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「西遊記ワールドII ~天上界の魔人~」 レビュー (ファミコン)

2016-02-26 21:00:37 | ファミコンレビュー
サイドビュー横スクロールアクション(縦スクロールの場所もあるよ)
ジャレコから発売
1990年12月7日

特徴
如意棒を使ったアクションが多く

上ボタン:頭上からの攻撃をガード
下ボタン:しゃがみつつ足元の攻撃をガード
十字キーを何も押さない:正面からの攻撃をガード(足元は不可)

Aボタン:ジャンプ
Bボタン:攻撃

ジャンプ中、上ボタン:下から上に突き上げ攻撃
ジャンプ中、下ボタン:上から下に下突き攻撃

スタートボタン:如意棒の種類切り替え(順番に)
セレクトボタン:ポーズ(体力の最大値アップのヒョウタンの必要数が表示される。
 最大体力になると必要数を取ると体力回復のみとなる)

最初のステージを走破すると6種のステージを選べそこでのボスを倒すと
能力を一つ習得する。


後、ソフトの特徴として結構大きめで
端子部分を保護するカバーが付いている…



あらすじとしては…
ネットで調べてもないな…
誰か教えて!!

得点は35点

良い点
特になし

悪い点
・如意棒攻撃範囲狭すぎ
・敵が堅い
・能力切り替え画面がない
・金丹自動発動
・台詞無し

・如意棒攻撃範囲狭すぎ
 やはり如意棒という棒だけあって
 攻撃範囲が細く敵がすり抜けて来てダメージを受ける事が多々発生

・敵が堅い
 如意棒と言う射程が短い武器なのに
 大体の雑魚敵は2回以上攻撃を当てないと死なない。
 攻撃力アップアイテムはあるが一定攻撃回数で効果が切れるので
 敵をサクサク倒して進むという爽快感を得られない。

・能力切り替え画面がない
 『ロックマン』であれば、スタートボタンを押せば画面に移行して選んで戻るという形であるが
このゲームにはない。
 敵がいて動き回っている所でスタートボタンを押しまくらなければならない。
 焦る事多し…
 能力選択画面を作ると容量を食うっていうのなら
 せめてセレクトボタンを押したポーズ中に
 スタートボタンで切り替えさせるぐらいしたってええじゃん。
 何で能力チェンジはプレイ中限定なん?


・金丹自動発動
 『金丹』というものを敵を倒すとたまに出す。
 体力が0になった際にハートを5つ回復する。
 最大3つまで持てるが自動発動。
 1度死んでコンテニューしてでもボスの動きを知りたいって事もあるのに
 (残機がないので死んだら即ゲームオーバーだから)
 勝手に使いやがって…


・台詞なし
 1980年代のゲームならいざ知らず1990年のゲームですよ。
 オープニングからエンディングまで一切台詞などなし…
 故にストーリーが全く分からん…
 寂しい…


個人的な不満としては
如意棒と言う範囲が狭い武器のゲームなのに突進系の敵が異様に多い。
鬱陶しくなって体力を上げてごり押しで倒すなんて事が多くなってしまう。
後、筋斗雲、使うと周りをフワフワと浮遊するが非常に乗りにくい…
ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?」の『ラッシュ』のように止まっていろボケが!!


しかし、ステージと入手能力があってねぇだろって…

木の州・・・如意棒の先端が回転
腐の州・・・蜘蛛の巣らしくものが如意棒先端に出る
水の州・・・水(氷?)が如意棒の先端に出る
炎の州・・・炎が如意棒の先端に出る
冥の州・・・筋斗雲を発生させる。
金の州・・・如意棒を飛ばし壁に刺さるとそれに乗る事が可能。

水と炎は分かるけど、それ以外どういう事やねん…
後、ステージをクリアするごとに能力を得ていくゲームなら
ボスに対して弱点があるのだろうと思うでしょ?
「ロックマン」と同様…

だけど…
ないんだな~。これが~

じゃぁ、ステージを有利に進めるものなのかつったら…
射程が短く非常に使いづらい…
お気に入りの武器を使って敵を倒していくなんて事が出来ないのは非常に残念である。
ダメダメな能力にしたのは「ロックマン」との差別化の為かねぇ?
というかいらない能力があって切り替えはスタートオンリーだからいらん能力が邪魔だぁッッ!


攻略のコツとしては最大ハートの上昇が急務。
ただ道中の敵を倒していくだけで最大ハートには届かない。
1度クリアした面は選択不可、ラスボス面で敵が堅くヒョウタン稼ぎはかなり非効率的
個人的におすすめしたいのは「木の州」の蛇地帯。
弱いうえに軽くスクロールしただけで出て来るのでここでハート10個~11個分ぐらいにはしたい。


PS)タイトル画面…余白部分の水色が眩しかったなぁ…
この手の余白水色ゲームは大抵ダメなんだよなぁ…


ここからがネタバレ























能力に関しては…
ラストステージにブロックを破壊したり、氷を破壊したりする時に使うだけ…
しかし、このラストステージも雲の場所だと常時ジャンプしてしまったり
無重力ステージでは攻撃すると反動で後ろ向きにふっとぶ。
かなり苛立つ…

ラスボス戦は雑魚ラッシュの後
風神みたいな奴がラスボス。良くわからないパターンなので
竜の武器(体力消費するが強力)でゴリ押しで勝った。

しかし、体力フル、状態で『金丹』3つにするのは結構骨が折れた。
『金丹』は敵を倒せば出て来るが出て来る確率は低い。
「ロックマン」で言う1UPアイテム(通称「生首」)並だろう。
『金丹』が体力0で勝手に発動なので1度ゲームオーバーになってでも
パターンを探ろうなんて事は思えなかった。
だから敵のパターンなど探ろうとせずひたすら竜の攻撃。

それでエンディングは菩薩みたいのが出て来て周りに花が咲く。
メッセージなどなくスタッフロール…

寂し!!

しかし、「西遊記ワールド」などと言っているが「孫悟空」が出るだけで
「三蔵法師」も「沙悟浄」も「猪八戒」も出てこない…
「牛魔王」も「金閣」「銀閣」も出てこない…

態々「西遊記」として出すべきものだったのだろうか?
如意棒を使ったゲームがやりたかったんだろうか。


ま、何から何まで「ロックマン」のイメージを払拭できなかった上に
劣化作品だったって事になるんだよな…
そう考えると「前作」は良かったんだけどなぁ…

いや、前作は『ワンダーボーイ モンスターアイランド』の移植って事だった。
オリジナルの本作は?

う~む…

いかに『ワンダーボーイ』や『ロックマン』が良ゲーだったという事が分かった所で
本作のレビューを終えるとしよう。




合掌…





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