この時期、受験生さん達には会場テスト、塾内テストと
偏差値が出され、弱点も突かれ・・その逆に克服できた単元があったりで
正に一喜一憂の時期でしょう。
偏差値は奇麗な山のように右肩上がりとはそうそういきません。
小さなガタガタの棒線グラフが次第にあがっていくのが普通でしょう。
あがっていかないんですけど・・
という場合は、学習する内容がずれていたり、そこで指摘された弱点を無視して
次に進んでいる場合ではないでしょうか?
多くの塾では既に土曜も日曜もありません。学習ペースを上げていかなくてはついていけません。
毎年、入試問題の難易度が大幅に変わる事はないのに
こんなに大変になるのはやはりお子さん一人一人の持っている力が違いますから
その対応も違うという事です。
英語でなぜかつまずきを見せた生徒さん
「関係代名詞」の事をすっかり忘れていた・・
数学でつまずいた生徒さん
「図形問題の基礎」を忘れていた
国語で言えば
漢字を正しく覚えていなかった、正しく書けない
など、思わぬところで失速するものです。
偏差値が届かないからと言っても、それは入試問題ではありません。
今回の偏差値がなぜその数字になったかを考えて次に活かすための物でしょう。
特に難関校や上位校の入試問題は
単純に難易度が高い・・・と考えがちですが
傾向が全く違う事から模試での偏差値が正確に当てはまっているとは言えません。
むしろ偏差値を本当に気にして学習に励むべきは受験学年の前の学年さんたちだと思っています。
基礎学力の定着と言う観点からすれば
この時期にしっかり基礎を使いこなせているかは大切なベースとなりますね。
11月は塾内テストを実施しますが、学校での中間テストもあります。
中学2年生さんの中で猛反発してくる生徒さんもいますが
その反発する気持ちともこれから戦っていかなくてはならないんです。
入試に向け各ご家庭、生徒さん本人が切磋琢磨して挑まなくてはなりません。
塾側としては、お子さんの弱点をより早く見つけ志望校に近づく為の指導法を考えます。
同じ志望校でも個人差を考えれば学習も計画も違うものです。
一緒に切磋琢磨して突き進むしかないのが受験だと思っています。