村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みました。 文庫本になるのを待っていたのですが、ようやく発売になり買いました。
高校時代のクラスメートで、ボランティア活動がきっかけでグループを作った主人公の「多崎つくる」を含め5人組 つくるを除く他の4人(男2人、女2人)はそれぞれ 赤、青、白、黒と姓に色を持っていました。 つくるも自分にも色がついていたらと思いつつ、卒業後も仲良く集まっていました。 つくるだけが東京の大学に進学しました。 休暇には地元に帰りみんなで集まっていましたが、ある日突然、仲間から絶交の洗礼を受けることになりました。 理由はわかりませんがそれを引きずって年月が経過しました。
そのわけを聞くために3人(一人はすでに亡くなっていました)に直接会って・・・
フランツ・リストの『巡礼の年』という曲集の第一章、スイスの巻に入っている『ル・マル・デュ・ペイ』というピアノ曲のことが作中に出てきましたので、そのCDも買ってみました。 静かな曲で自分ではあまり感動しませんでした。
村上春樹さんの小説は内容がむつかしいものが多いですね。 でも新しい作品が出たらまた読みたいものです。
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