故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

必然性とユーモア(Part3)

2017-04-17 07:31:41 | プロジェクトエンジニアー

絵手紙の題材を探して、家中の面白いを表現していた頃の作品です。


一戦済んで、夜中に起きだす二人です。
私はブログを、妻は店の会計をします。
妻は、殊のほかこの会計が楽しみなようです。

お好み焼きの商売にとって厳しい季節になりました。
冬キャベツから春のものに変わるこの季節です。
ほのかなキャベツの甘みを売るお好み焼きです。
春キャベツでは、甘みが薄くこれまでのようなソースの量では負けてしまいます。
おまけに、美味しいキャベツがとれる量がとても少なくなります。
工夫が必要です。
キャベツの甘みを印象付けるために、ソースの量を減らしてみました。
味が薄くなる分、出汁の量を増やしました。
まずまずの味になりました。冬キャベツに負けない春の味を引き出したい。
同じ値段の春キャベツから、取れる美味しい葉は少なくなりました。
原価をあげていきます。また冬キャベツが出るまでの工夫が続きます。

今日のテーマは、「必然性とユーモア(Part2)」です。
沈思黙考に入りたいけど、話しかけられ中断します。
何々しなければ、こうでありたいと必然性が生まれてきます。
その過程や結果がユーモアとなります。
そして、また話し合いとなります。
お互いの想いをぶつけ合うことになります。
精一杯の結果がそうさせるのです。
一生懸命やっているのは、必然性からです。
それをどう対処するかでユーモアとなります。

以前見た「欽どこ」でのシーンを思い出します。
欽ちゃんが幼い見栄晴に掃除の仕方を教えます。
教えられた通り、見栄晴はごみを箒で集め塵取りに入れます。
次のゴミを集めるために他の場所に移動します。
幼い見栄晴は、集めたゴミをこぼさずに移動しようとしません。
一生懸命な見栄晴は、ちりとりを縦にして、
せっかく集めたゴミをまたまき散らします。
欽ちゃんが、見栄晴を急き立てます。
見栄晴は一生懸命掃除をします。
切りがありません。

一生懸命(必然性)がぺーソスとなり、けなげな可愛さがユーモアとなります。
欽ちゃんがそれを際立てさせ、見ている観客を笑わせます。

話し合いは、時としてののしりあいに変わります。
お互いに自信がなくて不安だからです。
経験があって修羅場を乗り越えた後であれば、
どちらかが冷静に答えるはずです。お互いに未知のことなのです。

その未知に挑戦するのが必然性です。
一生懸命の基がユーモアです。

次回はもっと掘り下げたい。

弔いの 記憶残せと 花火あげ

2017年4月17日

2015年1月30日投稿記事「必然性とユーモア」
2016年6月9日投稿記事「過去を振り返らぬ」
2017年1月10日投稿記事「必然性とユーモア(Part2)」
も参照ください。


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