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JR九州①

2017-08-09 11:30:40 | お話
JR九州①


(JR九州は昨年上場を果たしましたが、唐池会長は今どんなことに力を注いでおられますか)

🔹私どもは昨年10月、会社発足から30年目の節目に、東証1部上場を実現しました。

この30年の道のりは決して平坦ではなかったんですけど、

よくここまで来たなと。

社員も皆、安心感や誇りを抱いたと思うんです。

ただ、こういう時にこそ、もう一度会社発足時の危機感とか、描いていた夢を思い出し、

緊張感のある組織にしなきゃいけないというのが今の私の思いですね。

(上場を機に、また気を引き締め直すと)


🔹年度始めの4月1日に会長と社長が全社員に向けてメッセージを出すんですけど、

私は今年度、企業30年説を引用して話をしました。

1つの企業が繁栄を謳歌できるのは30年にすぎないと言われている。

当社は上場した直後だけど、今こそ危ない。

これから必要なのは「成長と進化」だと。

(「成長」と「進化」ですか)

🔹成長とは既存の事業をより効率的に運営し、規模の拡大を図っていくことであり、

進化とは業態や組織を改革し、新しい事業分野に挑戦すること。

成長意欲は企業の本能ですが、進化に対しては臆病になりがちです。

しかし、株式上場と言う1つの成功体験に甘んじて、安心感のもとに今のままやっていると滅んでしまう。

その警鐘を鳴らすために、私どもは「成長と進化」に加えて、

「誠実」と「地域を元気に」の3つを行動の基本として掲げているんです。

誠実というのは当たり前かもしれませんけど、

嘘、偽り、ごまかしがなく、周りの人に対して思いやりを持って行動することです。

最近の事例を挙げてると、

東芝にしても三菱自動車にしても、

きっかけは粉飾決算やデータ改ざんですが、

それだけで優良と言われた大手企業が経営破綻したのではないんですね。

その後の対応に失敗したんですよ。

(その後の対応がよくなかった)

🔹もちろん不正行為が明るみになった時点で、一定の信頼はなくなるんですけど、

その時に。それを隠蔽しよう、ごまかそうとすると、

今度は企業の全ての信頼がなくなって、経営破綻してしまう。

あれほどの企業が凋落していく様子を見るにつけ、

やはり上場した今こそ、誠実という原点に立ち戻るべきではないか。

そういう思いで、何か事件や事故が起こっても

隠蔽しよう、ごまかそう、嘘をつこうとするのは

罷(まか)りならんと、

事あるごとに伝えているんです。


(「地域を元気に」について思いもぜひお聞かせ下さい)

🔹もともと当社は「地域と共に」「地域貢献」という言葉を掲げてやってきたんですけど、

私が社長に就任した2009年6月に、「地域貢献ではなく、地域を元気にするんだ」という思いから変えました。

地域貢献っていうと、給付金を出すとか、近所の掃除をするとか、

もちろんそれは大事なことだけれども、

1番は地域の人たちが自分たちの地域に誇りと自信を持てるようにすることではないかと。

アベノミクスにはいろいろな評価がありますけどね、

私はアベノミクスは評価すべきだと思います。

なぜかと言うと、数字で出てくる景気の効果はもちろん、

それ以上に10年ほど前の誇りと自信をなくした日本人に、

日本の文化や技術力、精神性は世界に冠たるレベルなんだと気づかせた。

誇りと自信を取り戻したんですよ。

そういう心理的な部分で、多大な効果があったことは間違いありません。

(本当にその通りですね)

🔹「地域を元気に」っていうのも同じことで、地域が賑わうとか経済力が増すというのは副次的なものであり、

まずは地域の人たちが自分たちの地域に誇りと自信を持つ。

そうすれば、観光客数だとか新規企業参入数といった結果は、必ず後からついてきますよ。

その取り組みの1つが、4年前から運行開始したクルーズトレイン「ななつ星in九州」なんです。

3泊4日または1泊2日かけて九州7県の各地を巡り、自然・食・温泉・歴史文化・パワースポット・人情・列車という7つの観光資源を楽しんでいただく。

日本初の豪華寝台列車の旅で、

価格は、30万円〜95万円と高額なんですが、

おかげさまで半年先まで予約が埋まっていて、

直近の抽選平均倍率は16倍、最高倍率は166倍となっています。

(ものすごい人気ぶりですね)

🔹当時の石破地方創生担当大臣が、「ななつ星」に乗られた時、

「ななつ星は、地域の人たちに誇りと自信、そして感動と驚きを与える。

これこそ地方創生の鑑(かがみ)だ」

とおっしゃいました。

やっぱり誇りと自信こそが地方創生のスタートであるとともに、

究極のゴールじゃないかと思うんです。

地域の人たちが自分たちの地域に誇りと自信を持つために、

我われのできることは何か、という視点に立って、日々経営に当たっています。


(つづく)

(「致知」9月号 唐池恒二さんより)
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