へちま細太郎

大学1年目のへちま細太郎を主人公にしたお話。

桃の缶詰

2016-11-02 16:19:29 | へちま細太郎

はるみよ。

細太郎くんが、激しく咳き込んで熱もあるみたいなので、もしかして、と思い病院に連れて行ったら、案の定マイコプラズマ肺炎だった。

嫌な予感はしたのよね。先々週、須庭寺の子供達が感染してたのよ。で、細太郎くんのおばあちゃんは、ポケモンGOに飽きたみたいでもう行ってはいないんだけど、今度はおじいちゃんがはまっちゃって、何度か迎えに行ってたのよ。

あそこんちのくそガキ、細太郎くんが大好きでべたつくから、ロクなことにならない。

え?小学生にヤキモチ焼いてるって?冗談じゃないわよ~!

一応、細太郎くんは実家に戻ったんだけど、何が食べたい?って聞いたら、

「桃の缶詰」

だって。なんでよおおおおお。あたし、あと半年で栄養士の資格とれんのよ、大学卒業すれば管理栄養士よ、試験受けなきゃいけないけど。もうすこし、からだに優しいもの作らせてよお。

「やだ、桃缶」

わかったわよ、気持ち痛いほどわかるから、桃缶にするわよ。で、ところで、黄桃?白桃?どっち?

「白桃」

はいはい、リクエスト通りにするわよ。

「治美ちゃん、ごはん食べて行きなさいよ、鍋にするから」

う~ん、もう、おばあちゃん大好き。

『小説』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ポ○○ンはほどほどに | トップ | 風邪引いたら出勤するべき? »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

へちま細太郎」カテゴリの最新記事