自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

❜17夏,虫の目写真(1)

2017-06-06 | 生物

N公園のメドハギが草刈り作業で刈り払われ,キタキチョウたちに被害が及んだ様子。ここで採集した卵がずいぶんあり,幼虫もたくさんいました。食草がなくなると,結果は自ずと見えてきます・

残ったメドハギでかろうじて蛹を迎えた個体を撮りました。 

 

 

青空が似合う風景だと見て,晴れ渡った日に撮影しました。羽化が近づいていることが窺えます。 

 

きれいな,澄み切った薄緑をした個体です。この色で安全を守っているのです。羽化までにはまだ日を要します。 

 

 

無事に羽化を迎える個体はハッピーです。好天が続き,そのときが近づいています。

 

 

わたしのフィールドワーク観察地で。

 

畔で。 

 

このように自然環境が残されたところでは,たとえ人手が入ろうとも,いのちが引き継がれていきます。

 


チューリップ,採種から実生栽培へ(1)

2017-06-06 | 植物

20代の頃,つまりわたしが理科教師として情熱(?)を燃やしていた頃の話。花と実(種子)の関係について,意外な種子植物を対象にして発芽することを確認する試みを続けていました。すでに記事にしたとおりなのですが,中にサボテンがあり,ユリがあり,はたまたサツマイモありといった具合で,タイトルのチューリップもその一つでした。

チューリップの種子は畑で入手したもの。それを播種して順調に発芽することを確めました。これら一連の試みを通して,花と実につながりについて理解が深まっていきました。

当時を振り返りながら,今,改めて条件を整えて同じ試みをしようと思います。というより,すでに春先から試みているところなのです。それについてこれから,『チューリップ,採種から実生栽培へ』と題して報告を続けようと思います。

まずは,さかのぼることから始めます。

昨秋,知人からチューリップの球根をいただきました。花壇とプランターに植えていたところ,順調に出芽。それが育って花が咲きました。同じ頃チューリップの切り花を知人からいただいたので,そのオシベをプランターの花のメシベに接触させ,花粉を付けました。計画的に人工授粉を行ったのです。

 

4月27日(木)。玄関前で,しばらく目をたのしませてくれた花でした。時季が過ぎ,花弁が散りかけました。

 

 

花壇も同様です。 

 

5月3日(水)。

プランターのチューリップ。子房がすこし膨らんでいるのがわかります。

 

6月1日(木)。

花壇のチューリップが枯れかけました。実が大きく膨らんで,中の様子が薄っすらと見えます。採種できそうです。