HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Mちゃん アイネ・クライネ・ナハトムジーク

2016年01月14日 | クラシック曲
Mちゃん(小5):

「小・中学生のためのクラシック曲集」の中から、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のピアノアレンジになったものを弾いています。
Mちゃんは基礎テクニックもかなりついて、小柄な体のわりに手も大きく広がるようになったので、この「弦楽合奏」の曲を弾いても しっかりそれらしい演奏ができていて、聴いていると「ホホゥ・・・」という感じになります。

この曲集には、小学校や中学校で「音楽鑑賞」の時間その他で耳にするような有名曲が、短いピアノバージョンにアレンジされてたくさん載っています。
その中にあって、この「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は 別格の格調高さを醸し出していて、さすがモーツァルト!と改めてびっくりです。
冒頭のオーケストラ全体での重厚な和音、そのあとに続くヴァイオリン群の繊細な流れ、そして細やかに刻まれるリズム。
なんというか、ほかの曲とは全然違う品格と重厚さがあり、もうー、優雅な宮廷のサロンが目に見えるような堂々たる音楽ですわ。
たまにはこんな純クラシック音楽を弾くのもいいもんだね。
だけどその代わり、モーツァルトの曲をモーツァルトらしく弾くには、いつものヒバリ先生には珍しく、うるさい注文やダメ出しがいっぱいになってしまいます。

たとえば冒頭のフレーズひとつ弾くだけでも、
「スタッカートに気をつけて、短くきって弾いてね」
「全部切っちゃダメ。最初の音にはスタッカートついてないでしょ。」
「あー、それじゃ長すぎ。ダラけてる。充分音を保ち、なおかつレガートにならないように 一瞬はなす。こんな感じ(と手本を弾く)」
「うーん、ちょっと短いな」
「よしっ、そのくらい」
・・・と、なかなかOKが出ない。
だけど、いい加減に弾いたら全然この曲の良さが出せないので、面倒でもきちんと「本物のタッチ」で弾けるようにがんばってもらいたいです。
そして、Mちゃんは その細かいダメ出しに一生懸命ついてきてくれるので頼もしいです。
Mちゃん、本物のモーツァルト音楽を再現できるように、がんばろうね。


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