緑樹のコラボ

全て真っ赤よりもこの方が雪だるまの好み
緑と赤
似合いますから

        

前回訪れた時の緑の庭園を脳裏に思い出しながら散策

        

池に映り込む楓がまた綺麗で
ついつい撮影枚数も増加

        

       

木々に遮られた結果
直射日光が少なかったのか
ここの楓、猛暑にやられた葉っぱは少なく
見事な紅葉でした

       


ここの庭園拝観で一番のお気に入りが
庭園から眺める方丈

   

方丈庭園お気に入りになりました

        



金戒光明寺の拝観を終え
山門から出ることにしました

        

参道にある大きな楓
石垣の上にあるので参道からは見上げるかたちになります
あんまりキレイだったので最後の一枚としました

  
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真如堂2

2007年12月30日 | 京都散策
古くより神楽岡と呼ばれ、仏法有縁真正極楽の霊地とされたこの地
鈴聲山真正極楽寺

2002年にはJRの宣伝ポスターにも使われた場所

       

広大な境内
本堂の北側
ようやく陽が差し込み
楓の木が燃えるように紅くなっている

    

少しづつ
差し込む日差しが当たるにつれ
自己主張を始め

  

やがては炎の塊になる

    


時と共に
足早に過ぎ去ってしまいそうな秋が
こんなにも見事に
存在を誇示

       

やがて前身を現した楓
かくれんぼはもう終わり

    




境内を巡り
もみじ探し
東裏まで足を進めると
またもみじを発見

    

木立に隠れながら
それでも色付いた葉は隠せない

    

ほうら
見つけた

    






真如堂から金戒光明寺まで
墓地を移動

途中艶やかな楓を愛で

      

    

無性に愛おしくなる自然の営み

        



さあ次は金戒光明寺

    
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真如堂

2007年12月29日 | 京都散策
法然院から真如堂へと歩きました

白河通りを越え、馬場児童公園へ
ここで小休止

       

後一條天皇菩提樹院陵を経て
宗忠神社へ

    

宗忠神社の階段を登り、参道の写真を一枚

    

本当は神社の境内まで上がろうと思ったのですが
真如堂が混む前にと思い直し
引き返すことにしました



    

真如堂
天台宗の寺
真如堂の愛称で知られていますが、山号は鈴聲山
開基は戒算

比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を東三条院詮子の離宮に安置したのが始まり
不断念仏道場として、庶民の人気を得
女性の信仰が厚い寺として地位を確立しますが
応仁の乱で荒廃

その後、足利家や豊臣秀吉といった歴代の為政者の思惟で京都市中を移り
元禄6年
現在の位置に落ち着くことになります

      

境内は紅葉した楓が被い茂り
夏場とは違う場所を訪れたのでは?
そう思えるほど

      

三重塔周辺はもう身頃
多くのカメラを構えた雪だるまの輩が思い思いの撮影をしています

        

三脚使用禁止の寺院が多い中で
ここ、真如堂は三脚使用がOK?
みなさん、三脚を使用して撮影しています

  

境内の西側は紅葉が早い
でも東側は一週間以上後の紅葉
二度楽しめる場所です

       

三重塔周辺で撮影を楽しみました

    

続く...
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法然院

2007年12月28日 | 京都散策
紅葉シーズンももう終わり
そんな時期に再び京都を訪れることが出来ました

今回は渋滞を嫌って電車での旅
早朝、新聞配達がまだ活動している時間に
自宅を出て
京都へは新幹線でという豪華旅行

        

7時には京都駅
さあいよいよ出発
駅を出ると京都タワーがお出迎え

        



最初に辿り着いた場所は
雪だるま方程式に則り
法然院

    

拝観客の居ない法然院

やはりここは静寂の似合う場所

雪だるまが京都で一番好きな寺院

参道を歩くと
見えてくる山門

       

山門から覗く紅葉

艶やかに
そして緩やかに
紅葉が進んでいるようです

   


山門を抜け
白砂壇にご挨拶

      

人の居ない境内
朝日はまだ境内に差しこまず
静寂が包み込む

      

身を清め
山と一体となり
動植物と同化する瞬間

白砂壇は境界線

人が生きていく為には驚くほどの命を必要とする
まるで車がガソリンを垂れ流して走るように
人は命を垂れ流して生きている
キレイ事を言ってもダメ
人の一生の間に一体どれだけの命を喰らうのか
千や二千ではない
もっと多くの命を奪い喰らい生きていく

     

白砂壇を通過するこの瞬間
この一瞬だけは許しを請い
身を清め
浄域へと至る

   





紅葉はこれからが本番という時期に訪れ
移りゆく季節を堪能

       

        

浄域での暫しの時
無我の境地で眺めた境内

  
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常寂光寺

2007年12月27日 | 京都散策
常寂光寺
ここは嵯峨嵐山でも有数の名所
平日でも混雑する場所

ましてや休日ともなれば、拝観開始時刻の30分前でも黒山の人だかり
とほほな場所

でも訪れてしまいました


拝観料を払い
参道に至ると
仁王門前の紅葉が絶景

    

ああ
また、この楽園に訪れることが出来た
感無量

仁王門には楓が被い茂り
見上げると燃えているみたい

      

この門の傍に立ち
見上げる紅葉は
きっと訪れる全ての人の心を捉えて離さない

    


門から先は苔と紅の地

石段に立ち
苔を愛で
落葉を楽しみ
そして石段を登る

        

たまに振り返れば
そこにも絶景

        




小倉山の麓の土地を寄進したのは角倉了以
豪商として知られる彼は「水運の父」としても有名
蓄財を、大堰川、富士川、高瀬川、天竜川等の開削に使い
後世に名を残すこととなった

土地を寄進したのは角倉了以
堂塔伽藍を寄進したのは小早川秀秋

太閤秀吉の妻の兄の子
幼くして、太閤の恩顧を得
一時は世継ぎにも選ばれそうになった
しかし時代は彼の頭上に王冠を与えなかった

やがて、歴史の移ろいの中で
徳川家康の知己を得
あの関ヶ原の戦いでは東軍に寝返り戦いの一つのターニングポイントとなりながら
でも、軍功第一位は前田利長

不慮と云われる彼の死

大谷吉継の祟りとの噂も

      

本堂脇に立ちそんな歴史を思い出しました

    

本堂の先は多宝塔
さあ、多宝塔へとご案内

木々が色付き
紅葉が美しい山腹

    

そこに建つのが重要文化財
多宝塔

      

ここからは京都の街が一望できます

  

よく見ると
仁和寺の塔も見えます

京都町衆によって寄進されたと伝えられる多宝塔
今日まで
彼らの偉業は残されています

        

並尊閣との別名も持ち
釈迦、多宝二仏を安置

        



多くの観光客で賑わう境内を歩き
今年の秋の紅葉は余り良くない
という下馬評にもメゲず
雪だるまを含めて訪れた全ての方々に
精一杯の紅葉で応えて
やがては散るもみじ

       

陽炎のように刹那に輝く

今年も約束どおり見に来ましたよ

来年もまたよろしくね

       



常寂光寺を出て
嵐山を散策途中
初秋のコスモスが
自分も忘れないでと
秋空に向って花を咲かせていました

    
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落柿舎

2007年12月26日 | 京都散策
蕉門十哲

松尾芭蕉の弟子の中で、特に優れた高弟10人のこと

俳諧の鬼才、松尾芭蕉
彼の弟子の一人は蕉門十哲となり
嵯峨の地に庵を結びます





その彼を訪ねました

    

おやおや庵の名ともなった柿が実ってある
そろそろ食べごろかいな?

おっとそれよりも去来先生は在宅かいな

        

ああ
蓑と笠が玄関に吊ってある
よかった、去来先生はご在宅でんな

去来先生
居はりまっか

おや、声をかけても先生の返事があらへん

    

書院にいらっしゃるのかいな

先生

おや、書院にもいはらへん

それじゃあ離れの方かいな

       

先生居てはりまっか

はて、離れも居はらへん

    

先生
門徒の皆はんが、精一杯の力作を用意しはって
先生の講義
待ってはりますけど...

        

何処に行ってもたん

ちょっと先生
かくれんぼしてはるのでっか

    

こりゃ
蓑と笠を仕舞い忘れはったようですな

先生
いつも
在宅の折は、蓑と笠を出しておくって言わはったけど
仕舞うの忘れはったら意味ないがな




はて
柿の下に伝言が

「落柿の頃、戻ってきます」

    
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化野念仏寺

2007年12月25日 | 京都散策
佐伯真魚
空海の現世での名

空海によって五智山如来寺が開創
野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したのがここ化野念仏寺の始まり

    

弘法大師とは彼の諡号

虚しく往きて実ちて帰る

化野念仏寺、参道に立ち空海の言葉を思い出しました
無名の僧侶として入唐した彼が、多大な成果と功績を持って日本に帰ってきたときに云った言葉です

      

乙訓寺の別当を務めていたときにこの地を訪れたとされています

        

実際にこの地に念仏寺を建立したのは法然上人

境内に八千体在ると言われる石仏

法然上人が集めたのではなく、上人がこの地に念仏寺を開いた時以降、石仏は辺り一体に雑然とあったそうです

      

それが集まって境内に安置されるようになったのは明治に入ってからの事

ここは死者の里

        

竹林を分けて進んだその先は
やっぱりお墓

    

嵯峨菊が野辺送りをしているようです

    



整然と並んだ石仏は
ここを訪れている観光客を眺め
いったいどういう感想を持つのでしょうか

墓場も観光地になる事を嘆くのか
広い心で仏に接する機会を喜ぶのか

        

そんな石仏の心を
楓だけが静かに
見つめています

        

落葉した葉だけが静かに季節の移ろいを主張
ここはやっぱり、静寂が似合います

     

秋の一時の喧騒も
やがては落葉と共に去り
また再び
静寂がこの寺を包む

        

静寂の季節に再び訪れますね...

      
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滝口寺

2007年12月24日 | 京都散策
入水自殺したとも伝えられる横笛
叶わぬ恋となった物語

  

滝口寺が紅く染まると、二人の悲恋の恋が蘇ってくるようです
自分の思いだけでは人が人生を歩けなかった時代
好き嫌いではなく生きる為の手段として恋をした時代

そんな時代にあって恋を全うできなかった二人の淡い物語が綴られている場所
それが滝口寺です

    

境内は程よく色付き
庭師の上げる焚き火の煙が境内を覆って

幻想的な空間に変えていました

        

本堂に座し
庭園を眺めると

色付いた数本の楓が
時折流れる風に揺れ
秋の香を運んでくれるようです

   

ここは平家一門の供養の場所でもあります
「この一門にあらざらむ者はみな人なるべし」
そう豪語した平家が
最後に壇ノ浦で破れ
一門が海に身を投げ平家の時代は終焉を迎えます

そんな平家を供養する為、滝口寺には供養塔が建てられています

       

紅く染まった供養塔

啼いているように見えました

    

差し込む日差しは柔らかく
包み込むように
滝口寺を被い
悠久の時を見せてくれる

    

境内を巡り

横笛の笛の音を聞き

        

空を見上げれば

        

燃えるような紅葉がまたいらっしゃいな
そう言っているようでした

       
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祇王寺

2007年12月23日 | 京都散策
        

祇王寺
境内を覆いつくす苔と被い茂る楓で有名な寺院

江戸時代末期には荒廃し、廃寺となっていたものを
富岡鉄斎らの尽力により復興

今では嵯峨嵐山、屈指の拝観名所

境内を被う楓も色付き

    

見上げると
極楽が見え隠れ

    

この日の祇王寺
見ごろにはまだ少し時間がかかりそう
目線まで視線を降ろせば緑

        

緑の苔と緑の木々
ここは緑の寺

でも、落葉で葉が苔の絨毯に落ちると
それは鮮やかな景色になります

    

祇王の秘話
この寺院の風景

訪れる人を感銘させずにはいられない場所

        

   

緑の絨毯から、紅の絨毯への衣代わりが始まっています

    

いざよいの月かくれにし露の冷え

    

見上げた先にはなにが見えますか?

        

短夢の夢うばふものほととぎす

      

富岡鉄斎の尽力により復興された寺院

富岡鉄斎は、維新後大和国石上神社や和泉国大鳥神社の神官を勤めた人です
座右の銘である「万巻の書を読み、万里の道を往く」を実践したことで知られる人物です
彼は日本各地を旅して歩き、代表作としてはアイヌの風俗を題材にした「旧蝦夷風俗図」を描いています

        

さあ、祇王寺での時間ももうわずか
最後に紅葉を愛で

       

祇王寺を後にしましょう

    
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厭離庵

2007年12月22日 | 京都散策
臨済宗天龍寺派の尼寺
藤原定家の小倉山荘跡
定家が百人一首を撰したことで有名な場所

       

民家の間の路地を進めば
厭離庵に至ります

こんな場所
というところにあるので
知らない人も多い寺院

    

欣求浄土・厭離穢土

藤原定家はこの厭離庵で自由気ままな生活を楽しんだと伝えられています

        

来ぬ人を まつほの浦の夕凪に 焼くや藻塩の 身もこがれつつ

百人一首に収められている彼の歌

    

二つの勅撰集「新古今和歌集」「新勅撰和歌集」を撰進したことで知られ
定家仮名遣でも後世に名を残しています

      



庭園に立ち
藤原定家が綴った歌を思い出し
散策

残念ながら創建当時のものは残っていません
定家が没した後は荒廃し、江戸時代に冷泉家によって中興されますが荒廃
明治期には物乞いの住処となってしまいます

山岡鉄舟の娘である素心尼が住職されてより復興
尼寺となって今に伝わっているのです

      

小さな庭園

楓に覆われた庭園はひっそりと佇んで
訪れる人を訳隔てなく迎えてくれます

       

小倉山しくれの頃の 朝な朝な 昨日はうすき 四方の紅葉葉

    

歌ほどにはまだ紅葉していませんでした

        

歌の為に造られてかのような庵

    

落ち着いた時間を過ごすにはいい場所です

        
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宝筐院

2007年12月21日 | 京都散策
宝筐院

清涼寺のすぐ脇にありますが、清涼寺の塔頭ではなく元々は天龍寺の末寺の小院

楓のアーチが美しい庭園です

    

そろそろ最高だろうと狙っていたのですが、訪れた時はまだ紅葉前
楓はまだ色付き始めた頃
境内のドウダンツツジが真紅に染まっていました

    

宝筐院は、平安時代に白河天皇の勅願寺として建立されています
代72代の天皇

摂関家の勢力を弱める為に尽力した天皇です
時流に乗り絶大な権力を得た白河天皇(後に法皇)

天下の三不如意
賀茂川の水・双六の賽・山法師だけはどうしようもないと嘆いたという

        

他の事は全て彼の思いのままだったといいます
そんな白河法皇
女性関係が派手だったことでも有名

       

崇徳天皇や平清盛が「白河法皇の御落胤」であるという噂
あながち嘘ではないのかも?

       




庭園を巡り
楓の色付きに心奪われ

      

静寂に包まれた庭園で
一人

        

秋の訪れを堪能

ああ
今年もこの景色が見れた

        

悠久の時だけが作り出す造形ではないですが
人の手を加え
限られた時の中で、美を放つ
笑いと感動
地上で人のみに許された感情

  

思う存分堪能いたしました

    
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釈迦堂さん(清涼寺)

2007年12月20日 | 京都散策
遅ればせながら

ようやく

雪だるま倶楽部でも紅葉の紀行紹介となりました

世間ではもう落葉も終わり
冬が到来していますが、そういえば今年の秋はこんなだったな
そう思い出してもらえれば
そう思います

さて今年の紅葉散策
スタートは嵯峨嵐山
清涼寺から始まりました

   

釈迦堂さんの愛称で知られるお寺
融通念仏の道場

一人一切人 一切人一人 一行一切行 一切行一行 十界一念 融通念仏 億百万編 功徳円満

      

境内
書院前の楓も見事に紅葉
早朝、紅葉のアーチの下を歩き日々の雑多を忘れます

        

阿弥陀三尊を本尊とする棲霞寺
釈迦如来を本尊とする清凉寺

        

清涼寺は元々、嵯峨天皇の皇子左大臣源融の別荘「栖霞観」があった場所
源融が生前に造立発願して果たせなかった阿弥陀三尊像
子息が源融の意思を次ぎ、阿弥陀三尊像を造り
安置した阿弥陀堂を棲霞寺と呼ぶことになります

その後、重明親王妃が新堂を建て、等身大の釈迦像を安置
釈迦堂さんの名は
この事実に基づいて名付けられたもの

  



    

本堂から先、庭園拝観ができます

    

色付いた楓の素晴らしさに見惚れ

    

  

回廊を先へと進むと

  

小堀遠州作庭と伝えられている庭園が待っています

  

彼の作庭はいつも
紅葉が引き立つように設計してあるように思えます

    

夏ではなく
秋の一時に庭園の素晴らしさを集約させて造園する

そんな風に思えます

        

帰り道、回廊に戻ってくると
回廊越しに見える紅葉がとっても素晴らしい

    

清涼寺いい場所です

      
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無鄰菴庭園

2007年12月19日 | 京都散策
無鄰菴

南禅寺から西へ
琵琶湖疏水記念館を横目に見ながら
その先
有名な料亭「瓢亭」のすぐ隣に無鄰菴はあります

    

知らなければ通過してしまう場所
表通りでも裏通りでもなく、瓢亭との間の路地に入口はあります

        

ここは山縣有朋の別荘だったことで有名
作庭は小川治兵衛

   

東山を借景にした池泉遊式庭園
芝生が明治期以降の作庭であることを感じさせてくれます

そんな庭園の片隅には木造の母屋と茶室

壺庭の趣きにも味があります

    

    

茶室に座り
お茶をいただきながら眺める庭園も乙なもの

でも折角回遊式の庭園ですから
ちょっと散策してみましょう

    

庭園内を流れる水は、琵琶湖疏水を引き入れたもの
遣り水をくねらせることで庭園内にはせせらぎの音が響いています

      

    

紅葉のシーズンは人でごったがえしますが、普段は物静かな庭園
ここは新緑の時期が一番いいかも

疎水から引き入れられた豊富な水量
それを生かした庭園

  

訪れるたび

      

静寂に包まれた庭園が
何かを語ってくれそう



さてここ無鄰菴
歴史的な場所でもあります

明治期
日露戦争に踏み切るかどうかという歴史的な会合がここで行われています

場所は庭園内の洋館

    

その二階にあがると

        

ここが会合場所

    

歴史の営み
大抵は
こんな場所で為政者たちによって決められ
多くの人の人生を左右する

        

プロレタリアートかブルジョワジーか
歴史を動かすのはいつもブルジョワジー
でも歴史を歩いているのはプロレタリアート




この日の京都紀行もここまで

  

夕闇が迫ってきています
そろそろ帰宅の時間

   
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南禅寺~天授庵

2007年12月18日 | 京都散策
南禅寺

永観堂から南禅寺へと歩を進めます
この辺りは人力車が多く待機しています

歴史的景観保存地域に人力車は似合いますね

      

南禅寺境内へ入ると道端には石蕗

        

        

瑞龍山太平興国南禅禅寺

    


水路閣も撮影

今回は久しぶりに望遠での撮影

  

    

  

引いてダメなら寄ってみろ
ってな感じでの撮影です

なあ~んだ
寄ってみるといい写真が撮れるじゃないですか(雪だるまにとって)
難しいと思った水路閣
ちょっと克服した気分になりました


南禅寺拝観を終え
今度は、塔頭の天授庵です
南禅寺に行ったら必ず訪れる天授庵

ようやく紅葉も始まり
方丈前庭は紅に染まってきています

    

小堀遠州が好んだ石組み

  

幾何学的に石組みを組むのが作庭の特徴
嵯峨の釈迦堂さんの庭園も彼の作庭ですが
同じような石組みがしてあります


方丈前庭の百日紅も紅葉
落葉と合わせていい感じです

        


続いて書院南庭

まずはお気に入りの構図での撮影です

    

今回もいい感じで撮れました
雪だるまは何故かこの橋がお気に入り

書院南庭の池周辺の紅葉はまだこんな感じでした

        

夏が終わり秋が始まる刹那

        

季節の変り目
時の移ろいを捉えた気分
南庭の四季
一番好きな時かも

    

再び方丈前庭にもどり
秋色を堪能

   

      
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永観堂

2007年12月17日 | 京都散策
浄土宗西山禅林寺派総本山

正式名称は禅林寺
山号は聖衆来迎山
院号は無量寿院

紅葉の名刹として知られ一般的に「永観堂」と呼ばれている寺院

       

寄ろうかな
どうしようかな?
と考えましたが、総門から中門に至るまでの紅葉がよく色付いていたので立ち寄ることにしました

    

放生池の周辺の楓が少し色付いている頃の訪問です
拝観料が800円の時
翌日から1000円になるとのことで、ぎりセーフでした

境内に入り
釈迦堂前の白砂庭園を拝観

        

ついでに古方丈前の箱庭も拝観

    



禅林寺の開祖は真紹
中興は永観

呼称の永観堂は、中興の永観の名を採ってつけられたもの

「えいかんどう」と呼んでいますが
中興の永観の呼び方は「ようかん」

        

いつの頃からか
「ようかん」から「えいかん」に呼び方が変わったのか

    


何気ない疑問を考えながら拝観

    

        


再び境内拝観に戻り
紅葉が進んでいた放生池周辺を撮影

        

茶店で抹茶を頂き

    

      

永観堂を堪能


実を言って雪だるまはこの永観堂を撮るのが苦手
なかなか満足いくパースを見つけられず
いつも適当な写真になってしまうのです

紅いから
それだけの理由でいっぱい撮影

        

      

それでも永観堂
堪能いたしました

  
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