酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

逃避めし

2017-12-18 | こしらえた話。
今やらなきゃならないことがあるのに、なぜか違うことに没頭してしまう。
たとえば、試験勉強をすべき時に、なぜか部屋の掃除を始めたり。
ありますよね、そういうの。

この言葉を言ったのは、漫画家の吉田戦車さん(「伝染るんです」などで有名。私も大ファン)。
彼は締め切りに追われているときほど、台所に立ちたくなるということで、そんなときに作った料理を本にしてしまった。かなり自虐的である(笑)

かく言う自分の日曜日。
やばいな。仕事しなきゃ。今日丸一日かかるな。

というのに、


なぜか昆布の佃煮を作る。

出汁を取った昆布を捨てずに、洗って冷凍しておいたものを使う。
全然、今やらなくてもいいのに、昆布がだんだん貯まってきたのが近頃気になっていたもので。
さっと炒めたら、酒・みりん・砂糖・醤油を加えて、ゆっくり味を含ませる。

ゆっくり? おいおい、そんなヒマあんのかよ(笑)

で、その後、ちょっとは仕事をすすめたのだが・・・
無事、仕事を完遂したとき、夜、なにも食べるものがなかったらひもじいだろうな。

そんなことが心配になって、いそいそと仕込んだ高野豆腐と鶏ゴボウの煮物。



ほんと、なんででしょうね。
ついでに、靴磨きを一足(笑)。よほど逃避したいんだろうね。


で、日付が変わった頃、はれて晩御飯。
先の画像がその時の酒肴となった。

なんで、食べることには、こんなにまじめになれるんだろう。
逃避することは、まずない。

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