ぺんぺん草

うたごころ*こども・・・語りつむぐことなど

一木一草展

2012-02-01 11:31:58 | 随想
2月1日

 
 今年の年賀状を整理していて、「あっ、今日までや」と思わず口をついて出だ言葉。年賀状兼M氏の水彩画展の案内状を手に、1月26日、まめバスに飛び乗って会場の喫茶店へ直行しました。

 昨年、朝日新聞滋賀版に、著書を出版されたという記事が載っていました。Mさんの展示会はもう何度も開催されてきましたが、画文集として本が出たことは嬉しい限りでした。多くの知人たちが、本のできるのを待っておられたことと思います。

 表紙には、「草花との出会い 本との出会い」という書名と、それを囲むかたちで草花の絵が並んでいます。人との出会いもすてきですが、ふっと目の前に現われた花との出会いも忘れ難い瞬間です。実際に自分の目で見たものは、どんな良いカメラで撮った画像にも負けはしません。その出会いを絵にされて、その時々の想いを多くの図書と繋げて、文章に綴られています。

 その中にムラサキツユクサがありますが、冒頭の写真は我が家のムラサキツユクサです。残念なことに、今はもう姿を消してしまいました。この花に伴う文章は、今、とても心を打つものです。放射性物質に最初に反応し、ムラサキツユクサは枯れていくそうです。常に敏感に世を見つめ、警鐘を鳴らすことができた先人たちを惜しむ文から、Mさんの人柄が伝わります。

 随所になつかしい文章がありました。読書会も今は少なくなったものの一つでしょうか。文学散歩という楽しさも思い出されます。たくさんの図書が紹介されていますが、全て読んでみたくなります。冬ごもりの季節、すてきな読書案内にさせていただきたいと思いました。

 誰もが山に登ったり、花を訪ねることは難しいかもしれません。そんな時、大和未生流の展示会を観られるといいと思います。年一回、秋に、近鉄百貨店草津で、大和未生流の展示会があります。そこでは、自身が野山を歩いているような感慨を受けることができます。素朴で、優しくて、なつかしい、でも凛とした光を帯びた山野の花たちに出会ってみてください。
ジャンル:
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キーワード
ムラサキツユクサ 近鉄百貨店 放射性物質
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