響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

自由演奏会inTMF、ドラムはセッティングに時間のかかる楽器である。

2008-12-09 | 出演!
演奏会当日に起きたことごとをまるごと全部体験してほしい、というような記事になっていてはなはだ恐縮なのですが、こうしてふりかえるとやはり私にはかなり鮮烈な体験だったんだなあと思えてくる。同時に、自分だけ見えていなかったことも、かなり多かったのだろうなあとも思われるわけなのだが。

しかしとにかく、ドラムはセッティングに時間のかかる楽器なのであった。ということはこれまでもさんざん夫に聞いていたのだが、目の前にするとこれがほんとにその通りなのである。

練習スタジオではすでにセッティング済みだし、ライブハウスでもスネアを差し替えるぐらいのことで、かえってエレキのエフェクターなんかのほうが時間がかかったりするけれども、そうなっていてもざらざらノイズが混じったり、スナッピーがどうのというんで調整にはそれなりに時間がかかる。

自由演奏会inTMF

自由演奏会のザ・ドラマー、通称「白たいこ」氏は、もうそんなことはへのかっぱで慣れていらっしゃるので、邪魔にならないように、といいつつやっぱりうろうろしているヒビキと父。

自由演奏会inTMF

どうやら参加者が揃って、パーパーと音だしを始めた頃。ドラムもだいぶ組み上がってきている。

自由演奏会inTMF

いやあ、今まで自由演奏会って演奏者で参加しただけではわかんなかったが、現場はほんとにたいへんだなあ。今回なんかはもう自由演奏会常連さんといっていい人々だったのだが、それだからといって演奏も完璧というわけではないのは当たり前である。そもそも、ではそろそろというわけで「はい」と言いながら杉山さんが指揮に立って第一声が

「誰か、僕の指揮棒知らない?」

みんなが「ちょっと待ってよー」とくらーくなりそうなところで、杉山氏の指揮棒がどこかから出てきて、ほっとするも束の間、

「えーと、今日はホルンがいません」

「えー!」とみんなが唖然としてスタッフの方が急いで譜面を書き換えていると、何曲目かの練習中に、ふと一人のホルンが登場。

いや、これは物事の一例で、こういう次々と降りかかる難儀をなんてことなく進んでいく杉山氏は、私にはまさに水面を歩いていくピーター・セラーズのチャンスのように思われた。

そうする間にも、今日は現場が3つであるからして、ドラムのセッティングはどうするのか、審議続行中、という次第である。

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