OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

中秋の名月

2016年09月15日 | 書道・筆文字

本日の名月は曇って観えず。

ながら、今日の教室は、初心者も経験者も一緒になったので、前半は臨書などしながら、途中で「菊月」などと書いて、そのうち誰かがいったか、満月みたいな「月」が書きたいとか。

最後にみんなで、満月みたいな「月」コンテストになる。

みんなそこそこのものになるのは、人生経験か。

そのなかで、結果的に初心者の方のあっさりした「月」が半紙のやや上部に書いて、そこはかとなく満月を感じてみせて、見事。私には書けぬと思った。写真を撮っておけばよかった。

 

昨日も身体をほぐす会にて、毎回、太極拳の動きのままに筆を扱おうとする水書き書道で、大きく「月」を書いた人がいた。

たっぷりとしたいい「月」だ。関西在住の昔、私も大好きなかなの大御所に習っていた方の作である。

中秋の名月は過ぎても、日本にはもう一つの名月、十三夜がある。

なので、過去の書家の名作がある「月」を、十月に入ってもう一度、池袋教室では全紙に書く。

どれだけ、のめり込めるかと、心の自由度が試されそうである。

 

 

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