HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パートに分けて弾いてみてね

2017年05月25日 | 音楽のツボ
Sさん(大人):
今月から、月2回のレッスンを始めています。
今日は2回目のレッスンで、曲はショパンのワルツ嬰ハ短調。
独習で曲をマスターしていて、レッスンに見えたときはもうすでに全曲、ほとんど暗譜している状態・・・すごいですよね。
ただ、全曲暗譜の弱点は、曲の途中で止めたり、途中から弾いたり、ということがムリっぽいことかな。
弾いていて、「あ、今のところもう一度・・・」とか「〇〇小節目から弾いてみてください」とか言うと、アレ、どうだっけ?みたいになっちゃって、なんか申し訳ない。。。
だって、さっきあんなに流暢に弾いてたのに、区切った途端に迷子になっちゃったりするもんだから。

曲を丸ごとひっくるめて覚えていると、暗記したように見えて、実はあいまいな「イメージ」だけしかおぼえてない、ということが多いものです。
それを防ぐためには、パートをひとつひとつ、分けて弾いてみることが有効です。
「パート」っていうのは、単に右手と左手っていうことじゃなく、楽譜の中に組み込まれているソプラノ、アルト、テノール、バス、などのパートのこと。
ピアノ楽譜なのに、そんなのあるの?って思いますか? 
あるんですよ、これが。
どこにどのパートがあるか、自分で見つけられればいいですが、わからない人は先生に聞いてみてくださいね。

そう、ピアノって、ソロ楽器でありながら、ある意味 ソロではない。
実はオーケストラ全体のパートを、一人で兼任してる。
・・・という表現が正しいかも。

パートに分けて弾いてみると、今まで気づかなかった ベースラインや 細かいニュアンス、内声(ないせい)の流れなどが、はっきりと浮かび上がってきます。
右手と左手を別々に練習することは、みんな普通にやってると思いますが(え、やってない?ダメだよ、やってね。)、もうひとつ踏み込んで、「パート分け」、ぜひやってみてください。
あなたのピアノの音色が、格段に変わってくるはずです。

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