『ダークフォース』(DF)とか、 あとは読み物、落書き、日記などのブログ。

DFなどのブログを始めてみました。

小説というより、かなりテキスト寄りです。
更新遅めですが、よろしくです。^^

『ラウエルさん』

2016年09月18日 16時57分26秒 | ためぞうの冒険+DFセカンド 登場人物編

   『ラウエルさん』



 ・ ファルさんの働くお花屋さんに、やって来た元気な女の子。

   ファルさんとは大の親友で、

   心を許して女子トークが出来る、貴重な存在さんであります。


   でも、ラウエルさんはノリが軽いので、

   思って無くても、口に出てしまうことがあるのです。


ラウエルさん「ボス、ミスしたアル。」


ファルさん「ちょ、ちょっと、

      今度は何をしちゃったのっ!?」


 ・ 実は、そのノリの軽さと相反して、

   社交界では名の知れた、礼儀正しいご令嬢さんで、

   とても優秀で使える、得がたい心の友さんです。


   この情報化社会に、幅広い人脈をお持ちな、

   貴重な女子さんです。


   世は、新世紀21の群雄割拠の真っ只中、

   激動の九州三国志時代へと突入した、

   長崎ドラゴンタウンに、


   心の準備も全然無いままに、

   ふらりとやって来てしまった、

   そんな世間知らずのファルさん(20)を、

   幅広く、陰ながらサポートしていたりします。


ラウエルさん「これって、『ボスの愉快な仲間たち』の紹介アルか?

       まあ、それでも中華まん売れるならいいアルよ。」


 おっと・・・失礼。

 では、エルさんの紹介に戻りますね。


ラウエルさん「ありがとアル、

       手短で、いいアルよ。」


 解説は、人肌の温もりのある『中華まん』を2個受け取った!


 ちなみにセバリオスさんは、

 この中華まんの愛好家でもあります。


セバリオスさん「いやー、まだ寒い季節じゃないけど、

        これを両手持ちして頂くのが好きなんだよね。


        ほっこり、心まで温まるよねっ!」


 セクハラすれすれの低空飛行を、

 現役JKの目の前で、地面すれすれでやってのける、

 セバリオスさんですが、


 稀代の美食家として知られる彼に、賞賛されるのは、

 大いなる売り上げアップに繋がるのです。


 その特製あんの特許等、様々なグルメ特許で、

 ラウエルさんは、ファルさんを軽く踏み越えていく、

 とんでもないほどの利益を、街の内外問わず上げています。


 ですので、

 生活も街の新たなランドマークの、

 ネクサスビルの高層階に、

 キャッシュで、個人のマンションを所有するなど、

 リッチなセレブ生活を送っていたりするのです。


ファルさん「なんですってーッ!?」


ラウエルさん「いつも助かってるアル。

       でも、本題じゃないアルよっ。」


 はい! では、こちらになります。


 ・ ラウエルさんは、世紀末覇者伝説の英雄で、

   東方方面を制覇し、

   今もなお、当時に劣らぬ絶大な権力を持つお父さん、

   『アレキサンダー=ラウ』会長さんと、


   この新世紀においても、今だなお、

   余裕で現役JKを名乗れそうなほど、

   同世代にしか見えない、とても若々しいお母さんお持ちで、


   過去の世紀末覇者伝説で、

   至宝の戦天使として大活躍をした、

   特攻野郎憧れの、爆裂閃光のギャラクティカ・ライジングエンジェル、

   『エリーゼ=(エルシィ)=シグルーン』さんの、


    ◇ エルシィ=『戦天使の加護と翼を与えられし者』の称号。


   二人の英傑さんたちの娘さんで、

   両親からは、そのまま名前で『エル』と呼ばれています。


   そんな仲の良い家族ですが、

   お父さんのラウ会長は、

   そのエルお嬢様が、いつ生まれたのかという記憶を、

   何故か失っていて、


   お母さんのエリーゼさんから、

   「コウノトリさんが、運んでくれました。」という説明を受けています。


   ラウ家では、

   エリーゼ奥様の言葉にフタを出来る方が、

   給仕から庭師、社員、

   秘密結社構成員一同の末端に至るまでいないので、


   ラウ会長は、エリーゼさんに捨てられないように、

   口裏を合わせて、いつもにこやかにしています。


ラウエルさん「そういう事アル、

       母上様のいう事は絶対アル。


       昔、逆らったら、

       獅子の子のように、奈落の谷に突き落とされたアルよ。


       あっさり反抗期は終わったアル。」


ファルさん「エ、エリーゼ姉様の言う事は、

      絶対ですものねっ!


      (・・・出会った時に、誰が『最強』なのかを、

       身をもって思い知らされた記憶が、

       今も、昨日のようの事に鮮明に思い出されます。)」


 ・ そのエリーゼさんは、

   礼法や品位にとても厳しく、

   多くの王侯貴族の娘さんたちを指導し、

   娘のエルさんも、例外に漏れず、

   むしろ徹底的に淑女として磨き上げられ、


   あらゆる王家に嫁げるよう、礼法と作法や、

   花嫁修業の一環として、数多の宮廷料理の数々の技術に至るまで、

   完璧に学ばされ、


   完全無欠の教育を受けると、

   遊ぶ事も許されないまま、

   ガッチリとスケジュール管理を強いられ、


   おともだちの一人も出来ない内に、

   華々しい社交界へとピュアなまま、

   まるで操り人形のようにデビューさせられるという、

   苦労の持ち主でもあります。


   今のラウエルさんとは、雰囲気の全く違う、

   西洋と東洋の美しさを兼ねた、社交界の新たな華、

   麗しの姫、エルお嬢様に、

   多くの男たちが振り向かされるのですが、


   それをさも満足そうに見つめる、社交界の絶対女王、

   エリーゼ奥様を前に、

   高嶺の花として、ただ呆然と眺める事しか出来ませんでした。


   そんな中、彼女のその細い手を取って、

   ダンスに誘ったのが、

   名門マクスミルザー家の当主で、

   美しき黒髪の貴公子、ミルザ王(現、ヒゲの中年バルマード親父。)でした。


ラウエルさん「あれは、感動のメモリー・・・アルよ。」


   フッと現れた、まぼろしとも言える王子様にリードされ、

   最高のデビューを果たしたエルお嬢さんでしたが、


   どうやらそれも、エリーゼさんの仕込みだったようで、

   良い様に、手のひらの上で踊らされる日々は続いたのです。


ラウエルさん「プルプル・・・、

       懐かしい、いい想い出アルよ。」


ファルさん「(は、ハンパねーーーッ!!!)


      おろおろおろ・・・、

      今があるって幸せなことよね、ラウ。」


ラウエルさん「今となっては、

       母上様は気ままに遊んでるアルから、

       パパリンが、ただ浮気を心配して、

       キョロキョロ、こっちに来たりしてるだけアル。


       こっちには、母上様のお師匠さんの、

       亀吉さんいるアルから、

       母上様も、暴れたりはしないと思うアルよ。


       あっ、そーいえば、

       母上様が、ためぞうさんに会った事がアルね。


       狙われたら、終わりアル・・・。」


ファルさん「ええぇーーーーッ!?」


ラウエルさん「母上様の話はいいから、

       もっと私の事、知って欲しいあるよ。」


 ・ では、続きの方を。


   なんとなくチャイナ娘さんをしている、ラウエルさんですが、

   家に帰ると、急に人が変わったように品位が上がって、


   三つ編みをほどいたロングのソバージュが、これまた美しい、

   清純で引っ込み思案の、元のエルお嬢様へと戻ってしまいます。


   この時のキャラのエルさんと、ためぞうが出会えば、

   彼に、素敵な目標が芽生えて、

   エンディング(ウエディング?)に向かって、

   爽やかに駆け抜けていくことでしょう・・・。


   そして、ためぞうはエリーゼさんに、婿として気に入られ、

   永遠に隷属させられ、タダ働きをさせる事になります。


   つまりラウエルさんは、

   その仮初めのチャイナな仮面を、本物へと変えて、

   実力で、母上様に認めさせなければ、

   誰と結ばれようが、結局、新郎を奪われてしまうのです。


   ですが時折、神の如き威厳を見せる、

   今では、すっかり丸くなったセバリオスさんのように、

   エリーゼさんをも上回る実力をお持ちな方なら、

   例外もあるでしょう。


   でも、それではラウエルさんは、

   エリーゼさんに負けっぱなしで、納得しません。


   その覚悟で、ラウ性を前に付けて、

   『エル=エルシィ=ラウ』さんとなる所を、

   ミドルネームを封印し、

   『ラウエル』さんを名乗っているのです。


   一人娘を溺愛する、パパリンのラウ会長さんも、

   支配率100%のエリーゼさんから、

   1%でも娘を取り戻す為に、全力で応援しています。



ファルさん「そーだったのっ!?」


ラウエル「? 言ってなかったアルか。


     まあ、ボスは普通に「ラウ」って呼んでくれるので、

     気にもしてなかったアルよ。」


 ラウエルさんの、チャイナ娘愛はハンパではないのです。


 なので、帰って落ち着いたら、

 アニメのチャイナ娘さんを手本にしながら、

 しっかりとハマって、


 グッズを買いに、アニメストアに通ったり、

 コスプレ衣装を仕入れたりしているのです。


ファルさん「それって、コスプレなのね・・・。


      だから、どこかで見た事あるようなドレスを、

      いつも着てたんだ。」


ラウエルさん「今は、レイヤーさんじゃなくて、

       本物のチャイナ娘さんを、本気で目指してるアル。


       私、パパリンの国籍が中国だから、

       問題ないはずアル。


       今まで出来てなかった分、チャイナっ子パワーを、

       高めているアルよ。


       ボスは、応援してくれるアルか?」


ファルさん「もちろんよっ!

      だって私たち、親友じゃない。」


 その言葉に、心打たれたラウエルさんは、

 普段、フェス以外では人に見せる事もない、

 予備のチャイナドレスのコスプレの衣装を、

 ファルさんに力強く手渡すのです。


ファルさん「こ、これを私にどうしろと・・・。」


ラウエルさん「ボスも、これに着替えるアルよ。


       感動したアル、その想いを共有したいだけアル。

       後でDVDも渡すあるから、

       見るといいアルよ。


       日本のアニメ、最高に面白いアルっ!!」


 ファルさんは、どうやらコスを期待されているようです。

 ここで断わっては、その友情は見せかけだけだと、

 彼女をガッカリさせる事でしょうネ・・・。


ファルさん(ええぇーーーっ!?)


 ちなみに二人は、

 人通りも活気に満ちた、ドラゴンタウン商店街の、

 ファルさんのお花屋さんの軒先にいます。


 アーケードのアーチも、晴れ渡る秋空に照らされ、

 通りには、休み時間の会社員さんや、

 魚屋さんのおじさん、野菜屋さんの奥さん、

 そして、夕食の材料を買出しに来ている主婦のおばさま方々。


 ギャラリーも大勢いる中、

 この商店街の憩いの花であるファルさんに、

 コスプレ衣装が手渡されたのです。


 その成り行きは、しっかり皆さんに見守られています。

 これはもう、その姿を披露する以外に、

 道はないでしょう。


 裏でコソコソと試着して、はいOKでは、

 ラウエルさんは許しても、

 皆さんの期待を裏切るのは間違いありません。

 選択肢なんて、いらないのです。


 そういう場面も、たまにはあるという事を、

 学ぶ為に、貴女はここに立っているのでしょう?

 ねえ、オトナなファルさんっ。


ファルさん(せ、選択肢無しですか!?


      ・・・仮にあったとしても、

      これまで痛い目に遭って来たので、

      どうせロクな物は期待できそうにもありませんが。)


 社会に馴染んできてますねっ!


ファルさん(・・・ワナとは、

      導かれる前に、気付けなければ、

      避けられない定めなのです。


      一度として、かわした記憶はありませんが、

      相手がラウだからって、

      油断していた私がいけないのネ・・・。)



 ためぞうや、エリスねーさんとは違って、

 素直なファルさんは、

 無駄な抵抗をする事もなく、

 奥で、色違いでお揃いのチャイナドレスに着替えると、

 お店の軒先へと戻って来ました。


 きわどいスリットが脚線美を演出する、

 素敵な藍色のチャイナドレスです。


 ちなみに、ラウエルさんはオレンジ色です。

 サイズが同じなので、ボディラインのメリハリは、

 ファルさんに分があるようです。


 ボリューム満点のこぼれそうな胸元と、

 そこからアーチを描くようにくびれたウエストで繋がれた、

 流線型に沿って、キリッと上がったヒップラインも、

 それはもう見事なほどにスタイル抜群ですっ!


遠くのエリスねーさん「腰抜けっぽい感じで、言われてる気がする・・・。」


ためぞう「言われてるな、

     こういう時のオレの勘の的中率は、97%超えだから。」


 確かに、ギャラリーさんたちの期待に、

 120%のサービスで、応えたファルさんです。


若い男性の会社員「・・・。(素朴な感じも良かったけど、

         これはこれで、色っぽくて素敵ですっ!)」


魚屋さんのおじさん「ファルちゃん、やっぱり美人さんだねっ!!

          オレが若けりゃ、真っ先に突撃してたところだぜ。」


野菜屋さんの奥さん「奥さん出かけてるからって、

          鼻の下、のばし過ぎだねぇ。


          でも、キレイだわっ・・・。」


奥さんA「私も若い頃だったら、あのくらいっ。」


奥さんB「アンタと撮った修学旅行の写真とか、

     何でか、スマホに入ってたんだけど・・・。」


奥さんJ「ハッハッハッ、

     そいつぁ、ぜひ見せて貰いたいもんだわっ!」


 そんな商店街の和やかな日常で、

 ラウエルさんは、ファルさんの耳元でこう囁くのです。


ラウエルさん「アナタがワタクシよりも、

       同じ姿で輝くのなら、


       この場は、素直にお譲りして、

       ワタクシの紹介など、終わりにしてしまいましょう。」


 突然、口調が慇懃無礼なほど、丁寧になって、

 光のない眼差しで、ファルさんを眺めるラウエルさん。


 この時、周囲の人たちにも、

 その空気はピンと張り詰めて伝わり、


 ラウエルさんの姿が一瞬、

 とても気品に溢れて、凍り付くほどに美しい、

 一人のお姫様のように移ったのです。


ファルさん(うおぅ!?

      ・・・エリーゼ姉様が、憑依でもしてるのッ!!)


 ファルさんは、急に腰が引けたように、

 お花屋さんの奥へフェードアウトしていくと、

 いつもの緑のエプロンに着替えて、すぐさま戻って来ました。


ファルさん「まだまだ、これを着こなすには、

      勉強不足だったようだわ。


      後で、DVD貸してくれるよねっ?

      ラウーっ。」


 あれは一体何だったのだろうと、

 誰もが思ってしまうかのように、

 一瞬で、いつもの元気なラウエルさんに戻っています。


 遠くでその光景を見ていた、アリス会長さんには、

 ラウエルさんの背中から細く延びる、

 一本の見えない操り糸が見えたのです。


アリス会長さん「エリーゼさんも、

        まだ子離れが出来ないようですねっ。」


 その一言で、路地裏に居た、

 ラウエルさんにそっくりな、お姉さん? とも見えてしまう、

 17,8才くらいのロングのブロンド美少女さんが現れます。


エリーゼさん「ご無沙汰しております、アリス会長様。

       ウフフッ、ワタクシもまだまだですね。


       時代は変わっても、まだワタクシは、

       貴女様の後ろを歩いているのを、実感致しましたわ。」


 とてもお母さんには見えない、

 若すぎるエリーゼさんです。


 エリーゼさんは、すぐに糸を切って、

 会長さんに一礼すると、

 お手製のガトーショコラが入ったかわいい箱を、

 そっと差し出すのです。


 それを、おめめキラキラで見つめて、

 固まってしまった、アリス会長さん。


 しっかり予防線は張られていたようです。


 会長さんが、その箱を手にした頃には、

 すでにエリーゼさんの気配は完全に消え去っていました。


アリス会長さん「ファルさんと、ラウエルさんに感謝です~っ。」


 眩しいほどの喜びの笑みを見せると、

 アリス会長さんも、誰もいない生徒会長室まで、

 駆け足で帰っていきました。


  ◇ ラウエルさんに付いていた、『操り糸の効果』が消え去った!


 素に戻ったラウエルさんに、

 ファルさんはまだ、緊張から解放されてはいないようです。


 ちなみにギャラリー全員、

 ファルさんのチャイナドレス姿の記憶を、

 一切、覚えてはいないようです。

 どうやら、ラウエルさんのお母さんの仕業のようです。


ラウエルさん「どうしたアルか、ボス?」


ファルさん「あははっ、

      今日はお手伝いはいいから、

      しっかり、自己紹介の方、頑張ってねっ!


      (触らぬ髪に、抜け毛無しって、

       ジェネシスおじさん、言ってたわ・・・。


       プルプル・・・、

       一瞬、ラウの背中で光ったアレって、

       何かの糸みたいな感じだったけど、


       き、気にしてはいけないんだわ。)」


 こうして、商店街の憩いのお花のお姉さん、

 ファルさんに、一時の平和が訪れたのでした。


 すると、そこに荷車を引いて移動販売から戻って来る、

 オーナーのジェネシスおじさんの姿が見えました。


 ファルさんは、もう一波乱来るのを恐れて、

 天に祈りを捧げています。


ジェネシスおじさん「やぁー、ファル君にラウエル君。


          おじさん、今日は特別に、

          ラウエル君の入店記念日の結わいの品を、

          持って来たところだよっ。」


ラウエルさん「おー、まじアルかっ!

       嬉しいアルよっ!!」


ファルさん(わ、忘れてたぁぁあァ!!

      なんて、ミステイクなのっ!


      ・・・私のばかーーーっ。)


 その贈り物の大きな箱には、

 ちゃんと、ファルさんとジェネシスおじさんと、

 軍師のグランザスさんと大大名のゆきはなさんの、

 名前があります。


ジェネシスおじさん「言い出しっぺは、ファル君だからねッ!

          さあ、手渡してやりなさいなっ。」


 そう言って、ファルさんの背中をポンと押す、

 ジェネシスおじさんです。


 完全におじさんの仕込みですが、

 この流れに乗らなくては、もうチャンスは訪れないでしょう・・・。


 しらを切り通すのは、かなり抵抗がありましたが、

 ファルさんは満面の笑みで、そのリボンで飾られた、

 大きな箱をラウエルさんに手渡します。


 ファルさんは、これからより一層、お花屋さんを頑張って、

 おじさんへの借りは、倍にして返す意気込みですっ。


ラウエルさん「サプライズ、ありがとアル!

       感激アルよッ!!!」


 リボンをほどいて、箱の中身を見ると、

 ラウエルさんの顔が、火照るように赤くなっていきます。


 それは、現在絶賛放映中のテレビアニメ、

 『マジカル☆チャイナバトルドレス少女・シャーロットちゃん♪』

 の、オートクチュールのチャイナドレスです。


 作画の資料として使われていた、赤のカスタムチャイナドレスを、

 おじさんは、コネで制作会社から頂いて来たのでした。


 色んなパイプを持ってるおじさんだと、

 後にファルさんは、社会の仕組みというモノを偉大さを、

 思い知らされるのでした・・・。


ファルさん「ラ、ラウが喜んでくれるのならw」


ジェネシスおじさん(いやー、あのアニメって、

          娘ラブのラウ会長から頼まれて、


          私が知り合いのアニメ製作会社に、

          企画を持ち込んで、作ってもらったものだから、

          そういう事なんだよ。)


ファルさん(さすが、おじさんッ!

      こんなに気の付くおじさんだったなんて、

      こちらへ参らなければ、気付かないまま、

      ムサいからって、野に放ってたかも知れないわっ。


      ホントにありがとうっ!

      正直、こっちでは尊敬してますっ。)


 ラウエルさんは感動に我を忘れて、

 素に戻ってしまっています。


 家を出る前にいつもかけている、

 チャイナ娘愛への暗示も解けてしまって、

 すっかり無防備状態です。


ラウエルさん「まあ、どうしましょう・・・。

       こんな素敵な物を頂いてしまって、

       本当によろしいんでしょうか?


       ああ、何もお返し出来ないのがお恥ずかしいです。」


ファルさん(素に戻ってるっ!?)


 急に、気品と品格が増したラウエルお嬢様に、

 ギャラリーも吸い込まれるように、見惚れてしまいます。


 メイク直しをして、強めにフラッシュバックを当てて、

 まるでプリクラで別人に加工し直したように、

 輝いて見えますっ!!


 これが、本当のラウエルさんの姿なのですが、

 これでは、あまりに眩しすぎて、

 声をかけるのも、躊躇われるほどに美しいです。


 これまた、計った様に固く結ばれた三つ編みが、

 緩やかにほどけながら、ロングのソバージュとなって、

 陽光を、その繊維に一本一本に流し始めると、

 おじさん、ショックを与えすぎたと猛省しています・・・。


ファルさん「と、とりあえず、

      今日は家に帰って、ゆっくりするといいんじゃないかな?


      夕方にお食事会でもして、お結わいしましょうネッ。」


おじさん「今日は私が店番するから、

     ファル君、タクシーで送ってあげなさいな。」


 そう言うジェネシスおじさんは、

 ポケットからスッと取り出したマネークリップの札束から、

 一万円を手渡します。


 レジ以外では、あまり触れたことのないお札に、

 「多すぎるわよっ!」っとツッ込む余裕もないまま、

 店裏の公園前へと追いやられると、

 もうタクシーが着いていました。


 ラウエルさんを、ネクサスビルで偶然あった、

 親代わりの亀吉さんに託して、

 駆け足で戻ってくる、ファルさんです。


 近かったので、結構、お金あまりましたねっ!


ファルさん「残りは、レストランの予約の足しにしますからッ!


      エストさんみたいに、ネコババなんて、

      出来ませんからっ。」


通りすがりのせりかさん「ほうほう、いい事聞けましたね。

            エストさんにでも、教えておいてあげますか。」


 油断ならない相手に、

 うっかり言葉を滑らせた、ファルさんです。


ファルさん「うっ!」


 今は公園なので、

 お店のジェネシスおじさんは、すぐそばです。


 せりかさんは、露店のクレープ屋さんを見ながら、

 ファルさんに、おねだりです。


せりかさん「私は、口は堅いですよ。

      でも、おこずかいが足りないのです・・・。


      よかったら、そのタクシー代の残りを幾らかを、

      貰えちゃったりすると、嬉しく思います。」


 せりかさん、ダメ人間です・・・。


 ファルさんは、こういう時の対応なんて知らないので、

 おつりの八千円の全部を渡してしまいます。


ファルさん(・・・はぁ、私って、

      誰かいないとダメなのね、とほほ。)


 ダメなのは、せりかさんです。

 せりかさんは、浮かれてその日に使ってしまいますが、

 後で、ホーネルからキツイお灸を据えられて、

 (身体は借り物なので、主にドリルの計などの罰ゲームです。

  夏休みの小学高学年の宿題程度の量のドリルを解くまで、

  部屋を出るのは許されません。


  せりかさんの学力では、至難の業です。)


 マンションへと戻ったラウエルさんは、

 亀吉さんに再度、喝を注入されると、

 いつものラウエルさんへと戻ったのでした。


ラウエルさん「亀吉さん、助かったアル。

       まだまだ道は遠いアルよ。」


亀吉さん「ワシも応援しちょるよっ!

     チャイナドレスのラウエルさんも、

     もっと自信ば、付けないかんねっ!


     エリーゼさんの暴走は、まかせちょきーっ。」

 頼もしい言葉を残して、仕事へと戻っていった、

 ビルのオーナーの亀吉さんです。


 ラウエルさんは、オーシャンビューの高層エリアの窓辺で、

 晴れわたる秋空を見つめ、輝くチャイナ娘さんの星を見つめます。


ラウエルさん「ディナーの時間まで、

       がんばって、DVDを見直すアルッ!!」


 ラウエルさんは、夢に向かって走り出します。

 そして、立派なチャイナ娘さんになった日には、


 勇気をもって、ためぞうを物にするでしょう。


ラウエルさん「しっかりしたプランを持ってる、ためぞうさんは、

       きっと、立派な王になれると思ってるアルよ。」


ファルさん「えっ!

      ホントにためぞうさん、狙ってたのーーーっ!?」


 楽しげに、夕食会の準備を進めるファルさんに、

 離れていても届く、心の友の決意です。


ラウエルさん「スマホの電波が5ギガになって、

       便利なったアル。


       よく届くアルよ。」


ファルさん「そこは、語っちゃだめですってっ!」
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