口コミで広まったのか、前回の1回目には余ると思っていた10脚の椅子が埋まってしまった。2回目には足らなくなると心配し、クラブ会長が町に相談したところ余っている5脚の椅子が手配できた。直後、町のお偉いさん2人がわざわざ運んできてくれたことに驚き、恐縮するばかりだった。
畳を傷めないようにと、前回の10脚同様、地元の大工さんに椅子の脚に板をはかせてもらった。ところが材料費も手間賃もかかっているのに前回同様「お金はいらない」と言う。
また、板にタオルを巻こうと思っていたところ、会員から提供の申し出があり「家に余っているものだから使って」と言う。
さらには、畳を傷つけないようにと使わなくなったというカーペットを持って来てくれた人が2人もいた。
地元のためなら協力して当たり前という心意気は、我が地区の「無形の財産」だと思っている。また、そういうことが当たり前という雰囲気が、心地よい。
今日、町の保健婦さん指導のもとに2回目が開催された。参加者が、また1人増えた。
<紀州材で作られた椅子>
<脚に板をはかせ、タオルで覆った椅子15脚>
自分自身のこと。
青春クラブ設立以来、事務局兼会計の世話役をさせて貰っていることで心身に心地よい刺激を受け、童心に返って青春させてもらっている。また、今回のような「無形の財産」にも出会い、温かみに浸る機会にも出会う。田舎暮らしは、ともすれば「自然・畑・自分と家族」だけの世界になりがちだが、世話役のお蔭で、良き土地柄のお蔭で、より豊かな田舎暮らしができていると思っている。