「マッド・シティ」 レビュー (ファミコン)

３種のゲームがある。
（ベルトスクロールアクション、ガンシューティング、カーチェイス）
開発＆発売はコナミ
１９８８年８月１２日発売
「ゲームセンターＣＸ ～有野の挑戦～」プレイソフト#244

当然のことながらこのゲームの発売９年後である１９９７年公開の映画
「マッド・シティ」とは無関係である。

あらすじとしては
ベトナムで勇敢に戦いジャングルのヒーローだった退役軍人の「ビリー・ウェスト」
ジャングル戦術で彼より優れるものはいなかった。

アメリカに帰ったが生活のギャップと都会の人々の冷たい視線や非難に耐えられず
自身が少年時代を過ごしたニューオリンズの片町で暮らしていた。
彼の心の支えは大会社の社長令嬢「アナベル」であった。
二人は愛し合っていたが立場が違いすぎるために周囲から猛反対に遭っていたが
二人は密かに会っていた。

そんなときに、「アナベル」に目をつけていた謎の組織「ゴードン」は
「ビリー」の活躍を快く思わず目障りに思っていた「ゴードン」は
「ビリー」をおびき出すために「アナベル」を誘拐したのだ。

「ビリーを消せ!!」

「ゴードン」は部下たちに命令した。
「ビリー」は「ゴードン」を倒し「アナベル」を救出することが出来るだろうか？

このゲームの特徴
やはり大きく分かれた３つのゲームだろう。
それに、このゲームはタイトル画面で「ＰＲＡＣＴＩＣＥ」モードがあり
「ベルトクロールアクション」
「ガンシューティング」
「カーチェイス」
を任意で選ぶことが出来る。

ガンシューティングはモードが２種類あり、
「Ａ」は通常のコントローラで、照準が出るタイプ。
「Ｂ」は任天堂の光線銃を用いる事が出来るのだ。

３回コンテニュー可能で使い切るとクイズで遊べることが出来るのだが…
答え合わせは自分で行えと…
何それ…



点数は５５点

良い点
・３種のゲーム

悪い点
・特になし

良い点の解説
・３種のゲーム
折角だから仕様を少し解説しようか

「ベルトスクロールアクション」

十字キー：移動
Ａボタン：キック
Ｂボタン：パンチ
Ａ＋Ｂボタン：ジャンプキック
セレクトボタン：銃


敵は棒や鞭や拳銃を持っていて殴っていると落とすので
これを取得する事で有利に進められる。
拳銃は防弾チョッキの敵に防がれてしまうので注意。
ちなみに残った銃弾はそのステージクリア後に全て得点として集計されてしまうので
高得点を狙うつもりがない人は敵に発砲して使い切る事をオススメする。

「ガンシューティング」
通常コントローラの場合は照準が出てくるのでこれを十字キーで動かして撃つ訳だ。
敵からの攻撃の中で「バズーカ」や「投げナイフ」など撃ち落とせる物もあるので
これをいかにおとして行くかが攻略の鍵

「カーチェイス」

上キー：アクセル
下キー：ブレーキ
Ｂボタン：銃
Ａボタン：空中にダイナマイト投擲


カーチェイスには残弾はない。
ダイナマイトはかなり上の方に投げるのでこれで空を飛ぶヘリコプターを撃墜できる。
なお自分の車と敵の車に接触するとそれだけで即死なので注意が必要。

小さなことだが合成音声が出る。

ビリーがやられた時「うっ」
敵がビリーを投げるとき「おりゃー」

と言った塩梅である。
ファミコンだから珍しいわな。


感想としては
簡単すぎず難しすぎず丁度程よい難易度
髭人の初見プレイで１回コンテニューしたがそのままクリア出来たぐらいだ。
通常プレイで「Ａ」と「Ｂ」があるが、難易度の違いだろう。
ただ、このゲーム、操作性やシステムなど悪い点は特に見当たらないものの

「メチャクチャ熱い！」とか「がっつりハマる！」
ってもんじゃないので高得点はあげられないなー…


そうそう。このゲーム、エンディングは分岐する。
その点は後述するネタバレ欄に紹介しよう。

オープニングのビリーの

「ＯＨ ＧＯＤ」

がやたら印象的（笑）

タイトル画面で放置しておくと
画面にデカデカと電光掲示板のように

アナベルを救うのは君だけだ！君は闘う勇気をもっているか？！

と、出る。黒い背景という事もあってちょっとアニメ版「ルパン三世」っぽい（笑）

後、タイトルが出てスタートボタンを押してゲームを始めると

「コナミ」

と、メーカーのロゴが出るというのは髭人のゲーム人生で初めての事だった。

その後、１枚絵が出てくるのだが
ゴードンに首元にナイフを突きつけられている「アナベル」

なかなかの巨乳やな。（最近そんなんばっか気にしてるわ）


ここからがネタバレ

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ラスボス『ゴードン』は「ビリー』が気になって仕方ないんだろうな。
クリア毎に描写があるんだからなぁ～。


７面のボス、

「マッチョで銃を乱射してくる奴」と「華麗にジャンプしながらナイフを投げてくる奴」

が同時に出てくるのだが見ていて
「ジョジョの奇妙な冒険」の「第一部」の
「タルカス」と「ブラフォード」を思い出したな（笑）

で、ラスボスの「ゴードン」を楽に倒したら
サイボーグみたいのが２体襲ってくるんだよな。
明らかに世界観違うだろ！って思ったのと同時に

組織のボスが先に出て来てどーすんねん。

調整などがボスを倒したタイミングで完了したのかな？

ボス「ぐへぇ！」

ボーグ１「よし！やっと調整完了だ！行くぞ！」
ボーグ２「お待たせしました！ボス！あれ？倒れているのはボス――――！！」

みたいな展開だったとか？（アホか…）


んで、そのサイボーグを倒した後で出て来る「アナベル」なのだが
普通に接すると通常エンディング。
逃げ続けると「アナベル」が

「ビリー。どうして私を受け止めてくれないの？」

とバッドエンディングとなる。

後、動画を色々探していたら「関西弁版エンディング」も存在する。
海外版ではアナベルがミニスカートだったりする（日本版だとロングスカート）

しっかし、バッドエンディングなんて知らなかったなー。
「アナベル」が出て来る牢屋前で待機していたもんな（笑）


スタッフロールでは敵の名前が出て来る。
屋敷の庭（８面）で犬が襲って来てぶち殺すんだけどさ。
飼い主を倒さない限り永遠に出続けるんだよな。
動物虐待も甚だしいわ！！（笑）

「このド畜生が――――！！」

にしても、ガンシューティング面
敵はサングラスをしているので
「タモリ」氏やどこかの国の「将○様」にしか
見えない奴が多かったな～（笑）


にしても、「アナベル」助けに行って敵を全滅させたのに
受け止めずに逃げるってどういう事なん？

ビリー「さらわれたから勢いで来たものの
『アナベル』の迫ってくる姿、意外とキモッ！！」

ってドン引きしたから逃げるんだろうか？
まぁ、何かノソノソと「ビリー」に迫って来る姿は
キモいと言えなくはない（あくまで個人の感想です）