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セルフ設置の薪ストーブの床暖房 vol.5

2011-02-02 | 薪ストーブ
さて、発覚した問題とは?

薪ストーブを使うことが初めてだったので、
燃焼状態が良いか悪いか、ドラフトは良好かなどなどわからなかったのですが、
風の強い日、なかなか火がつかきません。
試行錯誤してみて思ったことは、炉内に煙が充満して火がつかないということ。
ドラフトが弱いのかなぁと思いつつ、高橋さんに電話して聞いてみます。
すると、やはり煙突が短いため(基本4.5mは必要だが、我が家は4.2m)ドラフトが弱いということ、
さらに、屋根面からの煙突の突出部分が低いため(このときで1.6mほどでした)、風のある時に風圧帯に入ってしまっているのでしょうとのことでした。
煙突には369の法則があるそうで、我が家はカネ勾配のため、
屋根面から3.6mも高くする必要があります。

ネットで拾ってきた説明によると、
まず、煙突自体の長さ(高低差)ですが、4.5m以上必要です。
煙突の吸い込みの強さ(=ドラフト)は、その高低差に比例します。極端に短い煙突はしっかりと煙を吸い込んでくれないので、薪ストーブを快適に使用するうえで、この程度の長さは確実に必要となってきます。
次に、屋根と煙突の位置関係です。屋根面より煙突を高く伸ばすのは当たり前ですが、どこまで高く伸ばすか、という部分についても注意が必要です。
というのは、万が一の煙道火災を想定して、ということもありますが、それ以上に風の影響を考慮してのことです。
一般に、屋根のような形状の障害物に風が吹きつける際、必ず「巻き風」が生じます。また、屋根面にぶつかって風が押されることもあり、屋根の上には、風が吹くたびに風圧帯と呼ばれる一時的に気圧が高い帯状の層が発生します。
その風圧帯が煙突のトップにかぶさってしまうと、煙突内部や室内の方が格段に気圧が低いので、風が煙突から一気に吹き込むことになります。そうなると、煙は全て押し戻され、室内に逆流する結果となります。
幸い、風圧帯ができる範囲というのは屋根面に対しておおむね決まっていますので、屋根面より煙突を立ち上げる際は、その範囲より高く立ち上げてやれば逆流を避けることが出来る、ということになります。
その高さを、薪ストーブ業界は「3・6・9の法則」と呼んでいます。
まず屋根面より煙突を最低90cm立ち上げる/煙突から水平3mの距離に屋根面がくる高さを割り出し、そこからさらに60cm以上煙突を高く伸ばす(水平3m以内に棟がある場合は棟から60cm以上)、というものです。ちょっとややこしいですが、5寸勾配の屋根の場合は、煙突は屋根面から2.1m立ち上げればよい、ということになります。
以上が煙突の長さに対する原則ですが、特に風圧帯対策の「3・6・9の法則」を馬鹿正直にやると、例えば屋根がカネ勾配(45°傾斜)の場合、実に煙突は3.6mも立ち上げなくてはいけなくなります。

ということなのですが、チムニーの高さが決まってしまっていたので、煙突が短くなってしまっていたのです。
しかし実用として使っていくわけですから、そんなこと言ってられません。
とくに我が家のある蓬莱山の麓は風が強く、風対策が甘いと薪ストーブを主暖房で使えません。
とうわけで、煙突を延長することに。
延長分の部材を高橋さんに送ってもらい、角トップの天板を煙突が貫通する穴をあけるためにジグソーをのださんに借りました。
せっかくカッコよくできたと思っていたチムニー。

MAKOも悔いていましたが、僕の設計ミスです(泣)。
仕方ありません。

まず角トップの天板に貫通穴の墨付け。

ジグソーにステンレスカット用の刃をつけて、切っていきます。




次に煙突延長です。
最初に500の煙突。

それに角トップ天板をかぶせて、

さらに1000の煙突にトップをつけます。
角トップ貫通部分にコーキングして完了。


さて、気になる外観はというと。

近景はいかにも短かったので足しました的な・・・

肝心の遠景は。

これも足しました感でてます。

角度を変えると

おっ、ええ感じ?

と自分を納得させて、あとは燃焼状態が改善されているかです。

つづく


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