ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

喜太郎稲荷大明神/多賀城

2013年04月11日 14時07分14秒 | 多賀城の散歩道

別名天童神社、喜太郎稲荷とも呼ばれる天童氏の守護神。天童氏が出羽国天童にいた頃、喜太郎という足軽に窮地を救われたという伝説が残されています。







「喜太郎稲荷大明神由来」

天正十二年十月十日(1584年)
天童城主頼久公最上義光に攻略され落城草刈将監等と関山峠を越えんとしたが暗闇の為難渋す
その時喜太郎と言う忍者現れ灯を点し愛子迄道案内をつとめてくれた
以後生命の恩人として天童家の氏神として祀る









「神様になった足軽」

八幡2丁目地内にある不隣寺の北隣りに天童神社が建っています。典型的な流れの社殿で、喜太郎神社とも呼ばれています。神社の由来は、つぎのように伝えられています。

初代天童城主里見頼直(天童氏の祖)の家来で喜太郎という足軽が殿様のおともをして京都に行った時のことです。
途中の福島で左近という旅人と知りあいになり、お互いにうまが合ったのか、すっかり意気投合し、愉快に旅を続けていました。
京都も近くなったある日のこと、左近は、「京都の伏見稲荷に参籠し、免状と如意宝珠をいただき、方便の力で変幻自在の秘術を身につけるのだ」と、旅の目的を語って聞かせま した。
この話を聞いて、喜太郎も、自分も秘術を身につけようと、心に決めました。
京都での用事を無事にすませ帰国することになったとき、殿様に、左近にことを話し、自分も修得したいので許して欲しいと願いました。

翌日、2人そろって伏見稲荷に出かけました。
社前にぬかずき、願いを心のなかで念じていますと、衣冠束帯に正装した白髪の老人が現れたので、こもごもご願いの筋をのべました。 熱意のこもった2人の話しを聞き終わった老人は慈愛の目でうなずきました。
厳しい修業の終わった日、見事に免状と如意宝珠をいただくことができました。
山形の天童に帰った喜太郎は早速このことを殿様に申しあげました。
殿様は非常に感心され、「以後わが天童城の守護神にしようと言われ、倉津川の狐崎に神社を建て万年堂と命名しました喜太郎は生神とされたのです。

代が変わって九代城主頼澄のとき、山形城主最上義光との仲がこじれ、とうとう戦になりました。
戦は天童側に不利に展開し、天正十二年(一五八四)遂に落城し、頼澄は重臣たちをともなって、関山峠をこえ宮城の国分氏を頼って落ちのびることにしました。 しかし、関山峠にかかるころ日はとっぷり暮れ、一寸先も見えぬ暗やみに大変困りました。
頼澄が心の中で一心に喜太郎稲荷を祈っておりますと、突然喜太郎稲荷が現れ火をとも して道案内をしてくれました。
おかげで一行は、無事愛子に落ちのびることができたということです。 頼澄は、その後伊達正宗に仕え仙台の片平丁に上屋敷、多賀城の八幡に下屋敷を拝領するようになり、姓も里見から天童とかえました。
そして、慶長のころ喜太郎神社を山形天童から勧請したといわれています。

                                   「多賀城市ホームページ:旧版」

それは、戦国時代。

里見頼直が舞鶴山に居城を築き、天童氏を名乗ったのが1375年。その後、天童氏は209年間にわたって天童一円を治めていました。1584年、最上義光との合戦に敗れた10代城主頼久は、母方の実家であった国分氏を頼り、家臣たちと現在の多賀城市八幡地区へと移り住みました。その後、天童氏は伊達政宗に厚遇され、多賀城一帯で最大の家臣になりました。

現在も、天童氏や家臣の子孫の方々がこの地域に数多く暮らしています。

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3 コメント

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天童神社 (酔漢です)
2013-04-14 19:27:06
別名があったのですね。と言いますか、よく鳥居を見てなかった証拠なのでしょうか(汗)
ここも自転車コース。
住宅が多くなっていることに本当に昔だったんだなぁって思います。
そうですよね、私が高校生の頃の話しなんですから。
その看板あったかなぁ・・・。
酔漢さんへ (ひー)
2013-04-15 20:22:16
ここには昔、無かったかも?
と言っても私が分かるのは幼稚園のや頃の話しですからね。
この地区に天童家住まい後子孫の方が住んでおり氏神様にしているようですね。
ひーさんへ (テントです)
2013-04-15 20:49:06
今度は、堀籠大明神をお願いします。

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