雨の記号(rain symbol)

ケイの歌声、未だ100㌫の開花ならず(Lovelyz)






ケイの歌声、未だ100㌫の開花ならず(Lovelyz)
Kei's singing voice has yet to bloom 100% (Lovelyz)



Lovelyz、第1回韓中国際映画祭オープニング舞台に上がる

ガールズグループLovelyzが第1回韓中国際映画祭の華やかにオープニング舞台を飾った。
 Lovelyzは今月16日、漢陽大学オリンピック体育館で開かれた韓中国際映画祭のオープニング舞台に上がった。今回のイベントに参加したLovelyzは、最初の重要な場にオープニング公演をすることになって光栄とコメントした。Lovelyzはキュートなルックスだけでなく、歌唱力でも認められているアイドル。
 韓中国際映画祭の関係者は「オープニングを構成するときLovelyzのポジティブなエネルギーが今回の映画祭に活力を吹き込んでくれるだろうと感じた。舞台で楽しむことを知っているLovelyzに期待してほしい」と伝えた。

 第1回韓中国際映画祭は今月16日の短編映画祭を皮切りに、午後6時から文化レッドカーペットと共にフォトウォール、インタビュー、授賞式が行われた。この授賞式はMBC PLUS、韓国経済TVなど20チャンネルを通じて放送された。
(K-POPニュースより)



 
 K-POPガールズの生存競争は厳しさを増している。
 しかし成功への夢と希望も膨らんでいる。
 2~3年前まで、勝ち組と負け組の区分はしやすかった。いつも歌謡ステージに登場して沸かせているガールズは勝ち組、いつの間にか姿を見なくなったガールズは負け組だった。
 この頃の傾向は少し異なる。様々の活動を通してボーダーライン上にひしめき、勝ち負けが見えなくなってきているグループが増えてきた。
 勝ち組はどうかというと、少しの入れ替わりはあれど同じほどの数が人気の座を保っているかもしれない。
 ただ、海外人気を含めたK-POP市場のふくらみにより、勝負の分かれ道となるボーダーラインに多くのグループが集まるようになった。
 つまり、膨らんだ市場分はボーダーラインに滑り込んだ。裾に濃淡の厚みをつくった。そこがグレーゾーンになり踏み込みやすくなった。
 一本の細い線で区切られたボーターラインはそこまでが厳しく遠く感じられる。しかし、濃淡のあるグレーゾーンに変われば段階と夢と道筋が生じる。
 これまで存在感のなかった弱小事務所が練習生を抱えて元気になってきてるのと無縁でないかもしれない(音楽で成功を夢見る若者を食い物にする悪い奴も出没してるようだが)。


 Lovelyzはボーダーラインからほんの少し首を出している。人気も安定も低いレベルに留まっている。
 韓国はむろん、日本でもコンサートを開催できるほどの人気を持つから勝ち組には違いない。だが、カムバックしても歌謡ステージ活動期間で戴冠の栄誉になかなか預かれないでいる。カムバックは常に有力グループとぶつかり合うので、それで人気がないとは言えない。だが、せっかくの機会を逃し続けているのは痛い。TV歌謡ショーで1位を取れば、ユーチューブ等を通じてすぐ世界のK-POPファンが知るところとなる。
それが彼女らをぼんやりと活躍してるイメージに留めている。
 ケイというすばらしい歌唱力のボーカルを持ちながら、どうしてボーダーラインからやっと首を出してる程度のグループに留まっているかが不思議でならない。
 ケイはいろいろの音楽を歌いこなせる器用さがあると見ている。いつかベスティのユジとコラボしてるステージを見たが、代わり映えしない歌唱力のユジに比べ、ケイはLovelyzの時とはまるで味わいの異なる歌唱を披露して印象的だった。
 ケイの透明感のある歌声がLovelyz浮上の鍵を握ってるのは確かに思える。ベイビーソウルやスジョンの歌声では従来のイメージと変わらないかもしれない。誰かケイと相性のいい歌声を出せるメンバーはいないのであろうか。地声でなくて一人くらいは歌い方を変えるとか工夫して作り出す歌声があってもよさそうだ。
 だいぶ力は発揮されてきているが、まだぜんぶではない。
 次回カムバックでは彼女の歌声が生かされ、Lovelyzにとって100㌫の輝きと魅力を放つ楽曲が生まれてきてほしいものである。


コメント一覧

諫早
 仰る通り自分も“April Story”はあのパフォーマンスに歌唱力を加えるとApinkになると思いました。ウンジ同等の楔が一本打ち込まれていたら、彼女らなりの道筋をつけられたと思いますが、いささか貧弱でした。ビジュアルもダンスも揃っているので、歌唱力に磨き(二人くらい)をかけるのが急務のようです。高校野球並みのステージを続けていたら早晩沈没してしまいますから…。

 (1)~(3)に(補足)を加えた分類はまったくその通りだと思います。
 [3] ヨーロッパ的凝った楽曲 & progressive 型: ~に分類された(LOVELYZ、Oh My Girl、April等々)は、歌唱とパフォーマンスが繊細な分、大きい会場による合同ステージでは他グループに遅れを取ってしまいますね。
 K-CON2017LAでのOh My Girlのステージを見て、それをつくづく感じさせられました。
 大きい会場はお祭りのドンチャカみたいな線の太い音楽と派手なパフォーマンスの方が有効なようです。
 KCONLAでのステージですが、Oh My Girlの音楽のよさは大観衆の歓声にかき消され、ほとんど伝わっていないように見えました。
 アリーナクラスでやれれば聞こえはいいしステータスもあがるんですが、ホールクラスの単独コンサートの方が(3)グループには一番合っているかもしれません。すなわちトップグループは時流に巻き込まれるより、(3)グループはその下の位置で長く活動を続けられたら成功ということになるかもしれません。
 今、その位置で奮闘してるのはEXIDです。いつでも出陣できる魅力は独特ですね。ソルジ(メインボーカル)の体調が万全ならEXIDはもっと活躍できそうなグループですね。

POPS PLAYER
三種に分類され得るKPOP.GG
 少なくとも2007年以降のKPOP界のGGにつきましては、一般的喝采度の順に、次の三種に分類され得るでしょう。
[1] 歌謡曲の王道 & 大衆的喝采 型: Apink、Gfriend、Twice 等
[2] アメリカ的クラブカルチャー &「音楽のリズム化路線」型: 2NE1、EXID、Blackpink 等
[3] ヨーロッパ的凝った楽曲 & progressive 型: LOVELYZ、Oh My Girl、April(半熟) 等
[補] 両刀づかい型: KARA、少女時代、Sonamoo(補欠) 等
  端的に申しまして、[1] が最も売れ、人気が高いのが現状ですね。([1] での私のいち推しは、Apink) [2] がそれに続きます。なにしろ、韓国内では、周期遅れでクラブカルチャーが隆盛を誇っている実態があります。([2] での私のいち推しは、EXID) そして、凡百の音楽チーム・グループには容易にはつくれない 凝った&progressiveな楽曲を展開する「ヨーロッパ型」は、KPOP.GG界においては押しなべて [1]・[2] の後塵を拝する情況にあります。――私はもちろん、[3] を最高評価します。
  年季の入った 或るKamiliaさんの次の言葉が印象的でした。「もしAprilの名曲“April Story”をApinkが歌っていたならば、1位を取れていたと思います。」
  Oh My Girlも、代表的には Andreas Öberg等のスーパー・ミュージシャンが付いたりして ‘北欧progressive’ な凝った音楽を展開してきていますが、KPOP界では ‘場違い’ な感を免れないでしょう。そのためか、一度も1位を取れていません。
 [3] に挙げた3GGでは、LOVELYZ だけは民放の The Show で1位を獲得しましたが、KPOP界の一般的現状の中では、楽観できない立ち位置にあることは事実でしょう。(逆に、ヨーロッパでは、――かつて KARA もそうであったように――相当評価が高い。)
  KPOP界ではしんどい立ち位置と初めから百も承知で、私は真っすぐに [3] を応援し続けます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「K-POPガールズ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事