宇宙そのものであるモナド

生命または精神ともよびうるモナドは宇宙そのものである

山下澄人(1966-)『鳥の会議』2015年初出(49歳)、河出文庫  

2017-06-16 17:12:07 | Weblog
(1)
A 篠田(ぼく)がヒールで左眼をどつかれた。ひどく腫れている。
A-2  ぼくの仲間が、けんかっ早い神永、長田、三上。
A-3 ヒールでどついたのは、ちんばの竹内。まさしの仲間。
B この後、神永、長田、三上の3人が、竹内を殴る、ける。
C まさしが仕返しに来るだろう。
D まさしの兄貴(ヤーさん)たちから、ぼくが呼び出される。
D-2 竹内が、ヒールで今度はぼくの右眼をなぐる。ぼくは、ほとんど両目が見えなくなる。
E まさしの兄貴(とおる)が組の事務所の電話番で、しくじりをして、組員から、頭蓋骨陥没、腰の骨を折られる。
F ぼくの父は、仕事をやめた。
(2)
G 神永が、まさしに刺され、腕の傷は、骨が見える。
H 神永のお父さんは、シャブでつかまったことがある。
I 神永が、お父さんを刺した。
I-2 神永が泣いていた。
I-3 神永は、お父さんにやられて、顔が腫れあがっていた。
I-4 神永がお父さんお死体を刻んで、トイレなどに流した。
I-5 神永が、ずっと泣いていた。
I-6 死体は重い。
I-7 胴体を切ったら、ウンコが出て来るので、最初、いやだった。
I-8 ぼくと神永、二人で、風呂場で神永のお父さんの死体を、のこぎりで切断した。
J ゲーセンで、イスを投げると、まさしに当たり、まさしは鼻が折れる。
K 神永は、おばあちゃんのところにいた。
K-2 神永のおばあちゃんは、ボケていて、長田を、神永の父(きよしちゃん)と思う。
K-3 長田、三上、ぼく(篠田)が、泊まる。
L ぼくの誕生日祝いに、神永が鉛筆を4本くれた。
M 神永のおばあちゃんが、いなくなって、4人で探しまわる。
M-2 おばあちゃんが回想する。おばあちゃんは、きよし(神永の父)と何度も家裁に呼ばれた。
M-3 男の人が、おばあちゃんを連れて、家に来た。
N 神永との別れ。(神永は、オトン殺しでパクられていた。)
N-2 「切ったん忘れたるから、鼻折られたの忘れろ」とまさしに言ってくれと、神永。
N-3 神永は、ぼくらを駅まで送ってくれた。
《感想》
 こういう少年時代もあるのだと思う。暴力的である。
 友人関係、仲間関係は成立している。喧嘩両成敗的なモラルがある。
 父親が、しっかりしていないと、子供が大変だ。
 篠田(ぼく)は、父子家庭である。神永も父子家庭である。
 神永が父親を刺し、父親の死体を切り刻むシーンは、「胴体を切ったら、ウンコが出て来るので、最初、いやだった」の部分が、生々しい。
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