Waterfalls Blog

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ジョン・アンダーソン / アイランド・オブ・ライフ

2006-05-14 | Song of the Day
今回は、先日の初ソロ来日公演も記憶に新しいイエスのヴォーカリスト、ジョン・アンダーソンのソロ名義でリリースした映画『十五少女漂流記』(1992年)の主題歌であるシングル「アイランド・オブ・ライフ」を取り上げたいと思います。

元々は、アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウの唯一のアルバム『閃光』(1989年)からの第一弾シングル「ブラザー・オブ・マイン」のビデオクリップとその楽曲の美しさ、そして、何よりもジョン・アンダーソンのエンジェル・ヴォイスに惹かれたのが、イエスやジョン・アンダーソンの音楽を好きになる最初のきっかけだったのですが、更にジョン・アンダーソンのソロ・プロジェクトにもイエス同様、あるいはそれ以上に惹かれるようになった決定打となったのが、このシングル「アイランド・オブ・ライフ」でして、実際、初めて聴いた時、作曲は共に喜多郎とはいえ、カップリングの「レディ・オブ・ドリームス」共々、喜多郎の宇宙を連想させる壮大かつ幻想的でイマジネイティヴなサウンドに、ジョン・アンダーソンの天上から舞い降りてくるかのようなエンジェル・ヴォイスが見事にマッチしていて、痛く感動したものでした。

実際、自然界から受けたインスピレーションを曲に反映させていて、「自然との共生」が音楽テーマである喜多郎と同じく、ジョン・アンダーソンの詩の世界も「愛」と「平和」と「自然との共生」が一貫したテーマですので、それ故に違和感なく見事に融合するのでしょう。その独特の透明感溢れる幻想的な音世界は、いつ聴いても圧巻ですし、心に沁みます。

ということで、聴いたことがない方が居たら、カップリングの「レディ・オブ・ドリームス」も素晴らしいので、できればジョン・アンダーソンのソロ名義でリリースしたシングル「アイランド・オブ・ライフ」を聴いてみてもらいたいところですが、如何せんシングルは現在廃盤となっており入手困難ですし、異なるロング・ヴァージョンで収録した喜多郎のアルバム『レディ・オブ・ドリームス』(1992年)も現在は廃盤で、今や『レディ・オブ・ドリームス』の内容を一部入れ替え且つアレンジも異なる喜多郎のアルバム『Dream』(1992年)のUS盤でしか入手は容易ではありませんが、良かったら是非とも聴いてみてください。

因みに、テレビ朝日「ミュージックステーション」でのジョン・アンダーソンと喜多郎の共演による「アイランド・オブ・ライフ」の貴重な生演奏(生カラオケ?)映像(1992年3月6日放送)が、シングルよりも更に短いヴァージョン(オン・エアー用ショート・バージョン?)ですが、こちら又は下記画像をクリックするとご覧になれますし、歌詞もこちらでご覧になれますので、興味のある方はチェック下さい。




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