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「けいさんゲーム 算数2年」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-07-06 18:52:45 | ファミコンレビュー
東京書籍のゲーム
1986年4月25日発売
4つのミニゲームが遊べる。
ゲームをしつつ計算ができる。

点数は35点

良い点
・計算できる。

悪い点
・エンディングなど盛り上げる要素皆無

良い点の解説
・計算できる。
まぁ、「計算ゲーム」と謳うからにはそれが出来ねば話にならない。
足し算と引き算が出来る。が、それしかないゲーム。

悪い点の解説
・エンディングなど盛り上げる要素皆無
面をクリアすると敵の動きが早くなって難しくなるというだけでエンディングはなく
ただ問題を繰り返していくだけ。


4つのゲームを解説しよう。
・足し算or引き算①:他のゲームで3D迷路のような場所を進み、宝を見つけてゴールを目指す。
・足し算or引き算②:ペンギンがゴルフをやっていて、ボールをカップに入れる。
・掛け算①:ロボットのパーツがベルトコンベアで運ばれてくるので終わるまでに数字を入力し、ロボットを

完成させる。
・掛け算②:縦と横に9×9のという九九のマスがあり、そこに指示された場所の答えを入力する。

足し算or引き算①:3D迷路と言っても3Dの絵は表示されない。飽くまで「他のゲーム」である。
このゲームでは地図と現在地だけ表示されて

上ボタンで1歩前進
左右ボタンで方向転換
下ボタンで逆方向に転換

ということで地図上を移動する。
宝は表示されず、そこに着くと「たからものをみつけた」と表示されてゴールが開く。
ゴールにたどり着いたら次のステージ
その繰り返しであるが、体力ゲージがあり、徐々に減っていく。0になるとゲーム終了。
あ、ここまで計算要素が書いてないな。
マップ上を進んでいると敵が現れる。鬼みたいな奴が出てきて問題を出してくる。

「わあ あぶない」

と、書かれている。何が危ないのかは書かれていない。
答えが合っていると

「よかったね」

何が良かったのか?その鬼をどうしたのか?逃げ切っただけなのか?それに対しての表記はない。
もし、問題に間違えると

「わあああああ」

と表示されて鬼が大きく口開けたアップが表示される。
だが、鬼に何をされたのかは書かれておらず、体力を消費して地図上に戻される。
襲われたのかダッシュで逃げて体力を使ったのか何も説明がない。

体力ゲージは問題に正解してもステージクリアしてもそれほど増えず、体力アップアイテムもない。数面やったら終わる仕様。


足し算or引き算②:まず力のゲージが上下するのでそれを選ぶと問題が出てそれに答えるとその飛距離飛ぶ。
他のゴルフゲームのように方向を選んで力を選んでからショットのタイミングを選ぶ必要はない。
ちなみにグリーンを超えると自動でカップに入れてくれる。戻す必要はない。

掛け算①:まず、プレイする段を選ぶ「1~9」まである。
「1×1」から始まって次は「1×2」。ランダムで変化することはない。
そしてずっとゲームオーバーになるまでその段をプレイすることになる。
「1×1」~「1×9」までやると「1×1」に戻る。そのエンドレス。
上にも書いたとおりベルトコンベアでロボットのパーツが運ばれてきてそれを組み立ていく。
完成したらまた同じロボットのパーツが運ばれてくる。それもまたエンドレス。
何か「チャップリン」の「モダンタイムス」を思い出した。

掛け算②:モグラみたいなのがマスに出てきてそこに数を設定するわけだ。
ゲージがあり、「足し算or引き算①」と同様、徐々に減っていく。
なくなったら終了。
問題に正解するとポコッとモグラを叩いて輪っかが浮かぶ。
別にプレイするのを邪魔する敵って訳じゃないから攻撃している感じはない。
爽快感もない。
面をクリアしてもゲージはさほど増えず、2~3面もいかないだろう。


2年は時間制限がやたら多い印象。
そして「足し算or引き算①」・・・
平仮名だけで書かれる声は逆に怖さを引き立たせる・・・
最後に・・・体力が尽きると

「もう だめだ」

もはや狂気に感じる。


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