ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

お伊勢様・ナルガミ様・オハンネ田/多賀城市

2016年01月28日 23時26分56秒 | 多賀城の散歩道
消えた田んぼの小さな森/多賀城市山王
以前上記のタイトルでUPした記事ですが、多賀城市史の中で、合致する内容のものがありましたので、タイトルを訂正し、記事に追記しました。


田んぼの真ん中に小さな森があり、そこには小さな祠や神社が鎮座していることがある。
広い田んぼの真ん中にあれば邪魔にも見えるが先祖代々守られてきた聖域だと思う。
東北のどこに行ってもこのような風景はよく見かけられる。

田んぼの中に木々が数本生えた小さな森が。ここは「年の森」といわれ、神様が鎮まるところなんだそうです。
また、屋敷神ということも、神格としては農耕神・祖先神と同一の起源を持つ神だと言われています。
山林に設けられた祭場は当初は祠などではなく、祭祀のときのみ古木や自然石を依代として祀ったものだったとも言われます。

つい先日まで、ここも大事に木が茂っていました。
上記の写真は今年の11月5日に撮影したもです。左奥に小さく見える森は「南宮神社」です。
以前の記事をご覧ください内容がわかります。  「南宮神社」
読んでいただいてわかったと思いますが、こんな小さな神社でも「伝説」が残されています。

ここが残っているのは何か理由があるのではないかと11月に訪れた時の写真でした。
中の様子はこのようになっていました。





ただ石だけが残っていました。 たぶん祠が祀られていたのではないでしょうか。

そして、一月後たまたまここを通りました。  エッ!!!!!

無くなっていました。



何故でしょう。住宅地にでもなるのでしょうか? この土地に災いは起こらないのでしょうか??

気になるところです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまでが、以前の記事です。

下記の地図の位置関係を見ると関係があると判断できます。




お伊勢様

南宮の街並みの北側の上南宮の水田中に岩の小祠があり「お伊勢様」と呼ばれている。
某家の者が伊勢詣りの折勧請したもので、のちにその家の者が祠を屋敷内に移したが、そのサワリで不幸が続き再び元の地に復した。

そこでこのお伊勢様はどこにあるのか考えた。 地図で探していると、南宮の街の北側(上南宮)のJAライスセンターの地の住所が「伊勢」であることがわかった。
その隣が、小さな森があったところです。
もしや、サワリを起こした祠はここにあったのではないのかと考えたわけです。
その後、壊す前に南宮神社に移動させた可能性もありますからね。

神様は移動させない方がいいと聞きます。家の神棚も場所を買えない方がいいようです。
我が家を解体し新築で新たに神棚を作った時は、総社宮の宮司さんに来ていただき古い神棚の「神抜き」をしていただき、新築の後新しい神棚に「神入れ」をしていただきました。


ナルガミ様

南宮の色の御前社(南宮神社)の西方の水田中の一角に柳の大木があって、その根元にナルガミ様の祠があった。 日照には社地で火を焚き雨乞いをした。 柳が水田を日陰にするので伐り倒したが、倒した者はその祟りに遭い、十日ほど床に就いたという。

地図を見ると「鳴神」という地名が目に入った。 この辺りに祠があったと思われる。
そうすると、伊勢と鳴神の地が近くどちらかが、消えた小さな森なのかもしれないとも考えたわけです。


オハンネ田


南宮の戸仮谷地に「オハンネ田」と呼ばれる菱形の小さい水田があり、耕作には不浄を入れず、収穫された米は色の御前社のオハンネ(洗米)に供えられた。 また同所に「ボウフリ田」と呼ばれる田もあり、この田にも不浄を入れることが戒められているが、その他はつまびらかではない。





夜泣き地蔵と日吉神社については次回



 
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12 コメント

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驚きです! (かにちゃん)
2015-12-03 14:32:10
祠さん・・無くなってしまったんですか・・・。
こちらにも、田んぼの中に小さな森と祠さんがあります。
それぞれ、伝説が有り(近所ではドンガン伝説)
祠さんの主を鎮める行事が行われます。
とても大事にされています。ちゃんとやらないと子供に災いがおきるとされています。
かにちゃんへ (ひー)
2015-12-03 15:26:46
そうでしょう。
ヤバイですよね。
昔だったらその土地に疫病が流行ったり・・・・
ちゃんとお祓いしたのでしょうか?
何がそこにあったかはよくわかりませんが、昔からそこを残していたのには理由があるはずです。
残念です。
こんなになってたのですか! (酔漢です)
2015-12-15 11:57:02
ひーさん。こんにちは。驚きました。
「南宮明神」「紫明神」と呼ばれていてわけですよね。
「金山彦様」は何処へ行かれたのでしょうか?
酔漢さんへ (ひー)
2015-12-15 13:41:15
そうなんです。「金山彦」がどこにあるのかまだ見つけていません。山王にあると思うのですが。
だからあの辺を通るときはキョロキョロしています。
Unknown (鈴木新津男)
2016-01-01 08:46:32
ほ場整備事業の準備のため伐採したと思います。
鈴木新津男さんへ (ひー)
2016-01-03 10:27:50
情報ありがとうございます。
まぁ、道路整備や区画整理で多賀城も随分変わりました。
ここの道路で画期的に交通の便が良くなりました。
多賀城市史の民俗編を読むと色々な災いから人々を守ってきた祠やお堂の伝説があちこちにあります。
人の都合で大事なものまで壊していないかと心配なだけです。今までここを残してきた理由があるはずです。
あらら。 (りひと)
2016-01-29 09:46:38
過去のプログで出会ったところでしたが、またその先が最近なのですね。
いつの日か行きたいと思っていたのに。
残念です。そして怖いです。というかかわいそう。利益なのか都合なのか?そこに執着する気にならないにかしら?災いが起こり少しでもと残していたはずの地。地元では多分言い伝えや実害でも残す意向はあるはずですよね。なのに~。
土地を守るって本当難しいですね。その土地にお金や利害に流されない信念を持ち土地に対する本物の愛情を持った方が地元の意見を踏まえて土地を守る事が大事に思います。多賀にも必然的にあらわれるのでしょうね。2625
鳴神 (inehapo)
2016-01-30 11:30:30
ぽっかり穴があいたような風景ですね。
このような場所があったんですね。残念。残してほしかった・・・

私も鳴神という地名は気になりましたが、以前、宮床にある鶴ケ峯八幡神社が、元は賀茂明神で諏訪神を勧請したと聞いたことがあり、宮床風土記に1700年頃、境内社が鳴神賀茂明神で、式内社が須岐神社と伝わるとありました。
詳しいことはわかりませんが、この鳴神と関係あるのかな?と思いました。
若佐姫命。 (綱永井寵生)
2016-01-30 15:06:29
ひーさんのブログ記事から何れ参拝に行きたいと思っていましたが、若佐姫の名前に引っかかって躊躇してました。

伊豆佐比売、湯津佐姫、若佐姫等々、それぞれ「佐」の字が付く幸神の神社は怖さがあります。正直、祟りがあるのではないかと思っていました。

最近、滋賀県のブログ友の柚子房さんから幸神信仰の話を聞いて調べているところですが、塩竃神社も幸神信仰の神社の様です。

滋賀の柚子房さんを連れて伊豆佐比売神社に参拝した時は何も起きず、清清しささえ感じました。

その後、安心して瀬織津姫の著書を持つY氏と女性ヒーラーを連れて行ったら、二日後にM木材本社全焼に遭遇しています。

幸姫は瀬織津姫によってカムフラージュされている気がします。怖さを感じます。油断できないと思いますが、この状況は心配ですね。

りひとさんへ (ひー)
2016-01-30 20:51:33
気になっていたので、市史を何度も読み返していました。
どうも、鳴神とお伊勢様の話に重なる部分が多く。
再度追記することにしました。
inehapoさんへ (ひー)
2016-01-30 20:55:43
情報ありがとうございます。
「鳴神」については、今まで知らなかったと思います。
時間が取れたら、今度宮床に行ってみます。

綱永井寵生さんへ (ひー)
2016-01-30 21:40:15
あの火事は3年前のようですね。
歴史は繰り返す??? サワリでしょうか?やはりあの神社は不気味です。 格式はあるのですがね。
そもそもここの色御前が居たところですからね。
同じような話が利府にあります。
「流れ八幡」や「泥八幡」と言われていますが、女神ではないようです。
やはり大津波で流されたご神体です。 yahooで泥八幡で検索するとトップにでてきます。

女神は謎めいて怖いですね。

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