くじら倶楽部

くじら姐さんの妄言ブログ♪
マッタリとお楽しみ下さいませ

東風吹かばにほひおこせよ梅の花…

2006-01-25 | 図書室
東風吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春ぞ忘るな

振り仮名がないと読みづらいですネ。
こちふかば においおこせよ うめのはな あるじなしとて はるぞわするな

平安朝の和歌のわりには分かりやすい歌です。
思いを率直に呼んでいると思います。

意味はおそらくこういうことでしょう。

春風が吹くようになったら香りをその風に乗せて送っておくれ
主人がいなくなったとしても春を忘れないでおくれ

菅原道真という人はあの藤原氏が実権を握っていた平安時代に
たいした家柄でもないにも関わらず、宇多上皇の信任を得て
右大臣にまでのぼりつめた人です。
同族同士でさえ足の引っ張り合いをしていた藤原氏が、そんな道真を
黙って見逃しておくはずがありません。
陰謀を企むのは得意中の得意である藤原一族は、一致団結して道真を
あらぬ罪に陥れました。
全くの濡れ衣であっても、申し開き一つさせられないまま九州の大宰府に
左遷させられてしまったのです。
知らせを聞いた宇多上皇が朝廷に駆けつけましたが、御所の門を開けてもらえず
どうする事も出来なかったといいます。
朝廷の中枢にいた人間にとってそれは左遷というよりも
ほとんど流罪に近いものだったでしょう。
源氏物語でも光の君は須磨に半ば配流に近い形で蟄居しましたが
この時妻である紫の上や愛人達は同行していません。
おそらく道真も単身赴任(単身流罪?)だったのだと思います。

東風というのは春になると東の方角から吹いてくる風のことです。

都の香りをその風に乗せて大宰府まで届けておくれ
残していく妻や子の消息を一緒にのせてきておくれ。
屋敷の庭に咲く梅よ。私がいなくなってもちゃんと春になったら
かぐわしい花を咲かせてくれ。
いつか都に帰るときがきたらまた花見をしたいものだ。

都をたつ時に読んだ歌だと言い伝えられています。

結局道真は都に帰ることなく大宰府で亡くなりました。
無念の死であったと思われます。
少なくとも追い落としを図った藤原一族にとってはそういう意味を持った死で
あったでしょうね。
死刑にしなかっただけでジワジワと殺したようなものですから。
怨霊というものが信じられていた時代です。
藤原一族を初め、この失脚劇に関わった人々はみなタタリを恐れました。
道真の死後様々な不幸が都を襲いました。
みなそれは道真のタタリだと信じたのです。たたるものは祭ればいい。
そう考えた貴族達によって道真は死後太政大臣の位を授けられ、
そして神様として北野天満宮に祭られたのです。
タタリ神だったはずなのにいつの間にか学問の神様になってしまったのは
道真が学者の家の出身であり、しかも飛び切りの秀才であったからでしょう。
北野天神の梅は有名ですネ。
昔くじらが京都へ一人旅に行った時境内に一杯梅干が干してありました。
あれはお土産かなんかで売るのでしょうか?


無念の死を遂げた人が死後神様に祭り上げられるのは
日本の歴史の中ではよくあることです。


以上浅学ではありますが記事にしました。
参考文献ナシのうろ覚えですので真偽のほどは保証しかねます(苦笑)















ジャンル:
ウェブログ
キーワード
東風吹かば 日本の歴史 春になったら 北野天満宮
コメント (3) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
« あんまりお薦めではないけれど… | トップ | 暗号解読を試みました。 »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あるじとは (kei)
2006-01-26 02:21:53
私=菅原道真さんのことですね、きっと。

春は、普通の四季の春だったんですね。もっとほかに深い意味があるんだとばかり思っていました。

都の風を運んでほしいという気持ちを歌ったものなんですね。

都をたつときがたまたま春だったのかな?

四季の中で一番春を愛していたのかな?

梅の花ってどんな香りなんだろう。



私昔、よく京都に一人旅してました。京都好きですが、そこへは行ったことありません。境内って場所どこですか。教えてもらえたら嬉しく思います。
境内の場所ですか? (くじら)
2006-01-26 04:29:15
え〜っと、これは北野天満宮の場所なんでしょうか?

それとも境内そのものをお尋ねなのでしょうか?

北野天満宮なら京都の地図を御覧になれば、デカデカと

記されているのですぐ分かります。

さすがに全国にある天神さんの本元だけあってとってもデッカイです。

境内(けいだい)というのは、神社の庭です。

くじらが若い頃プチ家出で京都に行ったときは夏でした。

参道とか拝殿のあたりに土用干しの梅が一杯置かれていました。

にわか雨がふってきて、大急ぎで取り込んでいたのを覚えてます。

梅の花の香りは結構強烈ですよ。

でも、くじらはにおいに弱いくせに梅の香りは好きです。

来月の半ば頃から梅の開花時期です。

お近くで梅の木を見つけて香りを楽しんでみてください♪



ありがとう (kei)
2006-01-26 20:53:08
ちゃんと本文に北野天満宮と書かれてありましたね(汗)自分で調べます。

家の近くに梅林があるので、行ってみようと思います。毎年行っているのに、香りかいだことないので。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。