むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

ウメバチソウ:梅鉢草(雄蕊は1日1本開く) 

2016-10-11 12:58:26 | 植物観察記録

雄しべはまだ開いてないが、多数ある仮雄しべはすでに開いているcenter>
秋の鉢伏山スキー場に珍しいウメバチソウ:梅鉢草(ニシキギ科ウメバチソウ属)の群落があり、可憐な純白の花をつけていました。
日本各地、シベリア、中国、ヒマラヤからヨーロッパなどの暖帯~寒帯に広く分布し、丘陵から高山帯の日当たりのよい湿地に生える多年草で、根生葉は長い柄があり長さ幅とも2~4cmの広卵形、花は夏から初秋、1茎に1茎葉1花で、高さ10~40cmの花茎の頂きに直径2~2.5cmの白い花を1個つけます。
和名の梅鉢草はこの純白の5弁の花の形が梅鉢紋に似ているところから来ています。
雄性先熟ですが、 面白いのは雄しべで、5個の雄しべは1日に1本ずつ伸びて花粉をだし、花粉を出さない仮雄蕊5個は先が糸状に12~22裂し先端に小さい球状の黄色い腺体がつきます。
子房上位で雌しべの柱頭は4裂します。

2本目の雄しべが伸びた。古い雄蕊の葯はすぐに落ちるらしい


5本揃った雄しべと、まだ雄しべが開かない花


花が散って果実に(奥の二つ)、5本の花糸が残る


腺体目当て?で訪花したナミハナアブ。アリも来ていた

ウメバチソウの群落は広い鉢伏スキー場に点在し、何やら場違いの感じがしましたが、よく見るとスキー場一帯は草の間に苔が生えており、まさに生育地とされる日当たりのよい湿地にぴったりはまる場所でした。
ウメバチソウは以前のユキノシタ科からAPGではニシキギ科に変わっています。
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