『ダークフォース』(DF)とか、 あとは読み物、落書き、日記などのブログ。

DFなどのブログを始めてみました。

小説というより、かなりテキスト寄りです。
更新遅めですが、よろしくです。^^

『エリスねーさん V -「冬になりましたネ。」-』

2016年12月13日 19時51分58秒 | -ためぞう の ぼうけん。- (仮)

   『エリスねーさん V -「冬になりましたネ。」-』



 新たな舞台として選ばれたのは、


 その広大な平原の、空の彼方で、

 現在も継続されているであろう、艦隊戦のまっ最中、


 大地に堕ちた多くの戦闘艦艇が、遮蔽物として突き立ち、

 未だ、遥か上空の戦場から、

 破壊された機体や、戦闘艦が落ちて来る、


 そんな大地でした。


 地面を抉るように突いた戦闘艦群からは、

 全ての脱出ボートが分離されており、


 主のいなくなった船を守る為に、

 自動シールドシステムが、

 不安定なエネルギー炉から、展開されてます。


 盾として使うには、十分な役割を果たしてくれそうですが、

 いつ爆破するかもわからない、危険な状況です。


 そして、敵方の巨大な空中母艦から、

 この戦慄の大地へと運ばれた、

 相手側の、蒼黒の大型マシーンが、

 この戦火の大地へと、射出されます。


 女性パイロットは、そこで初めて、

 自らが置かれた不利な状況を、

 思い知る事になるのです。


謎の女性「!?

     クッ、・・・そういう事だったか。」


 サフィリアさんたちを運ぶ、その空中母艦は、

 以前のモノと比較にならない巨大さを誇り、

 もっと多くの部隊を運べる仕様になっているようです。


 その強力なパワーは、

 前回の三倍の耐久力と、出力に調整されています。


 被弾面は三倍以上に、大きくなってはいますが・・・。


 これはつまり、

 蒼黒のマシーンを操る、

 その彼女の、防御の面での負担が増えるばかりか、


 対する防御タイプのサフィリアさんは、

 圧倒的優位を、戦う前から手に入れる事になったのです。


 観衆の中に混じるセリスさんは、

 クスッ、と微笑みながらこう言ったのです。


セリスさん「当然、船が大きくなれば、

      パワーが上がりますよねー。


      (その程度の事、普段なら、

       すぐにわかっちゃったでしょうにっ。


       船の大きさの方は、少々盛ってはみましたが、ネッ。

       うふふふ~っ♪


       勝ちたい気分が先行しちゃって、

       平静さを欠いていては、

       チームプレイというのは、なかなか難しいですよっ。)
      

      プレイ中のコインは、オーナーさん持ちですから、

      遠慮なく、イベント気分で楽しんで下さいねーっ!!」


サフィリアさん「おおぉ!!

        これは凄いパワーですねっ。」


 空中母艦からのパワーを、直接自分の物に出来る、

 防御タイプのサフィリアさん。


 その白銀の女性の騎士の姿をした機体の、

 性能は、大きく上昇していますっ!!


 この光輝の盾があれば、

 蒼黒の大型マシンから発射される、

 閃光のレーザービームにも、何とか対応出来そうです。


 レミーアさんは、巨大フィールドを有効性を、

 経験から予知していたようで、


 前のマシンから、機体変更を行っており、

 より推進力を向上させた、

 高出力のエンジンを三基搭載の、

 機体が光学迷彩によって、背景色へと変化する、

 高速偵察機に乗っています。


 スナイパーライフルのような、長くて美しい、

 シルエットのアンテナを装備し、

 大きな翼が特徴の、

 シャープな人型のマシンが、


 サフィリアさん機の横を、

 風を切りながら、雲を引いて通り抜けて行きます。


レミーアさん「まずは情報を集めて、

       作戦を立てるのが得策っす。


       このフィールドタイプなら、

       光学の視界は、不安定に変化しますし、

       レーダーの性能も妨害電波で、かなり低下してるっす。」


 自分のチームメンバー以外の状況は、


 視界を遮るように舞い上がる噴煙と、

 半壊した戦闘艦から発せられる、強力なジャミング波によって、

 全くわからないような状況です。


 ナビゲーションのエキスパートの、

 レミーアさんのおかげで、味方チーム機には、

 他のチームより、見やすいマップが表示されています。


 地上戦を得意とする、突撃タイプの近接マシンへと、

 陽気に乗り込んだ、エリスねーさん。


 損傷から、プラズマを発しながら、

 主のいない船を守る戦闘艦。


 そこから立ちこめる噴煙が、濃霧のようになり、

 普段なら、ごく近くの状況しかわかりませんが、


 強力なレーダーを搭載した、レミーアさんの恩恵で、

 かなり見やすくなってるマップ表示に、

 ねーさん、ちょっと感動です。


エリスねーさん「レミーアさん、

        さすがゲーマーだよなー。


        でも、マップにこれだけ高さあると、

        あたしのロボのジャンプじゃ、

        そんなに高く上がれないから、面倒だよねーっ。」


レミーアさん「格納庫に、予備のジェットパックがあるっす。

       そのパックを付ければ、飛び放題ですよっ。」


 と、この瞬間、

 レミーアさんの発した声が、そのコクピットのスピーカーへと、

 跳ね返されますッ!!


レミーアさん(うおっ!?

       音声、戻ってきたッ!!)


 店内に飾られたディスプレーを見ながら、

 セリスさんが、裏で何かのスイッチを弄っているようです。


(安全第一ですっ♪


 大空なんか飛んで、

 むざむざと的になりに行くなんて、


 エリス様の以外のモブの皆さんで、お願いしまーすっ。)


レミーアさん(プルプル・・・。

       背中から、恐ろしいプレッシャーがぁぁあ!!!


       ・・・ふ、振り返らないで、

       前を向かなきゃ。)



 この障害の中、

 モールスのような発光信号も使えないとなると、

 遠方への可能な通信は、

 味方の有線通信のみの様です。


 近い場所であれば、それなりの通信可能ですが、

 作戦行動を展開するには、味方同士がオンラインの方が、

 圧倒的に優位です。


 レミーアさんが乗る、偵察型タイプのマシンには、

 長距離通信用の、

 特殊な有線ケーブルが搭載されています。


 クモの糸のように細く、また複雑に編む事も可能な、

 特殊ファイバーを用い、


 敵の位置や地理情報を集めながら、

 味方偵察機との糸を絡ませ、ネットワークを構築します。


 この有線通信が繋がれている間は、

 チーム同士の連携などが容易になります。


 ですが、一定の作戦行動に入った時点で、

 障害物などでも、断線します。


 また、有線接続中のチームの間に分け入り、

 機体の翼や、スラッシュビームなどを当てて、

 チーム間の通信を断つ事も可能です。


セリスさん(えっと、とりあえずは、

      この細い糸の束の、根元の押さえとけば、

      いいんですねっ。


      がんばって下さいねーっ!)


 味方である事は間違いなさそうなので、

 どうかご安心を、レミーアさんっ。


レミーアさん(わ、私は何も知りませんョ・・・。)


 それ以外に自分の位置情報を、

 知らせる方法があるとすれば、


 大音響の音声通信か、

 濃霧も貫く、強烈な閃光を発する事などです。


 その場合、発声や発光と同時に、

 蒼黒の彼女の的になるリスクが伴います。


 すると、蒼黒のマシーンを操る、

 謎の女性パイロットは、次の瞬間、

 こう叫ぶのですっ!


謎の女性「一気に勝負を決着出来ると、

     総当たりを望んでいましたが、


     どうやらこれでは、

     敵も味方もわからないですわッ!


     味方?を倒しても、ポイントは増えるのかしらね・・・。


     まあ、いいでしょう・・・。

     全て潰せば、ゲーム終了ですものねッ!!!」


 噴霧の戦場の空に座する、

 蒼黒の大型マシーンが、激しい光の波動を放ちながら、

 膨大なエネルギーを集束させていきますっ!!!


 その光景は、まるでブレスを放つ直前の、

 蒼黒のドラゴンのようです。


セリスさん(あら、

      思ったより要領がいいみたいですねっ。)


 蒼黒の咆哮は、相手のチームのメンバーを、

 大いに震え上がらせるのに、十分でした。


 相手側の各マシンたちが、破壊されるのを恐れたのか、

 次々と自身の位置を知らせる、

 発光弾が打ち上げられるのですッ!!


 これによって、

 サフィリアさん達や、味方チームは、

 対戦相手、全機の位置を知る事が出来ましたが、


 その光景に圧倒されたのか、

 あるいは、同情したのかは分かりませんが、


 誰一人、攻撃を仕掛けようとはしません。


 それぞれのチームの判断は、正しかったようです。


 敵の場所が知れているとは言っても、

 長距離ビームなどによる攻撃は、

 強力な光線の弾痕を描く上、


 ミサイルによる追尾攻撃も、

 破損した戦闘艦の発する妨害電波によって、

 誘導がまったく効きません。


 たとえ撃破出来たとしても、
 
 蒼黒のマシーンに、発射の位置情報を悟らせ、

 数倍の威力のレーザー攻撃で、反撃を受けるでしょう。


レミーアさん「こちらも、味方チームとの通信接続を、

       最優先に計りましょう。」


サフィリアさん「・・・そうですね。


        敵部隊はもう、エリア中央の、

        あの大型ユニットに向かって、

        移動を始めているでしょうし。」


 するとその時ですッ! 

 サフィリアさんにだけ、『謎の声 II 』さんの声が、

 後方より、その耳元へと届きます。


 まるで、背後にでもいるような、

 とても近い感じですッ!!


謎の声 II さん「チームの通信など、

          そのままで良いのです。


          あちらの方も、サフィリアさんたちが、

          合流すると読んでいるでしょうから、

          そう思わせておけばよろしいでしょう。


          相手が意図していないにしろ、

          合流を目指しているのでしたら、


          その機に乗じて、地の利を生かした場所へと、

          部隊を進め、

          地理情報など、集めておくべきでしょう。


          最初は、少しずつ勝たせておけば良いのです。

          そう思わせて、調子に乗せておく事が、

          とても重要なのです。」


サフィリアさん(うおっ・・・、

        この声は、セリスさんの中の御方ですかッ!)


 ビクッ!! と、

 不自然な硬直を見せるサフィリアさんは、

 ゆっくりと、ナビゲーター用の後部座席の方へと、

 振り返ります・・・。


サフィリアさん(い、いるぅぅうーーーッ!!!)


 ぼんやりと霞んではいますが、

 明らかに女性らしき人影があります。


 いつの間にか、普段使用していない、

 後部座席の方へと乗り込まれていたようですッ!!


 沈黙するサフィリアさん機を心配してか、

 レミーアさんが声を掛けます。


レミーアさん「このまま先行しても、大丈夫っすか?

       ・・・ちょっと気になったもので。」


サフィリアさん(レミーアさんまで、巻き込めませんっ!

        ここは誤魔化して、上手く伝えなければ。)


 元気いっぱいのレミーアさんですが、

 きっと根は純粋なレミーアさんは、


 この後方からの、凍てつくほどの、

 その氷結のプレッシャーにあてられた時点で、


 思い通りの、操り人形にされてしまうと、

 サフィリアさんは思ったのです。


 それで、仮に勝てたとしても、

 レミーアさんには、そのバトルの興奮も、

 記憶も残りはしません。


 そうなる運命にあるとしたら、

 せめて私だけにと願う、

 健気で、ピュアな心の持ち主の、

 乙女のサフィリアさんですっ。


謎の声 II 様「とても美しい友情ですわね。


         お味方でなければ、

         この麗しき美姫たちを、

         ワタクシのとっておきの美酒に酔わせ、


         悦楽という喜びをお教えして、

         ほんの少しだけ背中を押して差し上げて、

         底なしで芳しの、甘美なる色欲の沼へと堕とし、


         その恍惚とした淫らな表情へ至った姫君たちを、

         この手で、愛でてみたいものです。


         あと、この後、

         この身の事は、『淫靡な事務員』とでも、

         お呼び下さいませ。」


サフィリアさん「(オッ、オモチャにされてしまいますーッ!!

        油断しない、気にしない、絶対しない、


        ああ、ためぞうさん、

        た、助けてーーーッ!!!)


        えっと、その呼び方は、

        いくらなんでも、失礼なんじゃないかと・・・。」


事務員Sさん「まあ、こんなに卑しいワタクシにも、

       その豊満なお胸のように、溢れる慈愛の光を、

       優しき陽射しの様に、やわらかに、

       降り注いで下さるのと言うのですね。


       では、親しみをこめて『愛人二号』とでも、

       お呼び頂ければ、幸いです。」


サフィリアさん「(ぶーっ!!

        って、一号さんも追加して来る気ですかっ!?


        ・・・。

        聞くところは、そこではないですネ、アハハ。)


        えっと・・、

        では、言いやすいように、

        『スーパーセリスさん』でよろしいでしょうか?


        (・・・もがくと、どんどん、

         脇の脇の道へと、導かれて行きそうですから)」


セリスさん「了解致しましたわ、サフィリアさん。

      では以後は、そのスーパーをS(エス)と略しまして、

      『セリスエス(S)』とでもお呼び下さいませ。


       では続いて、

       あの小娘の使う、小ざかしいダメージ転送の仕組みを、

       お教えいたしましょう。」


サフィリアさん「えーーーーっ!?

        (すでに、何でもお見通しですかっ!!)」


セリスエスさん(ウフッ、

        きっと、彼女は敵も味方も区別無く、

        守るべき母艦へ向かう者には、

        容赦ない裁きを加えるで事しょう。


        戦力にすら数えられない者たちには、

        憐れな眼差しを送るしか、ありませんワね。


        フフ、フフフッ・・・。)


 この二人の言葉のやり取りは、

 何故か聞こえない仕様になっています。

 特に、サフィリアさんの後ろに座るセリスさんの影が、

 何かをしたわけではありません。


 それなりに注意力のある方には、

 どうしても聞こえないのです。


 もし、こっそり聞いてしまうと、

 あっという間に操られますので、

 チームメンバーの皆さん、注意して下さいねっ♪


 エリスねーさん以外は、

 分かったと言わんばかりに、


 首を縦にブンブンと振って、

 聞こえない、聞こえないと、心に連呼しています。


 一方、普通に聞き逃している、

 エリスねーさんの方は、

 久しぶりの対戦ゲームが、よっぽど楽しいのか、


 ジャンプボタンを押しまくって、

 ピョンピョンと両足のジェット噴射で、

 飛び跳ねてまくって、

 貴重な推進剤を、無駄に浪費してます・・・。


 混乱中のサフィリアさんをよそに、

 とても勘の良いローゼさんが、


 通信画面の映像を通じ、

 巧みなジェスチャーを用いて、

 後方にある、見てはいけない脅威の存在を伝えます。


 ローゼさんのオリジナルっぽい、

 エクササイズを思わせる、軽快な動きとステップのダンスで、


 ローゼさんの、大迫力のそのお胸の方が、

 愛らしいワンピースと一緒に、

 ぶるんぶるんと、揺れまくっています。


 でも、ここは恥じずに堂々と、

 やり遂げなければならないのですっ。


 このサービス映像に、

 会場の野郎たちは、歓喜しているようですっ!!


観戦野郎一同さん <(こちら、ブラボー777(スリーセブン)中隊。

           動画を入手出来た同士に共有を請う!!)


> 復活のB氏(OKなんだなっ!!

        4K・UHDリマスターの大容量通信を、

        受け取る準備をしておくんだなっ!)


観戦野郎一同さん <(おお、動画仙人の、

           その匠のワザに感謝するッ!!)


 外野の結束は、固いようです。


  ・ ローゼさん体操の訳((はい!
  
              今は、前を向いて、

              一生けんめいに、頑張りましょう!


              よそ見は、いけませんよっ。


              実は、もう気付かれていますが、

              まだ無視されていますので、


              できればハイッ、そのままのリズムで、

              大きく、息を吸いましょうー。


              ハイッ!

              イチ、二ーッ! イチ、二ッ!


              変な素振りを見せた瞬間、

              自由も意思も、想いさえも、

              全て、絡め取られて、

              持って行かれますYOッ!!


              恥ずかしの放置プレイが、オッケーな方だけ、

              堂々と、振り返る事が出来ますネッ♪


              こちらの動きは、あの方に、

              LIVEで、しっかり中継されていますネ。

              ・・・ブルブル。))


レミーアさん+ファルさん(ウッ・・・!!


             そ、そうですかっ。

             前向きに頑張ってる方が、

             きっと幸せですよね・・・。)


 三人の乙女さんは、

 サフィリアさんを見捨てたわけではありません。

 彼女のその、あり余る正義感と、

 誰よりも強い勇気を信じたのです。


 といえば、聞こえは良いですが、

 何をした所で、泥沼にはまってしまうのは、

 目に見えていましたので、


 ローゼさんのバツグンの勘の良さと、

 『100』あるっぽい知力に、二人は感謝ですっ。


 ネクサスビル1Fの、幾つもの大型ディスプレーには、

 若干のサービス映像の後に、


 戦闘を開始した、サフィリアさんチームの、

 華麗なる勇姿が、その広大な戦場に映し出されました。


 どうやって、あのもやもやした視界の中、

 美しいカメラワークをこなしているのかは、

 まったく不明ですが、


 チーム同士の駆け引きなどは、

 チラ見せ程度に抑えつつ、


 迫力のシーンや、美少女プレイヤーの勇姿は、

 しっかりと流され、


 (プレイヤー画像などは、プレイヤーの任意で、

  イメージ画像に置き換える事が出来ます。


  イケメン、美少女等は、キャラメイク画面で作成可能です。) 


 飽きさせない映像展開になっているようです。


 時折カットインする、美しき白銀の髪の乙女、

 サフィリアさんの凜とした、その麗しの姿に、

 うっかりしていると、惑わされてしまいそうになります。


 試合の最中に入店してきた、野郎どもを含め、

 会場内は、興奮真っ只中ですッ。


惑わされた野郎J氏「くっーっ、オレもぜひ参加したいッ!!」

惑わされた野郎K氏「ヒロインたち以外の台の後ろに、回って並ぼうぜ。」

なんとか堪えた、会社員さんL「私は、この戦いの成り行きを見届けよう。

               応援してます、サフィリアさんっ!!」


 長崎ドラゴンタウン・ネクサスビル1F店の、

 専用ゲームの筐体の保有数は、地域最大数の20台を誇りますが、

 全て使用されるという、祝日並みの賑わいです。


 今は、空いている台はありませんが、

 対戦中のメンバー交代は可能ですので、

 誰かがリタイアしたするか、

 もしくはプレイヤーのどなたかが、私用等で、

 席を譲ってくれた時点で、プレイが可能です。


 ただし、無制限の対戦乱入を防ぐ為に、

 ペナルティとして、後方からの輸送演出が入りますので、

 フィールド到着には、若干のお時間がかかります。


 至る所に、小ざかしい加工が施してある、

 LIVE映像ですが、


 観衆たちのほとんどが、

 その事には、気付いてはいないようです。


 ゲームコーナーのスタッフエプロンを、

 プレイ中のバイトのリナさんから、

 事前に借りておいたセリスさんは、


 ホールスタッフを装い、

 スルスル~っと、観衆の隙間をぬって、

 エリスねーさんのゲーム台の方へと、向かいます。


セリスさん(フフッ、

      やはり、そういう事でしたか。


      どなた様かは存じませんが、

      面白い謎かけを仕込んで下さるのは、

      実に、愉快な事です。)


 セバリオスさんという、

 神ってる上司さんを遠ざけた結果、


 セリスさんの背中に宿る、その小悪魔的な能力は、

 本来のそれ近い、3倍程度まで上昇しています。


 セリスさんは、筐体に手を触れると、

 すぐに、プレイヤー全員が別の場所へ飛ばされて、


 プレイしているように見える、各プレイヤーたちが、

 精巧なホログラム映像に、置き換えられている事を悟ります。


 セリスさんは、

 他にもいろいろと気付いているようです。


セリスさん(ああ・・・、


      このホログラムの映像で結構ですので、

      自室のベット近くの大事な場所へと、

      エリス様のお姿を飾っておきたいものですワ・・・。)


 LIVE映像になりますので、

 エリスねーさんのプライバシーは、

 あって、無いようなものになりますネ・・・。



   シュン!  ドオォォーーン!!



 すると突然、フィールドの方に変化が起こります。


サフィリアさん「えっ!?」


 なんと、相手の蒼黒のマシーンから、

 母艦防衛に向かったと思われる二機の機体に対し、

 激しい閃光が放たれ、


 強烈な二つの大爆発が天を貫き、その衝撃波は、

 遠方のサフィリアさんたちにも、届いたのでした・・・。


レミーアさん「み、味方を攻撃したっすかッ!!」


 高性能のレンズとセンサーを備える、

 レミーアさんの機体に搭載された、

 ロングレンジの索敵ユニットが、

 その瞬間の光学画像を鮮明に捉えました。


 このデータは、チーム内のメンバー全員に、

 共有されています。


エリスねーさん「ちょ、何!?

        今の、あの必殺技みたいなのっ。


        すんげー、カッコ良かったけど、

        あ、当たりたくねーーーっ!!」


 蒼黒のマシーンのレーザー攻撃の意味を、

 未だ知り得ていない、相手の二隊のチームは、

 敵エリア中央の、合流ポイントへと向かっているようです。


 その頃、サフィリアさんたちの北と南に位置する、

 リナさんがいるチームと、ツキノさんのいるチームは、

 独自に相手の情報を解析して、動いていました。


 サフィリアさんの機体の後部座席から、

 ウフフッ、っと笑い声が漏れてきます。


サフィリアさん(ひぃ!

        誰か、誰か助けて下さいぃッ!!)


 プルプルと肩を小刻みに震わすサフィリアさんを、

 愉快そうに見つめる影の主さんですが、


 ここは、漢を上げる絶好のチャンスなのに、

 サフィリアさんに最高のアピールが出来るこの瞬間を、

 セバリオスさんも、レオクスさんも、

 ためぞうも、取りこぼす始末です。


 三人とも、サフィリアさんの人の良さから、

 好感度はいちおうの最大値の100ありますので、

 これ以上には、数字は上がりませんが、


 世の中には、数字やものさしで計れないものがあるのです!


 そう、それは『想い出』という、

 同じ時を過ごした、二人の間に芽生える愛のメモリーなのです。


 ただ、何故かためぞうの、

 ポイントの貯まりまくったゲームカードだけは、

 この戦いに参加しており、


 そのゲームカードは、セリスさんのセクシーな、

 谷間のくっきりと見える胸ポケットへと、

 そっとしまわれているのでした。


セリスさん(ためぞうさんの気合だけは、

      この私が預かっているのでぇすッ!!!


      っと、確かにこれだけカンストするほどに、

      貯められたポイントは、

      ためぞうさんの義理の姉君であられる、

      エリス様の為に、使用させて頂くとして、


      残りの二つのチームも、

      きっと上手くやってくれるでしょう。)


 味方全員の運命の糸の束を、こっそりと握っているセリスさんは、

 愛してやまない、エリスねーさんのカットイン映像を増やす為、

 あれこれと、すでに手を回し終えています。


 エリスねーさんの機体が、店内の各ディスプレーに、

 クローズアップされると、



 その後方から、凄まじいスピードで、

 ロケット状の飛行物体が、高速接近してきますッ!!


エリスねーさん「えーーーっ!!

        あたしに、ロケット向かって来てるのーッ!!!」


 推進剤を使い切ってしまった、エリスねーさんは、

 得意とする地上ですら、素早く動く機動力を失っています。


 これは、絶好の的ですね・・・。


 ロケットは接近につれて、その大きさが、

 駆逐艦並みの巨大さだとわかりましたッ!


エリスねーさん「やばいよー!

        ためぞう、助けてーーーッ!!」


 すると緊迫の対戦ゲーム会場で、勇壮に立ち上がった、

 復活のJ氏が、その巨大ロケットを見てこう叫ぶのですッ!!


復活のJ氏「あ、あれは!


      それがしは見たでござるよ・・・。

      研究チームによって、開発されている、

      支援用の高速輸送機が、

      まるで、ロケットのような形をしていた事にィ!!


      強襲型・突撃支援試作機、

      『RTS-16 タイガーII 』でござるゥ!!!」


 大型ディスプレイに、

 そのロケットの側面の映像が捕らえられると、

 先端以外がリボルバータイプのマルチコンテナだと、

 ハッキリ見て取れました。


 その凄まじいジェット噴射で、

 遠方からは、その部分が確認出来ませんでした。


 支援機と呼ばれたその筒状の物体から、

 次々と弾丸の様に、強化パーツが射出され、

 エリスねーさんの機体の、ドッキングビーコンで示された位置に、

 的確に装着されていきますッ!!


エリスねーさん「えーーーっ!!

        な、何なんだよぉーッ!?」


 会場のディスプレイには、加工された、

 エリスねーさんの大人びて美しい、

 パイロット姿が、映し出されています。


 その存在感は、サフィリアさんに勝るとも劣りません。

 まるで美しき、戦女神のようですッ!!


野郎一同「何処へでも付いて行きますぜ、

     エリス姉様ッ!!!」


 エリスねーさんのカットイン画像が終了すると同時に、

 その強化され、壮麗に変化した、

 まるで女神のような、神々しい機体が表示されるのです。


社会人さん一同「なんて綺麗な機体なんだ・・・。

        こんな見たこともない、新型の神マシンを持ってるなんて、

        さすがは、エリスさんですッ!!!」


 ねーさん、まだ何もしていませんが、

 勝手に観衆たちは盛り上がり、

 ウワサは広がって、

 店内には、いっぱいのお客さんが入って来ます!!


オーナーの亀吉さん「おおぉ・・・。

          こんなに盛り上がるんなら、

          毎週でもやって欲しいわいっ!!」


 開店初日以上の満員御礼に、

 オーナーさん、大喜びです。


 これは、集客に一役かっている、

 美少女女子高生のバイトのリナさんにも、

 ボーナスが期待出来そうですっ!


リナさん(ボ、ボーナスですか!?

     ・・・夢があっていいですね。


     PSV4(ゲーム機)購入に向かって、

     頑張りますーっ!)


 ツキノさん(み、見えた気が、します・・・。

       あの美しき、女神のようなエリス様のお姿が。


       ここは、エリス様の為にも、

       奮闘しなければいけませんねッ!!)


 リナさんも、ツキノさんも、

 こういう戦術系アクションゲームは得意な方です。


 リナさんは、お父さんが毛利家の鬼神と呼ばれる、

 戦国大名の吉川大将です。

 つまり、リアル姫将軍だったりします。


 一方のツキノさんは、

 とある中原を治める大覇王の信頼する、

 大元帥さんだったりします。


 不思議と味方の指揮が大いに上がった所で、

 サフィリアさんは、機を見て号令をかけたのですッ!!


サフィリアさん「今こそ好機です!

        皆さん、前方へと展開して下さいッ!!」


 サフィリアさんと、美化されたエリスねーさんのカットインが、

 大いに映えるディスプレーに、

 観衆のみなさんも、大いに沸いていますッ!!


 でもコクピットのサフィリアさんは、

 後ろの様子が気になって仕方がないようです。


セリスエスさん(そう、これで良いのです。)


 こうして今、両軍の入り乱れた戦闘が、

 開始されるのです・・・。



                 つづきます。




エリスねーさん「・・・美化されてるの?

        最新のアプリとかで、加工されまくっちゃってるの・・・。」


サフィリアさん「いえ、エリスさんの大人な美貌は、

        そのままでも、私の憧れですっ!!」


エリスねーさん「ありがとう、サフィリアさーん。

        サフィリアさんって、凄くいい子だよねー。」


セリスさん「ありがとですー、サフィリアさんっ!!」


サフィリアさん(ひ、ひぃ・・・。

        が、がんばりますっ!!)


レミーアさん「(・・・こ、怖くて出れないっすw)


       あ、では、またですー。 ^-^ 」
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