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「ドリームマスター」 レビュー (ファミコン)

2012-12-25 18:09:26 | ファミコンレビュー
一風変わったRPG
販売は「ナムコ」で製作は「バースデイ」
1992年9月22日発売

12月22日に「大貝獣物語」のレビューをしたから「バースデイ」つながりでコレを紹介しよう。
「バースデイ」作品というと「貝獣物語」と「じゅうべえくえすと」ばかりが思い出されこの作品は忘れられがちである(まぁ、知っている人なんてファンぐらいしかいないかな)。


あらすじとしては
水と緑にあふれた美しい国「オルタリア王国」
そこに16歳となる美しい姫がいました。
突然、姫が眠りについたまま目を覚まさなくなってしまったのです。
このままではやがて死んでしまうことでしょう。

それは「ブラックマスター」と名乗る老人の仕業で
この世の美しいものを全てを憎む超一流の夢使いである。
「ブラックマスター」は悪夢の世界「ブラックドリーム」という悪夢を生みだし
姫の心を封じ込めたのです。

国王「アキナス」は「ドリームマスター」達を集めた。
「ドリームマスター」とは病んだ心を安らぎに導く魂の救済者のことである。
姫救出を試みるのですが
その「ドリームマスター」達も「ブラックドリーム」の虜になってしまった



点数は60点

良い点
・ブラインドダンジョン
・バランス
・戦術性溢れる戦闘

悪い点
・特になし

良い点
・良いバランス
まずこのゲームはドラクエ4のようなオムニバス形式で7章に分かれており
再開するのパスワードを用いて、再開するのは必ず各章の冒頭。途中からは不可。
だから出来るだけ進めてやめたいのなら頑張って次の章にいくしかない。

このゲームは何度も回復させてくれるような宿はない。
回復してくれる場所はあるが回数が限られており、後は落ちている体力回復アイテムで凌ぐしかない。
ただ、このゲームはシンボルエンカウント方式で倒すと消えるので避けて通るのも可能。
後半になると初見でクリアするのは少々辛いが2回以上繰り返せばクリアできるだろう。

・ブラインドダンジョン
このゲームの最大の特徴がブラインドダンジョンと呼ぶものだ。
ダンジョンの一部が陰となっていて構造が一切見えないのだ。
ただ、歩いた部分だけは床なのか壁なのか判明していく。
「ディグダグ」のような虫食いをしていくと思っていればいい。
基本的に周囲に何かあれば音がする。
「カサカサ」とすれば敵が近くにいて
「ヒューヒュー」という音がすれば穴がある。
壁に接触するとダメージを受ける。壁だから音はしない。
ちなみに壁を避け続けて歩くと敵である「ブラックマスター」が突如として現れて

「褒めてやろう」

と体力を回復してくれる。
お前はツンデレか。
上記の通り、回復手段が限られるし壁に触れるとダメージを受けるので闇雲に歩き回るのではなく
歩いてきた道から考えて

「次の一歩には壁はないだろう」

と検討をつけて歩くことが大切である。

・戦術性溢れる戦闘
敵とは必ずタイマン勝負。
まず、攻撃方法に「攻撃」「牽制」「突撃」の三種類がある。

「攻撃」:通常攻撃
「牽制」:守りながらの攻撃、こちらからの攻撃は低いが敵からのダメージも下がる。
このゲームは、素早さがなくどちらが先に攻撃するかわからないので1桁単位で敵を倒せるというときに有効。
「突撃」:牽制の逆。こちらの攻撃力が上がるが敵からの攻撃力も上がる。
注意点としては、敵が回避する確率が上がってしまう。

個人的には基本は「通常攻撃」で戦って
こちらが死ぬ間際、相手の体力が通常攻撃で倒せない場合に限って使うといいだろう。
まさに一か八か!

次に、攻撃しようとするとダメージを当たえる攻撃箇所が表示される。
頭とか腕とか足とかだ。
敵には弱点があり、そこに攻撃するとダメージが上がる。
攻撃して調べていくのもありだが、
「サーチ」コマンドというのがあってそれで「弱点」か「ステータス」を調べられる。
但し、自分では選べない。
それに弱点を攻撃されると逆上される敵もいるので注意が必要。

敵によって特殊攻撃を放ってくる敵がいて
その時には3方向の矢印が表示される。「←」「↑」「→」である。
それによって敵の攻撃を避けることができる。
ボヤボヤしていると避けられる確率が下がるので表示されたらパッと押すのが重要。
敵によって1つの場所に固定して攻撃するというわけではなく確率だろうから
好きな方向、一択でも構わないはずだ。

上記の体力回復が限られるということもあって非常にスリリングなゲーム展開になる。
それがこのソフトの魅力と言ってもいいかもしれない。


このゲームは「主人公」と「姫」に名前を付けることが出来るのだが
「おまかせ」を何度か押すと名前が切り替わるのである。
ドラクエ2の仲間は主人公の名前によって異なるので
城の名前の略称で「サマル(トリア)」と「ムーン(ブルク)」などと呼ばれることがしばしばだし
って事は白の名前である「オルタ」とか「タリア」とかいうのが良いのか?
まぁ、そこまで姫の名前で語り合うほど話題のゲームでもないが(苦笑)


そうだ。一つだけ謎解きが分からずネットに頼ったな。
プレイしたのがリアルでなはく7~8年ぐらい前だったものな。
ヒントはこれ

「太陽は西から昇り、東へ沈む。
そして、西より二つ目の月は昇る・・・。」

それでダンジョンにこんな仕掛けがある。

|○○○○|
|    |
|○○○○|
|    |
|○○○○|
|    |
|×   |

×印が主人公。4つ踏むボタンが2列ある。
自分は太陽が西から昇り東に沈むとか言うから自分は左から4つ目まで順番に踏み
中段は右から1つ目まで下段とは逆に踏む
上段は左から2つ目を踏む。無反応。

正解は下段は一番左、中段は一番右、上段は左から2段目

完全にド壺って感じだった。
わかりにき~よ。考えたやつ!西から東とか言うんじゃねぇよ!混乱するだろうが!

ドラクエ3みたいに「まん丸ボタンはおひさまボタン」ぐらいにしておけよ。

そうそう。パスワードは非常に分かりやすい。
「主人公」と「姫」の名前を入力するのに何とたった12字である。

しかも最初の8文字は主人公の名前(4文字)姫の名前4文字である。
だから
主人公:ひげじん
姫:あごひげ

とすると「ひげじんあごひげ ○○○○」

という具合になる。
4文字覚えればいいだけなのだから覚えやすいかもしれない。
が、ほかのサイトの人のパスワードと自分のは違ったので同じ章を始めるのも
いくつかの候補があるのかもしれませんね。検証してないからわからんけど

「ドリームマスター」の中に「ジャジャ」という爺さんがいる。
セリフの中で「主人公!わしじゃ!ジャジャじゃ」と言い出す。
カタカナにしてあるからまだわかるけどひらがなにすると

「わしじゃじゃじゃじゃ」

わかんねぇよwwwwwwwwwww
スタッフも狙っているんだろうな。


しっかし、「ブラックマスター」さんも回りくどいことをするな。
「ブラックドリーム」なんて方法を使って殺す(呪い殺す?餓死?)なんてさ。
美しいものを嫌うのであれば単純に汚せばいいのに。

・・・・・・。

薄い本が出るな。って需要があるかどうか定かではないがね。
まぁ、自分の能力を存分に発揮できる「ブラックドリーム」を用いたかったのだろうという解釈をしておこう。


ここからがネタバレ



















章の途中、「クリッカ」というモヒカンの「ドリームマスター」が夢の中の「エリー」という少女に一目惚れ
もう元の世界に戻らない発言をしていた。すげぇな。夢の中に居続けるって・・・
でも、姫が起きたらエリーも消滅する運命なんじゃないかねぇ。

しっかし、よく人が死ぬゲームだよ。
各章には既に姫救出に向かったドリームマスター達がいるのだが、みんな死ぬ。
単独行動を取る奴が多過ぎる!バイオハザードかよ!
でも、最後、生き返るんだけどね。

って事は、「クリッカ」にとってはバッドエンドだなぁ・・・(特にフォローもなし)
というか「ドリームマスター」という職に就きながら夢の中の女に現を抜かすって「ドリームマスター」失格だろう。
まぁ、髪型から言って(モヒカン)女性にモテなくて逃避していたんかな?
で、その女性に少し優しくされて心奪われたって事で(女はその気がないようだが)
藁にもすがる気持ち・・・夢だろうが関係ないっていう・・・
そんな盲目的な愛。泣けるわ!(妄想です)

最後の最後、ゲームはこのような形で締めくくられる。

『人々は夢を見る・・・幸せな夢、恐ろしい夢、楽しい夢・・・。

夜の闇に紛れ、人々の夢に入り込むブラックマスター。
無防備に眠りについた人々を
ブラックドリームの世界に引きずり込み、
そこから抜け出せないの魂は、
永遠に闇の世界を、彷徨い続けなければならないのだ・・・。

そして・・・今宵も闇が忍び寄る・・・。

今夜は・・・そう・・・。

君の番かもしれない・・・。』


↑このソフトの箱の裏、強調したいんかねぇ?


続編示唆なのか、プレイヤーに存在感を植え付けているのか・・・
「バースデイ」のこの次の作品は「大貝獣物語」。
「シェルドラド…」って感じで最初と最後に同じ演出があったな。
好きなのかな?

冒頭の口上、何にせよ後味が悪いよな。
せめて、

「でも『ドリームマスター』が君を助け出してくれるだろう」

ぐらいの締め方にしておけばいいのに。
一応言っておくと、続編は出ていない。
まぁ、「幽霊船」やら「城」やら「迷宮」に言っているけどハッキリ言って各章のダンジョンは

「夢オチ」

という結果だもんな。
続編を繰り返すだけのソフトでもないと言えるけどね。

そうだ。冒頭「クリート」というオルタリアの近衛隊長が
究極の「ドリームマスター」という「夢幻老師」という老人がいる所に向かい
砂漠を越え何とかたどり着いたのだが、そこで息絶えてしまう。

逆に、「夢幻老師」側はその後、死ぬことはなくオルタリア城に着くんだよな。
老体なのに頑張るな。
砂漠の特徴を知っていたりとか老師というだけの差かな。
仙人などは人里離れたところにいるのが普通だけど限度があるだろう。
少し人に接触しやすいところに家を構えればいいんじゃないかなぁ?
自分のような凄腕の「ドリームマスター」を頼るときは大抵、一大事なんだからさ。
何か考え合ってのことということにしておこうか?

そしてエンディング。
主人公は「無限老師」を失い、(肉体を失って魂は存在、「ポルナレフ」かよ)
国王「アキナス」から「オルタリアの王になってくれ」というのを断り
老師といた小屋にもどるのだが・・・姫が追ってくるのである。
主人公に惚れ、追った姫を王は姫を取り戻そうとはしない。

「国は民のためにあるものだ」

なんてここ最近の創作物は、良く言うけど、ゲームだと国より姫のことを考える事が多いよな。どれとは言わないが。
あとの世継ぎのことはどうすんねん。派閥争いとか下手したら国が滅ぶぞ。
まぁ、それはさておき

「主人公様。私にもあなたのお手伝いをさせてください」

←こんな姫様

描写を見るに、護衛の兵たちを連れていったようにも見えなかったな。(出てないだけ?)
「クリート」よ。姫でも着ける砂漠で一体何があったのだろうか?
砂漠で「ブラックマスター」の妨害があった…もしくは姫はお供などしっかりと準備して行った…

ということにしておこう。


PS)聖夜に良き夢を…

人々は夢を見る・・・幸せな夢、恐ろしい夢、楽しい夢・・・。

夜の闇に紛れ、人々の夢に入り込むブラックマスター。
無防備に眠りについた人々を
ブラックドリームの世界に引きずり込み、
そこから抜け出せないの魂は、
永遠に闇の世界を、彷徨い続けなければならないのだ・・・。

そして・・・今宵も闇が忍び寄る・・・。

今夜は・・・そう・・・。

君の番かもしれない・・・。


やめいッ!!
ジャンル:
ロールプレイング
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