「熱血！すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes」 レビュー （ファミコンソフト）

くにおくんシリーズファミコン最後の作品
テクノスジャパンが開発＆発売
１９９３年１２月２２日
４人同時プレイが可能

お話としては冒頭から急に始まっている「ダウンタウンクイズ（？）」に優勝した『くにお』がアメリカ旅行を獲得。
くにおは「びっくり熱血新記録！ ～はるかなる金メダル～」の際に知り合った『オクラホマチーム』の一員である

「ジョニーでも会ってくるか」

と、飛行機に乗ると、その下にはなんと「りき」と「ごだい」がタイヤにくっついていた。
「りき」は「ストリートバスケット大会」の存在を知り、そこで優勝しようと思っていたのだった。

ゲームの特徴はと…
相手を殴っても物を投げようが反則が取られない『無法地帯』というのは
大体のくにおくんスポーツ系ゲームの共通であるがこのゲームで言えるのは

・２段ジャンプ
・独自コート

が挙げられる。

・２段ジャンプ
説明不要かもしれないけど一応言っておこう。
殆どのくにおくんシリーズはＡ＋Ｂボタンでジャンプしてからさらに１度だけジャンプ可能というわけだ。
それによりより高く飛んだり、敵が接近するのに応じて軌道を変えたりなど様々なテクニックが利用が可能となる。

・独自コート
このゲーム、ゴールの上にゴールが付いている。更にもう１つあって、片側で上段、中段、下段と３つもゴールが付いている。
相手側にも３つあるので合計６つもゴールが付いている。
シュートに仕方によっては上段、中段、下段と３つにゴールする事も可能。
一方的にゴールを入れまくっているとゴールが外れ地面に落下する。
それを奪い取り、シュートして相手側に取り付ける事が可能で４つも５つも連続で点を入れる事も可能。逆転に使える。
無論、こちら側のゴールが外れた場合それを阻止するための妨害工作が必要となる。

後は、落ちている物や地形などを利用する事も自由である。
各地のコートは独自要素がある。
テキサスでは馬に蹴られてダンクシュートを決められるとか
ラスベガスではスロットが揃うと得点が変動するとか…


点数は７５点

良い点
・完成度高い

悪い点
・ボスは不在で熱くなる展開もない

良い点の解説
・完成度が高い
やはりファミコン最後の作品ということでとても動きがなめらかで
ワザも出やすくストレス無く遊べる。

悪い点の解説
・ボスは不在で熱くなる展開もない。
一人プレイをしていると淡々と相手チームと

ホーム→アウェイ→ホーム→アウェイ→…

を繰り返すのみである。
全チーム８チームなので敵チームは７つ。計１４回。勝てばエンディングとなる。
そのような作業を繰り返すだけだから「あれ？」と、いつの間にかエンディングって人もいたかもしれない。



良い点で完成度の高さを挙げたけどこのゲームは本当それだけという感じ。
オープニングとエンディングは結構好きな感じだけど、ゲーム自体の魅力は乏しい。
４人でプレイしたらまた違ったの楽しさがあるかもしれないが、ぼっちゲーマー髭人は味わったことがないので評価には含められない。

ちなみにこのゲーム。
非常にレアなソフトであり説明書や箱などなしのソフトのみのでも
１００００円以上するという話をネット上で目にした。
自分は発売後ちょっとしてから中古でソフトのみで手に入れた。当時は３０００円ぐらいだったか？
ただ、「レアゲー＝神ゲー」ではないという事は、欲しい人は肝に銘じておいたほうがいい。
まぁ、レアゲーが欲しいなんてのは全作品揃えたいというファンの意地って奴だもんな。

wikiを見たらＳＦＣの『ダウンタウン熱血べーすぼーる物語』
ＧＢの『くにおくんの時代劇だよ 全員集合！』に取説の応募券を２枚一組で応募すると
抽選で１０００人にテクノスジャパンオリジナル「くにおくん腕時計」がプレゼントされるキャンペーンがあったとか…
これもまたプレミアになったんじゃないだろうか？


ストーリー的に「ごだい」が不憫過ぎる。（笑）

ＰＳ）やっとくにおくんシリーズ終わった。というか終わってしまった。
次のレビューは何にしようかちと考え中。

ネタバレなし（語るほどの内容ないもんなぁ～）