ゆうさんの自転車/オカリナ・ブログ

飛田雄一の個人的なブログ、オカリナ、登山、自転車のことなどを書こうかな・・・

済州島・城邑民俗村のアジュモニが最高でした

2009-09-30 19:15:43 | ツアコン生活
この記事は、むくげの会の『むくげ通信』236号(2009.9)にかいたもの。印刷版は、
http://ksyc.jp/mukuge/236/hida.pdf 
をご覧ください。


(名ガイドの許成子さん)

 今夏も済州島にでかけた。ヒューライツ大阪(アジア・太平洋人権情報センター)と神戸学生青年センターが共催したスタディツアーのツアコンだった。テーマは、「『移住』の視点からみる韓国・済州島」。3泊4日のスケジュールだ。メンバーはそれぞれにユニークな30名。
 ①8/25海女博物館、「済州島の女性の労働と出稼ぎ」②8/26 4・3平和公園、カマオルム平和博物館、旧日本軍軍事施設見学、③8/27「済州島にくらす移住労働者、国際結婚の家族」済州移住民センターなどを訪問④8/28 万丈窟、日出峰、民俗村等の観光。学生センターは、②④の担当だった。
 最終日の観光で立ち寄ったのが城邑民俗村。以前、学生センターのツアーで一度訪問したことがあるが、その時、「済州島の民俗邑は2つあるが、現在も人々が生活しているすてきな民俗村」と聞いたので立ち寄ったのだ。いまは更に整備されているが、人々の生活の中の民俗村はそのままだ。
 「城邑民俗村は1,500年代の村落の姿がそのまま保存されているところで村人たちが生活風習もそのまま守り伝えられている済州道住民の生活様式をこまかく探ることが出来ます。済州島が行政区域の上3県に分けられた時代、その一つ、旌義県の役所がある村として、済州島東部山間地帯の村の特性が多く残されている。/有形、無形の多くの文化遺産が集団的に分布しており、昔の村の形態と民俗の風景がよく維持されていて、重要民俗資料第188号として指定, 保護されている。/有形文化遺産としては石、粘土、藁葺屋根の300戸余りの伝統家屋を始め、郷校、旌義役所であったイルガンホン、トルハルバン、城趾、研子、昔の役所趾、碑石などがある。」とのこと。
www.e-jejutour.com/main/tour/sungup.htm

 無料&24時間参観可というのだから驚くが、住民のボランティアガイドがすごい。今回のガイドは、その主任?の許成子さん。ぜんぶビデオにとっておいたらよかったと悔やまれるが、一部を誌上で再現してみよう。



(石臼と馬・・・・)

 石臼、馬にひかせるが雄2頭では真面目に回らない。先頭を雌にしたら一日中回っている。人間といっしょだ・・・。

 
(トイレの棒)

 トイレには豚がいる。下でウンコが落ちてくるのを待ちきれない豚が寄ってくる。この棒は、男性用だ。ぶら下がっている2つの玉をウンコと間違えて食べにくるので、この棒で追っ払いながらウンコをしないとえらいことになる・・・。

 五味子は健康にいい。体調によってその5つの味、甘、酸、渋、苦、辛を感じるのだ。(試飲ののち)すっぱかったひと~~~~~、飲みすぎです!!
 五味子は五種ものを混ぜたお茶かと思っていたらちがった。壁にはってあったペヨンジュンの五味子茶は赤かったが、本物の城邑民俗村の五味子は黒っぽかった。ほとんどの人がおみやげに買ってしまった。私も買った。10倍に薄めてのんでいる。味は酸っぱい・・・・・?


(ゆりかご)

 許さんのおかげで、ますます済州島ツーになれそうだ。このゆりかご。働き者の済州の女性が赤ちゃんをそこに寝かせながら仕事をする。中の網は、赤ちゃんがウンコをしたらその下に落ちるようになっているのだそうだ。掃除するときには、赤ちゃんをだいて、ポンポンとしたらすぐに肥料にもなるのだ。
 また、雨水をためる甕(かめ)のはなし。済州島は水が貴重で、水汲みが女性の大変な仕事だが、雨水も利用している。このような甕に集めて、中にカエルを一匹泳がせておく。たくさん泳がすとケンカをするし、糞で水が汚れる。一匹が適当で、そのカエルが生きている水を飲むのである。
 
 許さんは最後に、民俗村保存の意義を説き、五味子、冬蟲夏草、馬の骨を販売する。ここの冬蟲夏草は、屋根の榧(かや?、済州島では茅ではないようだ)を毎年補充し7年目に総入れ替えするときに、そこに生えているのだそうだ。馬の骨は上等のカルシュウムで、愛飲している民俗村の老人は誰一人腰がまがっていないのだ・・・。
 他に大爆笑の話がたくさんあるのだが、下ネタで通信の品位を守るために紹介しないことにする。是非現地でお聞きください。

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