故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ないものねだり

2017-05-17 04:35:44 | プロジェクトエンジニアー

タイトルは、「美事」の絵です。
何が見事かというと、「長年生きてきてなお笑顔を絶やさず」という点でしょうか。
若い頃から美形であったはずです。
老いても前を見る姿勢が、「美事」です。


世が世なら、やんごとなきお嬢様であった。

もう、「世」ではないのです。
生きるものは死に、次の世代が精一杯生きるしかありません。
「お母さんが生きていたら」と聞きます。
何を甘ったれたことをほざいているのだ。
お母さんは、あなたの心に生きているでしょう。
それで十分です。

私達は、再婚どおしです。
色んな理由から、婚姻届けを出さずにいます。
一緒になって、良いこともあれば反対のこともあります。
「お父さんがとられた」
「娘がいなくなった」
どちらにしても、私達は家族と離れて暮らしています。
自分たちの幸せだけを考えている。
と思われているかもしれません。

「故郷に恩返し」と宣言してブログを立ち上げました。
地域おこしの仕事をしようと、故郷をまた住み慣れた都会を出ました。
まんまの空き家を住めるようにするまで、何カ月要したことか。
請われて来た割には、案外冷たい世間です。
必要と思いカフェを始めました。
老後のための虎の子もつぎ込みました。
あれば嬉しいという店です。

空き家を一軒ずつ再生しています。
「昔はこうだった」ではなく、
「昔からこうだった」と感じてもらいたいから。
私達には、格好の再スタートが切れたように思います。
若い頃とおんなじ努力をしなければなりません。
むしろ、それ以上。

東京に住んでいる頃は、妻は一日中家にいて、好きな手芸をしていました。
ここでは、休み時間を見つけては草取りをして畑を耕しています。
好きな手芸をやる暇がありません。
落ち着いたらきっと始めるでしょう。
今度は趣味ではなく、生きるために。

この辺りの方は、屋敷のまわりや畑のまわりが荒れるのを嫌がられます。
年中、草との格闘です。
ひとつは、恥ずかしいからです。本当は、気持ちよいからです。
草に負けじと闘いながら、少しだけ自分のために収穫です。

スイスは観光立国です。
緑豊かな自然がいっぱいの国です。
同じ緑でも、荒れ放題の「深緑」を観に誰が行くでしょう。
国をあげて、緑を刈りこんでいます。
路の傍には花が植えられていても、草はありません。
競うようにきれいにされています。

東京にいた頃、健康のためと散歩をしていました。
ついでに空き缶などのゴミを拾って歩いていました。
複数のコンビニ袋は、すぐにいっぱいになりました。
今度は捨てるところに困りました。

タイでも散歩をしました。
雑然としていましたが、拾って歩くほど街中にゴミは落ちていませんでした。
朝早く、黄色い安全服を着た作業員がきれいに掃いていました。

話が違う方向に行きました。
今日のテーマは、「ないものねだり」です。
無ければ、自ら代わるものを作れば良い。
待っていても、誰も与えてくれないからです。
戦後物が無く、豊かな環境で勉強もできなかった。
先輩達は、子どもに何でも与えました。
自分たちが出来なかったから。

先輩達の親の世代は、田舎で暮らしている方たちが多かった。
先輩達は都会で暮らしています。
親が残した空き家にてこずっています。
今度は、自分たちの子どもたちが私たちが残した空き家に苦労することでしょう。

母がいなければ、近所の知り合いと友人になれば良い。
どうやら、「与えられ癖」がついているとしか思えません。
私達も同様です。
若い頃、日本は人口密度が高い国だと習いました。
それが今や、空き家だらけです。
田舎では、土地が余っています。
苦労して開墾した畑が山に返っています。

ここに来てよかった。
自らの「ないものねだり」と「与えられ癖」が解消されて行くようです。
ここの生活は厳しい。
でも楽しい。
何をやっても楽しい。
一つは、競争が少ないからです。
何を始めても、希少なことになります。
好きなことが出来ると言っても良い。
でも、誰も何も与えてくれません。
自分がやるしかありません。
これが良いのです。

私こそ 花鳥風月 次の世へ

2017年5月17日
ジャンル:
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