『ダークフォース』(DF)とか、 あとは読み物、落書き、日記などのブログ。

DFなどのブログを始めてみました。

小説というより、かなりテキスト寄りです。
更新遅めですが、よろしくです。^^

続 「ダッシュ!」しない古蔵さん。』

2017年05月08日 21時48分44秒 | -ためぞう の ぼうけん。- (仮)
   『続 「ダッシュ!」しない古蔵さん。』


古蔵さん
「ここで、引っ張るんかいっ!!
 ・・・って、始まっとるやんけ。

 オオゥ、
 おろ、おろおろ・・・。」


  ◇ 『ラッキー+1』再発動!!


 それは、古蔵さんの目の前で広がる、
開かれし光輝の天上の門・・・。

 プラチナに煌めく長い髪を柔らかに揺らしながら、
その髪にまばゆい煌めきを流し、虹色の天使の輪をその頭上に淡く描く、

 この世のものとも思えない、
まさに古蔵さんの望んだ以上の、
究極の美少女が、彼の元へと光臨して行きます。

 その姿は、まさに伝説にさえ謳われる、
世界の終焉や、理すらも塗り替える事が出来るという、
『最強』と呼ばれた、運命の乙女・・・。

  「キラキラ☆ルフィアさん。」

 そんな夢のような(?)感じで登場した、
ルフィアさんは、ラッキー+1に無理矢理に、
引っ張られて来た気分ですが、
身振り手振りで、あれこれ空回りしながらも、

 ぽかんと口を開けて、フリーズしている古蔵さんに、
とても優しい表情をして、温かな言葉でこう言うのです。


ルフィアさん
「私の事を、これほどに想ってくれていたのですね、
 タルスメフィー陛下・・・。

 この容姿はおそらく、
 私の内に封じたある能力が、
 ほぼ、限界値に達している状態の姿なのでしょう。

 内容を語る事は出来ないのが、
 大変、申し訳ないのですが、

 ここまで私などが、
 陛下に想われているなんて、
 その・・・、

 すごく嬉しく思います。」


 そのルフィアさんの再現度は、
古蔵さんの妄想激烈パワーに依存しています。
とんでもなく、溜りに溜まりまくった熱い想いが、
その奇跡を生み出したのでしょう。

 呆ける古蔵さんを心配しながらも、
そう言葉を告げ終わったと同時に、
恥らう乙女な感じの、初々しいルフィアさんは、
古蔵さんの方を、まともに直視出来なくなってしまいます。

古蔵さんの願望のせいで、
強制的に、恥らう乙女をさせられている、
照れた感じの愛らしい、ルフィアさん。

 透けるように美しいその白い肌が、
薄桃色に高揚する様子からも、
その彼女の恥じらい具合は、十分に伝わって来ます。

 古蔵さんも、望みはしたものの、
予想以上の胸の高鳴りに(おそらく、数千年分溜まりに溜まった。)、
ひどく落ち着かない様子で、
天上の階段以外に、辺りに物などないとわかっているのに、
もじもじとしながら、あちこち目を泳がせは、
無尽蔵に湧き上がって来る、
何ともこそばゆい感じを必至に押し込め、
誤魔化すその姿は、変態さんにも、不審者さんにも見えて、
まさに無様そのものです・・・。

 するとぼんやりとしていたその場所に、
階段以外の家具や調度品が次々と現れ始め、
さすがは、エリスねーさんが持ってる『ラッキー+1』、
といった効果を発揮し始めますっ。

 あっという間に、古蔵さんにはとても印象深い、
毎日通っている宅配の営業所の倉庫が、
二人を取り囲むようにして出現したのですっ。

 まるで二人とも魔法にでも、かけられたような感じですが。

 とても倉庫の中とは思えないほど、
綺麗に整えられた室内には、伝票整理などの、
簡易な事務にも使えそうな、立派なデスクが二つ、
横に並んで置いてありました。

 普段なら向かい合わせに並んでいて、
簡単な間仕切りでもありそうなものですが、
まるで二人で座れと狙ったように、
ピッチリと、二つのデスクがくっ付けてあるのです。


 霧で前が霞んだような、アウェーの地から、
親しんだホーム地へと、無事帰還した古蔵さん。

 その空気に安心してか、古蔵さんは慣れた感じで、
自分のネームプレートの置かれたデスクに座ると、
ルフィアさんに隣のデスクへどうぞ、と手招きです。


ルフィアさん
「あっ、はい・・・。」


 天上への階段が併設されている以外は、
古蔵さんには違和感なく、すんなりと、
この状況を受け入れられました。

 エリスねーさんの見えない力は、
ダメな古蔵さんの気持ちさえ、一発で吹き飛ばすかのように、
威力バツグンのようですねっ。

 「ようは、気持ちの持ち様と」、

エリスねーさんの偉大な姐さんパワーは、
古蔵さんの妄想世界さえ上書きするほどの、
ありがたい加護の効果を見せるのです。

 ・・・そして、遥か彼方の現実世界では、
邪まな気持ちとわかっていても、
やっぱり見たいという好奇心を抑えられずに、
便利アイテムを使って、コッソリと覗き見ている、
アリス会長さんと、レイカさんの姿があります。

 まるで、二人の乙女の想いが重なりでもしたかの様に、
エリスねーさんの方へと振り返ると、
見つめるその視線に、熱がこもります。

 (わ、私たちも一刻も早く、どうにかして、
  お姉さまの加護を得なくてはっ!!)、

・・・と。


 そんな二人が、何をやっているのかも分からないでいる、
現実世界でおいて行かれるエリスねーさん。

 時が止まったかのように見詰め合う、
黒髪のルフィアさんと、ネコのマスクの古蔵さんの、
そのあまりの不自然さを、フォローしているのは、
エリスねーさん、ただ一人です。

 「もうちょっと、動かないでねーっ。」

 っとか言いつつ、
ちょうど持ち合わせていたスケッチブックに、
二人のデッサンを取るフリまでして、
通りかかる街のみなさんたちを、ベタな演技で誤魔化して、
孤軍奮闘している、人がいいエリスねーさん。

 そのねーさんのピンチを狙ったかのように、
一台のリムジンがスマートに横付けして来ると、
中から白のスーツ姿で決めた、
いつものイケメン紳士さんが下りて来ます。


セバリオスさん
「気になって、偶然を装って通りかかったんだけど、
 何だか困ってるみたいだね?
 ピンチなんだよねっ、エリスッ。

 なんと、お困りではないとっ!?

 フフッ・・・。

 そうだな、私も信じよう。
 例えそれが、どんな解決しがたい困難だとしても、
 エリスがそれで満足すると言うなら、
 そういう感じのプレイも、
 邪魔する気などないので、
 
 たまには、そういうピンチも、
 息抜きにはいいものだよね。

 本当にどうしようもない窮地に陥っても、
 その時はまた、通りかかると思うから、
 ついでに、ルフィアさんの事、
 よろしくねっ。」



 当のエリスねーさんは、演技の方に集中しすぎて、
セバリオスさんの好意の言葉も、聞こえていないようです。

 ルフィアさんの事だけは、
うんうん頷いていましたが・・・。

 すぐにでも助け船を出してくれる、
アルティメットヒーローのセバリオスさんを、
うっかりと通過させてしまいました。

 そんな隙の多さも、
もしかしたら、魅力の一つかも知れませんネ。


エリスねーさん
「ぜぇぜぇ・・・。

 何だか今日は、セバリオスが素直で助かるよ、
 おう、ルフィアさんの事は任せとけっ!!

 そんじゃ、またなーっ。」


 貴重な運気を、いまだに古蔵さんから吸い上げられる、
割と苦労人のエリスねーさん。

 義理人情を重んじ、演じる事をやめない、
女傑でカッコいい、OL23才さんのその姿に、
見る者は心を打たれ、その茶番を温かく見守ってくれます。

 例え、とんでもない窮地に立たされるとしても、
影で事情の分かったセバリオスさんや、
その友人で憧れの人、レオクスさんなどが、
ワープして来て、解決してくれる事でしょう。

 ただ、先ほど通り過ぎたセバリオスさんと、
試練を根性で耐えるエリスねーさんは、

 どうして古蔵さんの妄想に付き合わされて、
ルフィアさんまで、時を止められているのかに、
まったく気が付かない所ですねっ。

 些細な事など気にしないのが、
やっぱり、ねーさんらしいと言えるのでしょう。

 ・・・きっと後で、

 「何で、さっき教えてくれなかったんだよっ!」

と、違いのわかる男の中の男、
セバリオスさんの胸ぐら掴んで、
問い詰めそうなものですが。

 そんな事をしても、きっとセバリオスさんは、
エリスねーさんの責めを、一つの愛情表現だと思って、
悦に入りながら、受け入れる事でしょう。

 勝手な誤解で、ねーさんから変人だと思われてる、
セバリオスさんは、至ってジェントルマンな、
イケメンのスーパーセレブです。

 セバリオスさんのミラクルパワーがなければ、
ルフィアさんは、今もきっと窮屈な思いをしていたのですから。


アリス会長さん
(この世界の最大の限界LVである、
 LV『99』をあっさりと超える、
 現状、無敵のセバリオスさん・・・。

 んんっ、
 この地では、セバリオスさんに親切にしておいた方が、
 身の為のようですねっ♪)


 なんとなく、アリス会長さんが思っている事が理解できる、
いろんな才能に溢れた、麗しき黒髪の女子高生のレイカさんは、
その彼女が、ほんの僅かな間だけ気を引き締めた感じを、
見逃しません。(約10億分の1秒の間ですが・・・。)

 その身に危機を感じたレイカさんは、
たまらず、会長さんの耳元で、
注意しておくべきアドバイスを、ヒソヒソと尋ねます。


アリス会長さん
(・・・という事ですねっ。

 この有益な時間を、私たちでお邪魔しては、
 きっと、何処からかカミナリが落ちるかもですょ。

 温かく見守る事に、しておきましょーねっ。)


レイカさん(わ、わかりましたっ。)


 すると突然っ!!

 この二人にも予想させない展開で、
泥やホコリまみれのくたびれたボロ服に、
土色の髪のエストさんが、
何処からともなく、湧いたように出現しますっ!


エストさん
「ふぅ~っ、何とか帰って来れた。

 あれ、
 古蔵さんが、どなたさんかとパントマイムしてるし。
 姐さんは、お絵かきっすか?

 ともかく、出迎えっぽい人がいて一安心。
 戦利品でも、確認しときますかね。」


 不意に現れたエストさんに、
今のエリスねーさんは、すぐには反応出来ませんっ。

 エストさんが、表がボロボロになったがま口から、
その手のひらに、アメ玉とよくわからない石ころを、
広げてみると、その目線の先で、
アリス会長さんとレイカさんに、目が合ってしまいます。


アリス会長さん
「あっ・・・。」


エストさん
「こんにちはー、会長さんっ!
 あと、レイカさんも~っ。」


 空のがま口を持ったまま、手を振るエストさん。
そして、目が合った瞬間から、
音もなく消え去る、いろいろ覗ける便利アイテム・・・。


レイカさん
「!? えっ、消えたぁーーっ!!」


 そう、エストさんの冒険に、
そんな便利アイテムが存在してはいけないのです。

 苦労して、もっと苦労して、
荒波にも逆らって、断崖絶壁さえ逆に登りきる、
エストさんの冒険魂ィ!!!

 世界のその矛盾を解消するかのように、
様々な便利なアイテムは、エストさんの中心から、
失われていく事でしょう・・・。

 それは、古蔵さんの妄想世界でさえ、
例外ではありませんっ!!!

 エストさん、ちょー危険人物な感じになってますっ。


アリス会長さん+レイカさん
(ウ、ウイルス化でもしているのぉぉーーーオッ!!!)


 刹那、目にも留まらぬ速さで、
セバリオスさんが通り過ぎると、
それと同時に現れた、新たなる冒険へのゲートが開かれ、
問答無用にエストさんを呑み込むと、
瞬く間にゲートは閉じられ、

 エストさんの戦利品のようなものと、
残響のみがその場に残ります。


エストさん
「ぼ、冒険の準備がぁ・・・。」


 少しの沈黙の後、エリスねーさんが首を傾げながら、
ひとり言のように、こう言いました。


エリスねーさん
「あれっ!?

 ちょっとセバリオスの気配を感じた気がしたけど、
 気のせいかな?

 そういえば、エストさんもどっか行っちゃってるのね。」


 アスファルトにまかれるように落ちた、
エストさんの戦利品を、綺麗なレース編みのハンカチで、
丁寧に拾ってあげる、アリス会長さん。


アリス会長さん
(これは大切に預かっておくとしましょう。

 古蔵さんの夢の中への道は絶たれてしまいましたが、
 ルフィアさんの夢も壊さすに済んで何よりです。

 ・・・。

 驚くべきは、ルシファーVII(セブン)と、
 要塞ファールスを使って、何とか維持していた、
 限界を超えてしまい、危険だったルフィアさんを、

 何事もなかったように、この地に招いてくれた、
 セバリオスさんの、その神の御業ですね。

 と言いますか、セバリオスさん自身が、
 まさに神のような方なのです・・・ネ。)

 そんな、『神』っぽささえ漂う、
セバリオスさんまで、
従えているようにも見えた、凛々しきエリスお姉さまに、

アリス会長さんもレイカさんも感激のあまり、
その乙女な瞳には、その姿は神々しくさえ映り、

 盛りに盛られて、
羨望を浴びている方のエリスねーさんは、
今後も苦労しそうな感じが、
むんむんと滲み出ています。


エリスねーさん
(だ、誰か助けてくれよぅ・・・。)


 エリスねーさんの苦労は、続きます・・・。


エリスねーさん
「どんだけ続くんだいっ!!

 そんな事、どーでもいいから、
 いい加減、ためぞうのヤツも出してやっておくれよぉー。」



     ためぞうさんは出ても出なくても、
               続くのでした・・・。
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