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「星霊狩り」 レビュー (ファミコン)

2017-06-30 21:00:13 | ファミコンレビュー

原作は中島渉氏、原画は神崎将臣氏
コマンド選択式アドベンチャーゲーム
ハドソンから発売
1989年12月8日発売


特徴
セレクトボタンを押す事で大抵パスワードが取れる。

「ゲームオーバー」要素は存在する。
誤った行動をとると主人公はやられてしまってゲームオーバー。
タイトル画面に戻されてパスワードを打ちなおし…


といった所か?
それ以外は普通のアドベンチャーゲームの域を出ないので
特徴は書けんなぁ…


あらすじ
今回はまとめず
ちとオープニングをそのまま抜き出してみる。


主人公の16歳の『ミチムネ』は同級生である『ミウ』のうちで
『ミウ』と彼女を親代わりとして育てていたおじいさんの3人で
『ミウ』の誕生日のパーティを行っていた。

ミチムネ「ミウ オメデトウ!」
ミウ「あるがとう」
おじいさん「これでミウも立派な大人じゃな。いつでも嫁にいけるぞ、
 のう、ミチムネ。ふぉっふぉっふぉっ」
ミウ「やだーっ、おじいちゃんたら!」

そんな和やかな雰囲気でパーティは送っていたが突如として電気が消える。

ミチムネ「あれ 停電かな?」
謎の声「フッフッフ、久しぶりだな」
おじいさん「き、貴様はローゼンクロイツ!まさか生きておったとは…」

巨大な顔が浮かび上がる。
ローゼンクロイツ「私がこの日を忘れる訳がなかろう。
 100年もの間ずっと待っていたのだ」
おじいさん「貴様はミウを使ってあの力を手に入れるつもりじゃな!」
ローゼンクロイツ「フッフッフ、そういう事だ娘はもらっていくぞ!」
おじいさん「貴様のような悪魔にミウを渡すものか!」
ローゼンクロイツ「フッフッフ 年老いたお前に私を止める力はあるまい。
 馬鹿め!くらえ!!」

攻撃を受ける爺さん。

ミウ「キャー!おじいちゃん!」
ローゼンクロイツ「クックック 残念だったな。これで世界は私の物だ。
 ウワッハッハッハ!」
おじいさん「む、無念じゃ…ミ、ミチムネ…ミウを…
 ミウを連れ戻してくれ…」
ミチムネ「じ、じいちゃん!きっさま、よくもじいちゃんを!」
ローゼンクロイツ「何だ、小僧死にたくなければ邪魔せん事だ」
ミチムネ「ふざけるな!この野郎!」
ローゼンクロイツ「フッ、愚か者が!」
ミチムネ「ウワーッ!」

『ミチムネ』は薄れゆく意識の中で『ミウ』の悲鳴を聞いた…
気が付くとそこは病院だった。
病院の大学教授が『ミチムネ』に会いたいという。
サングラスをかけた男が前に立っていてその男が『教授』だという。
その時の出来事を離すと男はどうやら『ローゼンクロイツ』の事を知っているようだった。

教授「私についてきたまえ」

と、自己紹介さえせずに言ってくるあやしいこの男(取説には『草野教授』と書かれている)
何もわからないミチムネはひとまず教授を信じて行動する事にした。
その際に、『ミウ』が身に着けていた『ミチムネ』と共に写された写真が入ったロケットを受け取って…

という所がこのゲームにオープニングとなる。

『ミチムネ』は『ローゼンクロイツ』の手から『ミウ』を救い出す事が出来るのか?



点数は45点

良い点
・特になし

悪い点
・タイトル詐欺
・パスワード長い
・投げすぎ…

悪い点の解説
・タイトル詐欺
『星霊』などと宇宙をまたにかけた壮大なファンタジーを予感させるものだが
実際は各地をめぐりそこでの謎を解いていくものとなるし、
そもそも『星霊』が全くキーとならん…

・パスワードが長い
それほどアイテムはないはずなのだが「48字」
RPGのドラクエⅡが最大「52字」という事を考えると多すぎね?
いつでもパスワードが取れるという仕様の弊害ならば
場面ごとの短いパスワードにしてほしかった。

・投げすぎ…
様々な伏線などをにおわせるのに殆ど回収されないんだよな…
詳しい話はネタバレにて…



個人的には
「第○章」

と小さく表示されるという風にでも区切ってほしかったわ。
パッと画面が切り替わって別のエリアに移動したって事は分かるんだけど
節目を味わう事が出来ないんだよな。

「意外にさっきの場面とつながっているとか?」

なんて疑ってしまうと特につながりがないと…

「あれ?やっぱり別場面なのか…」

って拍子抜け状態に陥る。
しかもいつでもパスワードが取れるという仕様がそれに拍車をかけている。

パスワードを除きゲーム中、ストレスを感じる場面はなかったから
点数は低くはないがコレと言って騒ぐほどの事もない印象に残らんゲームだわ。


PS)しかし、年頃の女の子の誕生日のパーティの参加者が同級生と爺さんだけって…
 何かいたたまれない気持ちになったよ(苦笑)



ここからがネタバレ






















にしてもゲームも終わりに差し掛かって
教授が敵の注意を引くために囮となって、その結果、死ぬんだけどさ…
教授。
死ぬときに『教授は目を閉じた』ってメッセージ出るんだけど
絵的には目を開けたままなんだよなぁ…

容量の問題は分かるけどそこは何とかして目を閉じさせてあげよーや。
サングラスを取った初の顔出しだぞ。しかも死に顔だぞ!



さてエンディング部分をそのまま抜き出してお送りする。
その後に感じた髭人の疑問等を分かり易くするために…


『ローゼンクロイツ』を倒し、それによって生まれた化け物を倒す事で
『ミウ』を救出し剣山に横たわっていた『ミチムネ』と『ミウ』
『ミチムネ』だけが先に気が付き

ミチムネ「この旅は俺にとって何を意味しているんだ」

と、自問自答する。
途中で出会った『おばば』や最初に死んだ『おじいさん』
途中で敵の囮となって死んだ『教授』が主人公の頭の中から声がする。

おばば「『ミチムネ』よ。この旅の答えはお前自身に聞くが良い。
 真の勇者『ミチムネ』よ邪悪なる星霊たちを葬り去るのがお前の使命じゃ」

ミチムネ「勇者だと。俺はそんなものはなりたくはない!
 そんな事よりこの旅で失ったものを返してくれ!」

おじいさん「『ミチムネ』や。勇者として生きるのが嫌ならそれも仕方あるまい。
 じゃがこれだけは覚えておけ。『ミウ』を守ってやれるのはお前だけなのじゃ」

ミチムネ「『ミウ』…可哀想に。運命に弄ばれこんな目に遭って…
 勇者なんてまっぴらだが君だけは俺が守ってやる」

教授「『ミチムネ』くん。やっぱり君は勇者さ。
 何故なら君は素晴らしい物をこの旅で身に着けてたからね。
 そう…愛と勇気だ
 君とまた旅が出来ないのは残念だが
 私は空から君を見守っているよ…」

ミチムネ「『教授』…愛と勇気を教えてくれたのはあなたじゃありませんか。
 俺は決してあなたを忘れはしない。ありがとう…そしてさようなら…」

そこで『ミウ』が目を覚ます。

ミウ「あっ 『ミチムネ』くん…
 私 どうしたのかしら
 夢でも見ていたのかなぁ…」

ミチムネ「…何も覚えてないのか…
 そうだな。それでいいのかもしれない」

ミウ「えっ なあに…
 何の事…」

ミチムネ「何でもないよ…さあ『ミウ』帰ろう!
 そろそろ夜明けだぜ!」

スタッフロール…
という流れである。






さて…悪い点で言った

「投げすぎ」

をここで紹介しよう。
何故ならエンディングを見てスッキリしない…
それらの要素がいくつもあるのだ。

・『おじいさん』と『ローゼンクロイツ』との確執
 何があったんだろうか?
 劇中爺さんが出てくるのはオープニングとエンディングだけである。
 しかも100年前って事はジジイ、お前何歳なんだ?
 『おばば』は100歳を超えているという事が発覚しているが…

・『ミウ』の存在
 ゲーム中で100年の巫女って事らしいが
 出生の秘密など一切明かされない。
 爺さんと同じくオープニングとエンディングしか出てこないし…

・『教授』と『ローゼンクロイツ』とのつながり
 何故、100年前に封印された(であろう)『ローゼンクロイツ』をお前が知っているんだ?
 しかも、『ローゼンクロイツ』本人のものと思しき屋敷が普通に存在しているのか?

・勇者である『ミチムネ』
 上記、『おばば』が上記エンディングで主人公に
 「邪悪な星霊を倒すのが真の勇者のお前の使命」と言っている。
 一応、途中で主人公が
 『神が作った勇者』という事が発覚しているが…
 神が何故、邪悪な星霊を倒すのに『ミチムネ』を生み出したのかは分からない。
 まず、神ってこのゲームだとどんな存在なのかが分からない。







一番言いたいのがこのゲーム。
『精霊狩り』っていうのに…

『星霊』を狩ってないのだ。

邪悪な精霊を倒せとか言っている場合じゃねぇよババア…

だって『星霊』ってそもそも何やねん!

そう…このゲーム『星霊』の説明や設定などが全く明らかにされないのだ。
邪悪もクソもあるかッ!
一番、説明しなければならんところだろうがッ!!
な――――――――んも分からね――――じゃね――――か――――――ッッ!!

すっごい消化不良!
何とかせーや!!腹が痛すぎるぞ!!



エンディングを見る限り、
『ミチムネ』と『ミウ』に待ち受ける運命は!?
その時に明かされるすべての真実!!(主に『星霊』)
『ミチムネ』が最後に目にするものとは何か!?

「星霊狩り2」をご期待ください!

というような振りのようにしか思えん…
そう。このゲームは
主人公がこれから「精霊狩り」をしていくであろうスタートラインにすら立ってないのである。

だから本作の正しいタイトルを付けるのなら

「精霊狩り episode 0」

って所である。
本編はいつ始まんねん…

だが、このゲームには残念ながら続編はないのだ…
原作者がおられるが検索しても本作であるゲームが出るだけで
アニメ、小説、漫画などはヒットせず…
って事で「精霊狩り」は未完どころか未始って所なのか…
何やねんその言葉!!

しかし諦めちゃーイカン!
発売してもう25年以上経過しておりますが
これから全てが明らかとなるであろう「星霊狩り2」を心からお待ちしていますよ!
発売元の…




肝心の『ハドソン』がもうね――じゃね―――――か―――――!!


PS)『ハドソン』がらみになると大抵、このオチになるなぁ…
 気を付けたいところだ…



 じゃ、じゃぁ…
 『ハドソン』を合併吸収したこ…こ…『コナミ』に…(白目)



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