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「ファンタジーゾーンII ~オパオパの涙~」 レビュー (ファミコン)

2017-10-20 21:00:29 | ファミコンレビュー
任意横スクロールシューティングゲーム
1987年10月17日に発売した
セガ・マークIII用の同名シューティングゲームのファミコン移植版
開発も発売もサン電子
1988年12月20日発売


セガ・マークIIIの発売の後に
アーケードとしても稼働している。(1988年2月)


特徴

前作同様
倒すとお金を出す敵がいてそれを取得し「SHOP」で購入し
自機に装備する事が出来る。

前作との違い
1つのラウンドに複数の「ゾーン」があり『前線基地』がある。
前線基地を破壊するとお金を出したり、ワープゾーンが出現する。
そのワープゾーンを行き来して
1つのラウンドにある全てのゾーンにある全ての『前線基地』を破壊すると
ボスがいるワープゾーンに入る事が出来る。

前作では「1発即死」であったが本作は「ライフ制」となる。
敵の弾であればライフがあれば当たっても死ぬ事はない。
だが体当たりではダメージが倍。

前作では「ショップ」はステージ中に現れる風船で取る事で
入る事が出来たが、本作では雲に「SHOP」を書かれていて
そこに入るとショップに入れて、装備の変更が可能となった。

ゾーン内で弾が当たる所があり打ち続けると出て来る隠しショップもある。

十字キー:移動
Aボタン:ボム
Bボタン:ショット




あらすじ

宇宙歴6226年「ファンタジーゾーン」に平和が戻ってから10年が過ぎ、
新たな侵略者が現れたとの情報を聞き、
オパオパは行方不明になった父の手がかりを求めて再び戦いに挑む。



点数は55点

良い点
・特になし

悪い点
・後半ステージでは死ぬと復帰しづらい。
・ゾーンが多い


悪い点の解説
・後半ステージでは1度死ぬと復帰しづらい。
難しくなるシューティングゲームではよくある事だけど本作はかなり顕著。
操作云々ではなく敵の前線基地が異様に硬くなるのだ。
やられてからの初期装備では1つの前線基地を破壊するのに時間がかかる。
だからショップで装備を整えたいところだが
1つのゾーンに必ずショップがある訳ではなく探さなければならないのだ。
前線基地を破壊してワープゾーンを作るのが凄い大変。


・ゾーンが多い。
中盤ステージ以降1ラウンドにつきゾーンが5つもあるので
つながりを把握するのが面倒である。
ワープに「1」とか「A」とか分かり易くしてくれればよかったのに…



ライフ制を導入しているが1発即死である体当たりしてくる敵が圧倒的に多く
難易度が低下した印象はあまりない。
初期装備が弱すぎて(というか敵が強すぎる)ショップに駆け込むことも困難である。
ゾーンが多いという事もショップ駆け込みの難しさに拍車をかける。
後、敵の出現位置でもあるような上下端に後半になると
前線基地があるってのは何という嫌がらせ?


前線基地は破壊すると復活する事はないけども…
後半ラウンドの開始直後にやられるとなぁ…
カッチカチの前線基地にうんざりする。
ショップがあるゾーンでやられたのならやりようがあるが…

お得なアイテムが売っていたり、若干安めに購入可能な
隠しショップを出現させるのが重要となって来るかねぇ…


それに、多くのアイテムは再度同じものを買おうとすると
さらに高額になるという要素がある。
何でシューティングゲームで金を工面するのに苦労させられにゃならんの?


移植作品だからと言って何かプラスしても良かったんじゃないかなって思うけどね。

裏ワザでお金無限になるようなものとかあればねぇ…
もしくはショップではなくスタートボタンで所持している装備品の変更可能だとか…

グラディウス」だって元はアーケードで家庭用にするにあたって
ポーズかけて入力すれば強装備状態という『コナミコマンド』なんてものもあったんだからさ~。
実に残念である。

このゲームはファンタジーがあるゾーンって事のようだが…
その沢山のゾーンは所詮背景の違いしかないので
そのゾーン、うんざりするから一本化してくんね?

って思えてしまうゲーム。

PS)しかし自機の名前は「オパオパ」か…
 昔「パオパオチャンネル」とかいう夕方の番組に
 『ウッチャンナンチャン』が出ていたっけ(すこぶるどーでもいい)

ここからがネタバレ






















ラスト付近はボスラッシュの後
コピーした自機が敵となって出て来る。
小さいので何かショボイ…

エンディングは
自機とそのコピーとが先に進み
でっかいオパオパ(父)が出て来て涙を流す。
自機も液体をポタっと垂らすのだが
真下にいたコピーにかかってコピーは爆発する。
どういう事なん?

そして長々と英語で舞台背景らしき文章が流れて来て終わり。

読めん!!

と思って調べていたら「教えて!goo」って所の質問覧で答えがあったよ。

「教えて!goo」のエンディング和訳

ザッと説明すると
ラスボスはその正体オパオパ自身の片割れだった。

子供時代に起きた戦争でのストレスによって「善」と「悪」
という二重人格が生まれてしまったのだ。

父はその事を知っていたが我が子であるため倒す事が出来なかった。

オパオパの勝利で悪は消え去った。
オパオパは涙を禁じ得なかった。
これから2度と戦争が起きないように誓った。

との事。
ドラゴンボールの「神様」と「ピッコロ大魔王」みたいなもんか?
こっちは悪を液体で消滅させてっけど

「2度と戦争が起きないように」ねぇ…
ちなみにその後「スーパーファンタジーゾーン」ってのが
メガドライブから発売されていて
あらすじは
ダークメノン軍団が略奪と殺りくを繰り返していてオパオパが立ち向かうという話
傍若無人なふるまいをする奴には応戦しないといけないからねぇ~。

いくら戦いを放棄しようとしても戦いは繰り返す…
シリーズが出続ける限り…


商売が絡む事に関しては特に難しい問題だわなぁ…


何やねん。
この考えさせられるオチ。





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