へちま細太郎

大学1年目のへちま細太郎を主人公にしたお話。

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ポ○○ンはほどほどに

2016-10-30 21:53:27 | へちま細太郎

え~と。。。
だいぶ書いてないっすね。。。
話が、途中になっちゃったって。
ポ○○ンGOのスポットとジムに、須庭寺がなっちゃって、副住職のおっさんが何やら怒り気味にむかってくるあたり。。。
1カ月以上たってっけど、適当に終わらしとくか。
はい、続き

細太郎です。
境内にスマホを持った連中が、根が生えたよ突っ立ってうつむいて画面をみているから、おっさんの表情に誰も気づかない。
「てめえらひとんちの庭に勝手に入って何やっている!!」
誰も、顔を上げない。
「てめえら、よそさまの敷地内で~」
と、再び叫んでも効果ない。
みんないったん顔を上げても、再び画面に見入って右手の人差し指を動かしている。
「まあ、スマホ、取り上げないとだめだろうね」
と、白崎がおのれのスマホをポケットにしまう。
「何されるかわかんねえうちにしまうか」
後藤と荒波もスマホをしまう。
こいつら副住職がどんな性格か把握してきたようだね。
と、その瞬間、ここんちの子供たちが、消火栓から長いホースを引きづってやってきた。
「パパ、これどうするの?」
「今から、重要文化財の保護のための訓練を始める、まず本堂周辺に火災が発生したと思え」
「げ」
俺たちは、次に何が始まるかを把握して、一斉に母屋の中に駆け込んだ。
「おっさん、やべえよ~」
消火栓から少しづつ水が放出されてくる。
「さあ、防災訓練だっ」
「はい、父上!!」
何が父上だ。子供たちは境内の屋根に向かって放出させようにも、小さい体だから水の勢いに負けてあちらこちらへとふらふら移動を始めた。
ここへきて不法侵入者たちが、何事かと顔を上げた。そして、何が起こってきつつあるかを理解し始めた。
「ぱあぱ、ホースがゆうこときかなあい」
「ぱあぱ、手からとれちゃう」
子供の阿鼻叫喚なる悲鳴で、
「げえええええ」
と、連中はスマホ片手に逃げ出した。そこへ水が勢いよく飛んでくる。中には未練たらしく右手をしゅっしゅさせている輩もいるが、水しぶきにたまらず逃げ出した。
「何するんだ」
勇敢にも立ち向かおうとするものの、スキンヘッドのこわもてのおっさんが警策片手に仁王立ちしている姿を見かけたら、ひるんでしまう。
「ひでええ」
「何がひでええだ、防災訓練の真っ最中だ。警告はした、きかなかったお前らが悪い」
「ぱあぱ」
と、ホースは子供たちの手を離れ巨大なニシキヘビがのたうち回るごとく、あたりに水をまき散らし、子供たちをびしょ濡れにしたあげく大声で泣かせた。
「やべえ」
俺たちは消火栓のもとに飛んで行って水を止めた時には、スマホ野郎どもは退散し、台風のようなあとの水びだしのぬかるみだった。
「ふん、訓練終わり」
副住職さまが大声で呼ばわったとたん、母屋から飛び出してきたことみさんの痛烈な飛び蹴りがおっさんのケツにきまり、おっさんはぬかるみに顔面からつっこんだ。
「今度という今度は、離婚よ、離婚!」
おっさんは、ぬかるみにつっぷしたまんま起き上がらない。
「あれほど看板作れ、門は閉めとけって何度も注意したでしょ!!ちゃんとやることやらないからこんなことになるの!!」
おっさん、叱られ方が小学生レベルだよ。
そんなわけでおっさんは、門のわきの小屋…といっても長屋門みたいだから一戸の家みたいなところで、不法侵入者の番人になり、そこで寝起きをさせられているそうだ。
でもね、たまに、住職様がスマホの画面とにらめっこをしている光景をみかけるんだが、あれはまさかポ○○ンGOをやっているわけじゃねえだろうなあ。。。
「あら、私もやっているわよ」
と、おばあちゃんがスマホ片手に須庭寺に入り浸っているのは、気のせいだ、と思うことにした。
うん、絶対に気のせいだ。

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