映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが……禁煙しました。

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樋口毅宏 「さらば雑司ヶ谷」

2012-02-18 14:45:01 | bookレビュー
http://www.shinchosha.co.jp/book/138251/

【文庫帯】
小説界のタランティーノ現る!!
読者の脳天を撃ち抜いたこの10年で最大の問題作、ついに文庫化!!

【内容紹介】
中国から久しぶりに戻った俺を出迎えた友の死。東京、雑司ヶ谷。大都会に隣接するこの下町で俺は歪んだ青春を送った。町を支配する宗教団体、中国マフィア、耳のない男……。狂いきったこのファックな人生に、天誅を喰らわせてやる。エロスとバイオレンスが炸裂し、タランティーノを彷彿とさせる引用に満ちた21世紀最強の問題作、ついに文庫化。脳天、撃ち抜かれます。


小説界のタランティーノというだけ、確かに読んで感じたのはタランティーノ監督の映画「キル・ビル」を観たときの感じ、そのもの…

正直、私の好みではない。

とくに主人公・大河内太郎が中国で体験した出来事の描写や

主人公が捕えた米屋の定に対するリンチの場面

主人公と幼なじみの雅子との情痴シーンなどなど



でも、ここまで表現できる事に、好きな人は好きなんだろうなぁ〜と思います。

本書の解説をした町山智浩さん、水道橋博士なんかの解説を読むと、そのあたりは十分に感じます。



それにまぁ私自身、同じように感じてる部分もあったりもしました。

本書58pから59pの一節

>「これだから東京の田舎者は困るよね」
思わず「なにぃ」と、過剰に反応したのはウメ吉や角井だけではない。地方出身者よりずっと渋谷や六本木や銀座といった「大東京」に暗い雑司ヶ谷出身の人間は、都会へのコンプレックス……
うんぬんといった部分

東京の外れ、赤羽で生まれ育った私自身、大学のとき、地方からきた同級生より東京を知らなかったし

なんで他所からの人たちの方が詳しいのか?

そういった部分は雑司ヶ谷出身者だけじゃなく、東京の田舎者はみな、そうそうと思える。



そして巻末の謝辞で挙げられている数々の作品へのオマージュ

それも判ります。

判るンだけど…

では実際、本作「さらば雑司ヶ谷」は何を伝えたいのか?

荒唐無稽なアクションバイオレンス小説として単純に楽しめば良いの?



ん〜〜〜〜水道橋博士は本書で読書の楽しさを教えられたらしいですが

逆に小説を読むことに、くだらなさを感じてしまう人も出てきやしないだろうか?

そんな風に思ったりして…



私はお薦めしません。



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ジャンル:
小説
キーワード
水道橋博士 バイオレンス オマージュ キル・ビル
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