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物語。40

2016-12-24 13:49:05 | 日記
花は置いていても…と葬儀屋さんに言われた。
朝亡くなった。そう話してある。
まだ買って数時間だ。
しかし華やかに送り出したかった。
そしてレオとの2ショット写真も一緒に入れた。

お気に入りのおもちゃ2個とも入れた。
また「1個は置いてても」と言われたが
レオが大切にしていたおもちゃ私が持っておくと
きっと怒ると思うから…そう言って
おもちゃをピコピコ鳴らせた。
我が家ではおもちゃの事を
「ぴっぴちゃん」と呼んでいた。
レオぴっぴちゃん聞こえる?
レオに話しかけた。

私は最期にレオの頭にキスをして
「また会おう」そう言った。
「バイバイ」じゃない「じゃまたあとで」
いつも嫌がるレオを抱っこして頭にキスした時のように…

その後車のドアは閉められた。
これがどういう事かはもう私もいい大人だ
意味はわかる。レオの姿形が無くなる事を意味していた。

私はその場に泣き崩れた。

部屋に戻り時間を見ると…父の誕生日の時間だった。
異常なまでもむかついてきた。

私は大声をあげて泣いた。
子供の頃以来だろう。
声を出して泣くなんて

約1時間後車は戻ってきた。
そこにはレオの姿はもうなかった。
また泣き崩れた。

ある骨を見せられた。
それは来世での姿と言われている骨だった。
一瞬猫に見えた。
でも私はレオとまたいつか会いたいと思っていた
私は犬派だ。来世もレオは犬。そう思った。
葬儀屋さんは「猫みたいに見えますね」そう言った。
なんとなく反発心があった。
さっき自分でも猫みたいと思ったくせに。

私はしばらくぼーっとしていた。
お風呂に入る事にした。

顔を見たら泣きすぎて
試合後のボクサーみたいな顔をしていた。
のちにAちゃんに「試合後のボクサー」と笑ってメールした。
こんなに泣いたのはいつ以来だろう?

翌朝。まだ試合後のボクサーみたいな顔をしていた。
今日は仕事休もう。そう思っていた。
しかし…仕事を選んだ。

まず朝起きて異常なまでの家の静けさに驚いた。
こんなに静かだっただろうか?
きっとレオが廊下を走る音(爪の音)
ドアをガリガリひっかく音
吠える鳴き声何も無いとはこんなにも静かなものなのか?

私は仕事が出来る精神状態ではなかった。
まず声を出す事も出来なかった。
普段から私は裸眼である。
しかし免許証には要眼鏡になってある。
夜知らない場所に遊びに行く時、
映画を観る時は眼鏡を付けていた。
駅などで行先案内の表示が見えないから。
そして目の乾燥を防ぐ為だ。
ヲタ活の時はコンタクトを付けていた。

この日珍しく眼鏡をかけた。
職場の人からどうしたの?
と聞かれたが昨日飲んで顔がむくんでいるからと答えた。

その日家には帰りたくなかった。
足が重かった。
レオのおかえりでチューが無い。
その現実を受け入れたくなかった。

2~3日後らじおで生歌披露があった。
ファンの子から選ばれて1位になった曲を歌う事になっていた。
曲は…夜は星をながめておくれ
余りにも私の心に突き刺さった。
まさしく私の為にレオが歌ってくれているような気がした。

しかし私の元気の無さは周囲も驚く程だったらしい。
数日後上司から呼ばれた。
最近元気がないけど何かあった?
答えると泣く勢いだったので答えなかった。
ただ人生生きてきた中で1番辛い事があったと言った。

私はその後ペットロスになると思っていた。
周囲にもそう言っていた。
しかし意外にもあっさりしていた。
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