映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが……禁煙しました。

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五十嵐貴久 「安政五年の大脱走」

2011-02-04 10:54:10 | bookレビュー
五十嵐貴久?

ん?最近なんか読んだ作家だったなぁ〜

と思っていたら…

パパとムスメの7日間」を書いた同じ作家さんでした。

(「パパとムスメの7日間」のレビューはこちら⇒http://blog.goo.ne.jp/hi-lite2974/e/80306b5d9619576cbf5b9de06cf5d590

へぇ〜〜時代劇も書いてるんだ?

面白そうと思い、読んでみました。



http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=201199

【あらすじ】
若き日の井伊直弼には隠れた恋があった。
部屋住みの鬱屈した時代、南津和野藩主の養女・美蝶を知り、ひと目で恋に落ちたのだ。
だが部屋住みの何の力もない男にとって適う恋ではなかった。
直弼は悔し涙を流し、それですべて終わったはずだった。

それから二十四年後の安政五年、井伊直弼四十四歳、幕府大老職として絶大な権力を握るようになったある日、江戸城からの下城の途中、美蝶そっくりに成長した娘・美雪を見かけ直弼の恋心は再燃する。
美雪を側室にと南津和野藩に話を持っていき、これを断られると、とんでもない暴挙に出る。
無理矢理謀反の疑いをかけ、南津和野藩士五十余名と美雪を捕え、四方を切り立った崖に囲まれた擂り鉢状の山頂に幽閉
藩士を人質に再度、側室の話を持ちかける。

刀を奪われ、竹矢来で阻まれ、鉄砲を持った彦根藩士に見張られ、八方塞がりな状況に絶望する南津和野藩士。
だが南津和野藩士馬廻番絵図奉行・桜庭敬吾の提案が一筋の希望を与える。
閉じ込められた小屋の下から密かに穴を掘り脱出しようと。
こうして南津和野藩士たちの権力に立ち向かうための脱出劇が始まる。




まさに映画「大脱走」を時代劇に置き換えた話。

エンターテイメント、娯楽としては良く出来てるンじゃないでしょうか。

ラスト、美雪姫の脱出は若干荒唐無稽ではあるけど(^m^:)b



作中、主人公桜庭敬吾の一節…

「どんなに高い地位におられる方でも、どんなに力がある方でも、人の心を力で踏みにじるようなやり方は絶対に間違っていると、我らはそう信じております。」

そうなんですよね。

力ずくで人の心は支配できない。

ましてや女性を自分の言い成りにするため脅迫するなんて…

どんだけ偉くても有り得ません。

そういった物語。
ジャンル:
小説
キーワード
五十嵐貴久 津和野藩主
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