心が変われば行動が変わる。

2007-07-05 | 学年通信
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。

心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。

 上の言葉は,ゴジラことヤンキースの松井秀喜選手を育てた石川県星稜高校野球部の山下智茂監督の座右の銘だ。ネットで検索すると,同じような事を楽天イーグルスの野村克也監督をはじめとしてたくさんの人が言っている。もとをたどっていくと,インドのヒンドゥー教の教えにたどりつく。こちらのほうは,下のように二行ばかり変化の段階が増えている。
 いずれにしても,「心は態度や服装にあらわれる」という言葉に結びつく。悲しいときには悲しげな表情になるし、心が弾むときは、思わず口笛を吹きたくなる。着る服だって,その時の気分で変わる。誰もが経験していることだと思う。
あたりまえといえばあたりまえのこと。あたりまえだからこそ、君たちの服装の乱れや青カバンの薄さが気になる。「学校」は社会生活に必要な学力とルールを身につける訓練の場である。カバンの薄さは自分の頭の中身の薄さを表し,心が勉強に向かっていないことを示している。ズボンを下げる。ボタンを外す。スカートを短くする。服装や態度の乱れは,簡単なルールをも守れない幼稚さを表している。まさしく「心」が姿形となって,態度や行動に表れている。
 今のままでも,それが君たちの運命で,人生だからと切り捨ててしまうこともできる。しかし,先生という立場というよりも,「大人」として,「子ども」たちにもっとよりよい人生を送ってもらいたいと願いから,君たちに「ウザイ」と思われながらも注意する。心を変えるのは難しいから,どうしても「見た目」を変えることによって心を変えていこうとして,「あれダメ,これダメ,こうしなさい,ああしなさい」と口酸っぱく注意するのだ。おそらく,君たちの親も同じ気持ちだろう。むしろ,君たちと一生関わるのだから,先生たちよりもその思いは強いかもしれない。
 反抗期で「大人」の代弁者である先生や親の言うことに耳を傾けたくない時期であるのは承知している。だが,その場はたとえ反発しても,夜,眠りにつく前の布団の中で,昼間の「大人」たちの言葉を思い出し,考えてみよう。誰のことを一番に考えて話しているのかを。
 結局,心を変えるのは自分自身なのだから。
(15週)

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