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「恐竜戦隊 ジュウレンジャー」 レビュー (ファミコン)

2014-06-13 21:00:29 | ファミコンレビュー
スーパー戦隊シリーズ
サイドビュー横スクロールアクションゲーム
エンジェルが発売
アークシステムワークスが開発
1992年11月6日発売 (番組は1992年2月21日~1993年2月12日放送)

あらすじとしては…
wikiなんかで調べてください。

点数は15点

良い点
・ジュウレンジャーのゲーム

悪い点
・BGMが乏しい
・会話パートにBGMがない
・1面がイエロー
・キャラデカすぎ
・メダルを10枚集めると…
・巨大ロボが戦わない
・ミニゲームの意味



良い点の解説
・ジュウレンジャーのゲーム
まぁ、これ以外にはないわな。

悪い点の解説
・BGMが乏しい
片手で数えられるぐらいじゃないかと疑うほどのBGMの少なさである。
「オープニング」「ステージ」「ボス戦」「エンディング」「ミニゲーム」
髭人が記憶したのはこの5つぐらいだったかな?
仮に他にあったとても両手で数えられるほどだろう。

・会話パートにBGMがない。
会話パートにBGMがないのだ。
ボスを倒す時の5人の一斉攻撃もBGM皆無。

「トゥルルルルル~」

と、文字表示音がサラサラッと耳に通り過ぎるだけである。
それにより非常にシュールに感じられてしまう。
それに、その1枚絵の出来も陰影もなく塗り絵を見せられているかのようだ…

・1面が「イエロー」(タイガーレンジャー)
このジュウレンジャーは呼び方は色ではなく

「恐竜(動物)&レンジャー」

である。だが分かりやすくここでは色で表記する。
で、1面の操作キャラが何で「イエロー」やねん。普通は「レッド」だろうが…
まぁ、トリを飾るのがレッドにしたかったのだろうが1面はゲームの顔だろ?
そこは変えたらアカンだろ。
ゲーム的には2面はピンク(プテラ)、3面はブルー(トリケラ)、4面はブラック(マンモス)、5面でレッド(ティラノ)
6面がラストステージでキャラ選べるとかレッドが操作キャラならなぁ…


・キャラデカ過ぎ
キャラをデカくするのは構わないがそれならそれなりに作り込む必要があるだろうに…
ジャンプのモーションが奇妙。
その下半身のモーションも「餓狼伝説」の「ジョー東」のタイガーキックみたいに
膝蹴りで、反対の足は斜めに棒のように伸ばす。
せめて移動ジャンプならわかるがそのままの場でジャンプしてもこうなるので奇妙である。

上記のは自分の印象であるがこれから語るのが重要。
キャラがデカイため当然、当たり判定がでかい!!
その割に敵は角度の浅い弾を放ってくる。
しゃがんでも当たる。ジャンプしてもジャンプ力はさほどないので当たる。
一体、どうしろというのか…
当たらない場所にまず弾を撃たせるのが重要なのか?


・メダルを10枚集めると…
それにステージ上のメダルを10枚集めると単体ロボの一枚絵が出てくる。
絵の他に「長さ」「重さ」「武器名」が出るがそのロボには乗れないし合体シーンなどある訳がない。
使えもしないそんなロボットを紹介したところでなんになるのだろうか?
相変わらずBGMなし
その絵の質も低く、カッコ良さはない…

・巨大ロボが戦わない
ステージクリア後に巨大ロボットがミニゲームをするのだ。
「対戦のブロック崩し」「爆弾渡し」

「対戦のブロック崩し」
というのは正確ではない。分かりにくいのでそうしたのだが…
左右にブロック崩しのようなバーがあり、それを上下に動かし玉を弾き相手がミスるまで続けるというものでブロックを崩すようなことはない。
変わった要素で中心部に「○」がありそこに玉が入ると、ランダムに玉が飛び出るという仕組みである。
まぁ、すぐに飽きるよ。

「爆弾渡し」
は、手前と奥にプレイヤーがいて
爆弾に火がついていて時間で爆発する。
爆発する時間に持っていたプレイヤーが負けという仕組み。
勿論、1度に持っていられる短い制限時間もある。
でないと、10秒で爆発するとして9秒半持ち続けて相手に投げたら大体勝てるはずだものな…

「鳥人戦隊ジェットマン」は敵ロボとの格闘だったのに…
ロボは戦ってこそだろうが!
後、ロボは出てこないが「ジュウレンジャークイズ」がある。
その3つであるがどいつもこいつも面白くない。

・ミニゲームの意味
ステージクリア後にミニゲームをするか否かを聞いてくるが
プレイしていい成績を出そうが悪い成績を出そうがボーナスもペナルティもない。
そう。ただの時間の無駄である。



後、各レンジャーの1枚絵があって、どれも専用の武器を構えているものである絵がステージ冒頭で出てくる。
しかし、彼らのゲーム序盤の武器は全員、ピストルである。
道中で変なオッサンが何と構えている1枚絵の武器をくれるのだ。
違和感が尋常ではない。

お前、さっき持っていたんちゃうんか?
もしかして古い武器を捨てて新しい方に持ち替えているって事か?

!!

にしてもその時の1枚絵、よく見たら上記のパッケージ
武器を持っている5人がいるがその各レンジャーを1人にしてドット化しただけだ…



敵のボス「バンドーラ」という奴が

「○○(敵のボス名)。ジュウレンジャーを倒しておしまい!」

という事を毎ステージの前の会話パートで言うのだが
1枚絵は「バンドーラ」のみの画像が何度も出されボスの1枚絵で一切出てこず、台詞すらない。
「バンドーラ」の一人芝居を見せられているようでかなりシュール。
あまりにも空々しい。



「ジェットマン」と比較しがちなのは同じ戦隊モノだからね。(1991年12月21日発売)
しかも前作の方が出来がいいという体たらく。
(ただ「ジェットマン」は戦いばかりに重きを置き、会話など一切省いたのでキャラゲーとしての質はこちらより低いが…)
同じ「エンジェル」というメーカーが出しているが開発元は異なる。

「ジュウレンジャー」は「アークシステムワークス」
「ジェットマン」は「ナツメ」

「ジェットマン」のゲームも髭人はプレイしたことがあるけど
昔、友達が所持していて10年以上前にサラサラッとやったぐらいだからな。
流石にその状況でレビューを描くのは失礼だろう…

だが、そのサラサラプレイだけでどっちが良いか悪いかその判断は簡単につく。

ひとまず本作は

「ジュウレンジャー」って言うよりは
「シュールレンジャー」って所だね…



ここからがネタバレ






















5面、レッドの面がラストステージである。
普通なら6面があって各キャラ選べるとかいろんな地点で代わる代わるプレイするとかあると思ったのにな…
まるでやる気を感じられん。
しかも、ラスボス。1段階で終了である。
ボス戦のBGMもなく今までと変わらない。
拍子抜けが半端ではない。
手馴れたプレイヤーならこのゲーム、10分ほどでクリアするだろうなぁ…

しかし評価点というか尊敬する点であるが
このゲーム、スタッフロールがあってあだ名などではなく本名なのだ。
もし俺が逆の立場ならこのゲーム関わっていたなんて口が裂けても言えない。
その点は凄いと言える!!
作り手の意地、プライドを見たか気がする。
それ以外にこのゲームを褒める点はない。

中古で箱、取説なしという裸状態で「1000円」もして買ったがネタとしての価格でしかねぇ…


発売元の「エンジェル」も前作と引き続き「ナツメ」に頼めば良かったんじゃないの?
開発の「アークシステムワークス」は明らかに評価落とすよな…
子供だましにもほどがあるもの。
勿論、発売元の「エンジェル」も評判を落とす。

前作「鳥人戦隊 ジェットマン」が『エンジェル』からの発売なら
本作「恐竜戦隊 ジュウレンジャー」は『翼の折れたエンジェル』からの発売って感じだろうか?

※『翼の折れたエンジェル』と例えましたが
 「中村あゆみ」氏が歌った同名の曲は名曲であり本作とは無関係であります。




う~む…
色々と表に出ている情報が少ないので合点がいく結果を導き出すのは難しい。
所詮、低能な髭人のバカな推測というか愚かしい妄想だものな…


こんな戦隊物のあらゆる武器やあらゆる合体ロボでも解決できない難題が迫った時に
簡単によどみなく流してしまえる必殺技とも言えるものを皆さんに教えよう!!
それは…



「大人の事情」






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