TUBULAR BELLS/Mike Oldfield

　今日久しぶりに聴いてみました。「チューブラーベル」といってもピンとこない人でも、映画「エクソシスト」の音楽といえば分かる人が多いのではないでしょうか。このアルバム自体は1973年発表です。もう30年以上も前ですね。アルバムに収録されているのは2曲。各々25分前後かかるというしろものです。どういうジャンルの音楽といえばいいのでしょうか。軽音楽と電子音を組み合わせて、クラシックとポピュラーミュージックの中間をねらったもの、とでもいいましょうか。私なりの言い方をすれば、ポピュラー音楽の人間が、クラシックのまねごとをした、ということだと思います。映画に使われたのは始めの3分程度の部分で、これが一番魅力的な部分で、後の20分以上は作曲者の力不足なのか、はっきり言って退屈です。この頭の部分の楽想だけでもう少し短いまとまった曲にすればよかったのにと、この曲を聴くたびに思います。